WISK、第6世代を発表 

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

先日、WISKが第6世代の4人乗りのUAMを開発したと発表しました。

第6世代のeVTOL機

WISKの親会社であるキティーホークは、先月、会社を整理すると発表

しました。ボーイング社との連携を主体としたWISKに注目が集まって

いる中の今回の記事です。WISKの発表によりますと第6世代の航空機

(eVTOL機)について具体的な内容の発表です。

これは、世界初の自動飛行、全電動、4 人乗りの垂直離着陸エア タクシー

です。このモデルは、同社の市場開拓用航空機となり、自律型 eVTOL の

FAA による型式認定の最初の候補となります。Gen 6 は、業界をリードする

自律型テクノロジとソフトウェア、すべてのフライトの人間による監視、およ

び全体的に簡素化された設計を組み合わせて、商用航空で最も安全な旅客輸送

システムを提供するものです。

WISK のCEO である Gary Gysin 氏は次のように述べています。

そのインスピレーションは、すべての人に安全で毎日のフライトを提供すると

いう使命へと発展しました。過去 12 年間、私たちは 5 つの異なる世代の本格

的な航空機の開発を通じて、その使命を追求してきました。

「当社の第 6 世代航空機は、業界をリードするチームによる長年の努力、前世

代の航空機からの学び、投資家からのコミットメント、そして技術の進化と進歩

の集大成です。」

ボーイングとの戦略的パートナーシップを通じて、WISK は航空機開発、スケ

ール製造、および認証におけるボーイングの 100 年以上の専門知識を活用して、

競争上の優位性を持っことが出来ます。さらに、ボーイングの eVTOL および自

律工学リソースは、WISK の開発をさらに進めるのに役立っています。

WISK は、この航空機により、長年にわたる飛行の概念を再定義し、より安全

でスケーラブル(利用者や仕事の増大に適応できる能力、拡張性のこと)で、より

アクセスしやすい航空時代の到来を告げると述べています。WISKの最新航空機

(eVTOL機)は、以下を活用することにより、エアタクシー市場と旅行の未来の

基準を確率します。

設計と構造、性能

 第6世代のeVTOL機は、改良された推進システムを備えた独自の 12 プロペラ

設計とブームから構成されています。翼の前にある傾斜推進ユニットと翼の後ろ

にある固定揚力ユニットは、航続距離、航空機の制御と性能の向上、および効率

的なエネルギー管理のために最適化されています。

安全性、安定性、および乗客体験を向上させると同時に、客室内の騒音と航空機

全体の騒音フットプリント(ソフトウェアやシステムなどが稼働時に占有・消費

する資源の多さなどを表します。)の両方を低減します。

性能は以下の通りです。

● 巡航速度: 120 ノット

● 航続距離: 予備を含めて 90 マイル (予備を含めて ~144 キロメートル)

● 高度: 地上 2,500 ~ 4,000 フィート(762メートル~1220メートル)

● 座席数: 4

● 寸法: 翼幅 50 フィート(15メートル)未満

● 動力: 電気式

● 操作: 人間による自律監視

第6世代のeVTOL機 Blue-Sky(ブルースカイ)

パイロットを含め4人が搭乗できます。

自動車のようなインテリア デザインを取り入れることで、乗客の体験を向上させて

います。最適な視界、広々としたレイアウト、快適な座席、WiFi や充電などの生産

性向上機能により、乗客は景色を楽しんだり、生産性を高めたり、単にリラックス

したりする柔軟性を得ることができるデザインになっています。

安全管理

人間の監視による自律飛行、可動部品の少ない簡素化された設計、完全に冗長な

システム、単一障害点のないなど、多面的なアプローチを通じて、WISK の航

空機は厳格な航空安全基準を満足するように設計されています。

また、現在の商用フライトで自動化されたパイロット機能の 93% 以上を占めてい

る同じ実証済みのテクノロジーを活用 することや、改善された検出および回避機能

センサーなどの新しい革新的なテクノロジー 、WISK の論理駆動型で手続き型の

意思決定と信頼できるソフトウェアを提供しています。

また、 複数の車両を監視するスーパーバイザは、すべてのフライトを人間が監視し

必要に応じて介入することができます。

まとめ

昨日もHIENの御法川教授とお話しした際に、飛行管理の重要性が問題に上がり

ました。日本では、eVTOLの機体の開発は進んでいますが、それを管理し実際に

飛ばす運航管理の考えが統一されていません。ただ単に、フライトプランを出して

誰かがモニターするという現在の飛行機とは異なる方法が必要になってくると思い

ます。そうでなければ、空飛ぶクルマのレベル4(完全自動化)は夢で終わってし

まいます。先進国であるアメリカから学ぶことをしていく必要があります。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

 

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