皆さんこんにちは!
前回に引き続き、今回もホンダの空飛ぶクルマ『Honda』についてお話しします。
先日、ホンダ HondaがeVTOL(電動垂直離着陸機)に参戦するというニュースが
出ました。 いよいよホンダもか!という感じですね。
ホンダはトヨタとは違って、既存(現在他社で開発中のeVTへの出資への出資ではなく
自社で機体を開発するということです。
これは、トヨタに遅れるということではなく
ホンダ独自の路線を貫くという、チャレンジ精神の塊のようなものです。
それでは、その『Honda』を紹介します。
Hondaのスケールモデル
まずは、パイロット1名と乗客4名のエアタクシーです。
飛行速度は270km/h以上。航続距離は400kmを目指します。
他社と違うところは、ガスタービンエンジンとバッテリーを使用した
ハイブリッド型です。
これにより、低燃費と飛行距離、速度を同時に稼ぐという画期的なモビリティです。
ホンダは自動車で培った電動技術を生かしたガスタービンエンジンの開発に取り組み
航続距離の課題を解消し、今後市場拡大が見込まれる都市間移動の実現を目指します。
航空機は自動車と違い、航続距離を伸ばそうとしてバッテリーを大型化すると
飛行のパフォーマンスに影響を与えます。Hondaはハイブリッドにすることで
この航続距離の問題を解決します。大型ドローンというよりは、
ホンダジェットのイメージですね。
車→飛行機→空飛ぶクルマというあくまでも延長線上のことなんですね。
本田技術研究所の社長の大津啓治氏は
『ホンダは元々、人の役に立つ技術、技術によって人々の生活を豊かにしたいという
考えがあって、二輪があり、四輪があり、空にはホンダジェットがあった。
移動の欲求がなくならないということは、モビリティの進化も止まらないという
こと。今日の技術もモビリティの新しい提案だと思っている』と
『Honda eVTOL』の発表記者会見で述べていました。
『Honda eVTOL』の発表記者会見での大津社長
ここまで、大津社長が言い切るには
ホンダはアメリカでホンダジェットの成功実績があるからです。
具体的には、FAA(アメリカ連邦航空局)の認定取得の経験があり、
ガスタービンエンジンのジェネレーターには、自動車レース最高峰の
F-1(フォーミュラー・ワン)の技術が生かされているからです。
Hondaのハイブリッドエンジン
今後の予定ですが
Hondaのロードマップ
2023年にプロトタイプ(試験機)での飛行実験を開始。
2025年にはハイブリッドシステム搭載機の飛行試験に移行。
2020年代後半までにFAAの認定取得を完了。
2030年年代から事業展開を確立。
2040年代の事業規模は30兆円を見込んでいます。
アメリカ、モルガンスタンレー社によれば、eVTOLの業界は
2040年までに世界で160兆円規模まで成長すると予測しています。
なんと、ホンダだけで世界の25%のシアを占めるわけです。
また、大津社長はテレビのインタビューの中で
『今、日本の市場で検討は進んでいるが、早いのは圧倒的に北米です。
日本の市場においても、お客様に価値を提供したいと思っています。
北米での実証実験で確実に技術を作った後に、日本の市場での対応は
なるべく早く検討し、広げていきたいと考えています。』
(2021年10月5日、テレ東、ワールドビジネスサテライトのインタビュー)
ホンダジェットを成功させた、ホンダ!
純国産の空飛ぶクルマに乗れる日がもうそこまで来ています。
がんばれ!ホンダ! がんばれ!日本!
それでは今日はこの辺で
また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。
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