皆さんこんにちは!
今朝のニュースで、自衛隊がウクライナ支援対策として、ドローンと防護服、防護マスクを
提供するがありました。
今回の自衛隊が提供するドローンとは?
カナダのエリオン社製、スカイレンジャーです。
全長約10m×2.4m、重量2400g、耐風性能18m/s、赤外線カメラ搭載、防水性能、自律飛行有り。
滞空時間は50分!
えっ?たった50分しか飛べないの?と思われるでしょうが、近距離の偵察用であれば十分です。
市販されているドローンは最高でも40分、大体30分飛べれば良い方です。
要するにバッテリー性能の問題です。
実際には、離陸や加速するときに大幅に電力を使いますので、30分も飛べませんが。
ドローンスクールではバッテリー残量が30%を切りそうだったら戻るように指導されました。
バッテリー切れで墜落なんてことになったら、高い機体がもったいないですね。
その他、陸上自衛隊は災害用ドローンを活用して、大規模災害時の状況把握に努めています。
また、2022年3月12日には三沢基地にアメリカ、ノースロップ・グラマン社製の大型無人偵察機
RQ-4B グローバルホークの1号機が到着しました。
全長14.5m、翼幅39.9m、全高4.6m、離陸重量32500ポンド(14740kg)
ターボファンジェットエンジンを搭載
運用高度6万フィート(1万8300m)
航続時間は 34時間 !
合計3機導入予定です。1機あたりの値段は運用費を含め、約190億円 !
現在、三沢基地(青森県)にこのグローバルホークの臨時航空偵察部隊が新設されています。
自衛隊は偵察用のドローンしか運用していませんが、最近の東アジアの国際情勢によっては
新たなドローンの運用も視野に入れる必要があるかもしれません。
さて、今回のロシアのウクライナ侵攻で脚光を浴びているのは
トルコ製の攻撃型ドローン TB2 バイラクタル です。
ちなみにバイラクタルというのは、トルコ語で『軍旗』という意味です。
トルコからウクライナ軍に供与されたドローンで、ロシア軍の地対空ミサイルや軍事車両を
攻撃したことで有名になりました。また、ロシア軍のミサイル巡洋艦『モスクワ』の攻撃にも
参加したとも報じられています。
翼の下には合計で150kgのミサイルや誘導爆弾、ロケット弾などを搭載できます。
射程が8kmの対戦車ミサイルや、射程30~80kmに及ぶレーザー誘導弾も搭載可能です。
このTB2は2019年にリビアの内戦、2020年のシリア内戦にも使用されており
今後の戦争の形態を変える兵器となっています。
今まで人類が発明した飛行機や車。その技術の進歩には『戦争』の影響が大きいと言えます。
技術が進歩することはとても良いことですが、『平和』のためにこの技術を使ってほしいと
願っています。
それではまたお目にかかれる日を楽しみにしています。
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