皆さんこんにちは!
今日は、空飛ぶクルマ、スタートアップ企業のAlef(アレフ)を紹介します。
アレフ
アレフのモデル A は、7 年前から開発されたクルマで、古い映画の空飛ぶ車の
ようには見えず、1997 年の映画「フィフス エレメント」でブルース ウィリス
が演じた空飛ぶタクシーのように見えます。
シリコン バレーの中心部にあるサンタ クララを拠点とする アレフは、モデル A を
設計しました。モデル A は、一見従来の外観の電気自動車であり、垂直に離着陸す
ることができます。そしてもちろん、飛ぶこともできます。
アレフ の CEO である Dukhovny は、これまで車を作ったことがありませんでした。
彼はコンピューター科学者であり、ソフトウェア デザイナーであり、サイエンス フ
ィクションの愛好家であり、かつて Intellectual Casino と呼ばれるオンライン ゲー
ム サイトを運営していた連続起業家でもあります。彼は次のように述べています。
「消費者が運転モードまたは飛行モードを選択できるようにすることで、アレフの
空飛ぶ車は、道路状況、天候、インフラに応じて最適な経路を可能にします。」と。
インタビューで彼は、手作業で組み立てられたモデル A は 30 万ドル(4500万円)
で販売されるように設計されており、2025 年に生産と最初の納車が予定されている
と語っています。キャデラックの親会社であるゼネラル・モーターズによると、
2024年初頭に顧客向けに発売される予定です 。
モデル A が以前のバージョンの空飛ぶ車と一線を画す特徴の 1 つは、その飛行方法
です。地面から離陸すると、コックピットが旋回し、カーボンファイバー製のボディ
が横向きになり、一連のプロペラによって駆動されて前進します。競合他社による最
近の試みのほとんどは巨大なドローンに似ており、車輪を使って地上を移動すること
はできません。車全体が翼ですなのです。
アレフ は、走行距離は 200 マイル (322 km)、飛行距離は 100 マイル(161km)
と見積もっています。
Dukhovny は、2030 年に向けてさらに大きなサプライズを用意しています。それは、
航続距離 200 マイル、航続距離 400 マイルのモデル Z セダンの提案で、価格は
35,000 ドル(525万円)と見積もられています。
「これは、トヨタ カローラほど複雑ではありません」と彼は言いました。「私たちの
目標は、同じ価格帯であることです。」
モデル Zは、300 マイル (483 km) の走行が可能な 4 ~ 6 人乗りで、今後はこれを
よりアクセスしやすくすることに重点を置いています。空中で 220 マイル (354 km)
水素パワートレインの場合はその 2 倍以上になる予定です。
モデルA
見た目は普通のクルマです。よく見るとボディはスケルトンになっています。
モデルAの空飛ぶ車の上面は、空気が通るオープンメッシュになっています。
ボディには、パッセンジャー バブルの片側に 4 つのプロペラ、反対側に 4 つの
プロペラが収納されています。
アレフの CEO である Dukhovny は、モデルA の試作品の前に立ち、スクリーン
上で、空飛ぶ車がバブルの周りを回転して前進飛行構成になるときに、乗客がバブ
ルの中で足を下ろしたままになる様子を示しています。
8つのプロペラが内部に4カ所に着いています。
プロトタイプ ゼロの内部。
モデル A を「低速車両」と指定するという異例の措置を講じました。これは、公道
で合法的に改造されたゴルフ カートとほぼ同じように扱われます。ヘッドライト、
テールライト、インジケーター、ミラー、フロントガラスのワイパー、クラクション
など、最低限のストリート ギアが必要です。重量制限がありますが、問題はありま
せん。
まとめ
アレフは、とても斬新な考えで空飛ぶクルマを造っています。これを7年前から
考えていて、現実化していることに驚きです。
モデルAはパイロットと乗客の2人しか乗れませんが、パイロットのライセンスは
従来のパイロットのライセンスではなく、パート 107 のドローン ライセンスがあ
れば飛ばすことができるとのことです。筆記試験は、何らかのパイロットの免許が
必要になる可能性はあるかもしれません。また、身体検査もクルマの免許用の簡単
なものではなく、よりパイロットに近いレベルになるでしょう。
また公道走行可能な空飛ぶ車のようなマルチモードの乗り物を作るのは非常に難しく
電動の VTOL 空飛ぶ車を作るのはさらに困難です。販売するためにそれらを構築する
ことはさらに困難であり、それらを大量に生産することはおそらく最も困難です。
しかし彼らは、開発を続けています。また、テスラーの初期時代の投資家から莫大な
資金を調達することができました。それほど期待が持てる(実用化できる)というこ
とでしょう。それこそがアメリカのベンチャー魂です。日本もそのような土壌を創っ
て行く必要がありますね。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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