皆さんこんにちは!
昨日から明日23日まで、千葉県の幕張メッセで開催されています
『第7回 ジャパンドローン』
『第1回 次世代エアモビリティEXPO』に行ってきました。
次世代エアモビリティEXPOは第1回と言うことでありましたが、
『空飛ぶクルマ』の展示はなく、関連企業(SkyDrive、Tetra、Honda)のブースも
なく淋しいものでした。その代わり、関係者(政府、メーカー)のパネルディスカッション
が主体となるものです。
今回は、第7回を迎えたジャパンドローン2022についてレポートします。
ドローンに関しましては、来年から施行されます
完全自動化運転(LEVEL4)を前に、各メーカーがかなり力を注いだ
催しとなっていて、熱い3日間がくり広がられています。
TERRA LABO(テラ・ラボ)
入り口を入り、会場に降りるエスカレーターからまず目に飛び込んできたのは、
ブルーがまぶしい大きな航空機です!
その大きさと、迫力に圧倒され、思わず何枚も写真を撮ってしまいました。
テララボは、災害対策用の長距離無人航空機メーカーです。
設立は2014年。本社は愛知県春日井市にあります。
また、福島にも拠点があり、2019年に福島ロボットテストフィールドに入居して
活動の場を広げています。
『宇宙から地球を考える』をテーマとして、固定翼機を活用した情報収集サービスや
インフラ監視を事業の柱としており、固定翼機や衛星などを使った災害対策DX
(デジタルトランスフォーメーション)の早期実現を目指している企業です。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
進化したデジタル技術を浸透させることで、人々の生活をよりよいものへと変革すること。
既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的イノベーション(技術革新)を
もたらすものです。
具体的には、災害が起こったときに素早くドローンを飛ばして被害の情報を収集すると
同時に、データ化することによって、次に起こりうるであろう災害に向けて対策を立てる
という一連の作業を効率化できることです。
また、そのデーターを元に自治体や消防、警察などと情報を一元管理できる
プラットホームを構築します。それをクラウド情報として管理していきます。
テラ・ドルフィン
使用する機体はテラ・ドルフィンという衛星通信による長距離無人航空機です。
SkyDrive(スカイドライブ)
今回、産業物流ドローンの企業の中で一番注目を集めていたのがSkyDriveでした。
そのSkyDriveが開発した『Sky Lift』について解説します。
SkyLift
物流運搬ドローンSkyLiftですが、素晴らしい自立航法機能を有しています。
あらかじめ、地形の登録は必要ですが、山間部などでの作業が多いためにGPSやLTEを
使用しないでの運航が可能です。また、機体に何らかの不具合が起こったときに自動で
帰ってこれるHOME RETURN機能も装備されています。
また、リース販売することで、定期的な整備を自社で行い、安全性の確保に努めています。
しかしながら、天候的な運航にはまだ課題があります。
風に対する耐風速値は7m/sです。実際には10m/s(時速36km)です。
この風速は、実感としては歩きづらかったり、傘がさしづらい程度の風です。
それに小雨程度の水でも、運航に支障がでるそうです。天候の変化が激しい山では
運用しづらいドローンの問題がありますね。
いずれにしてもこのSkyLiftは宅配のような分野ではなく、点検整備事業に特化した運搬に
スポットを当てたニッチな事業ですね。
ITOCHU W198
SkyDriveのブースの隣にあるITOCHU(伊藤忠商事)にも多くの人垣ができていました。
先日お話ししたドイツ、WingCopter社製W198が展示されていました。
実物は、思っていたよりもコンパクトだなぁというイメージでした。
高性能はもとより、操作の容易性をアピールしていました。
例えば、物資の吊り上げ、吊り降ろしフックの機能の操作性、バッテリーの脱着の容易性など
『完成された機体』という感がありました。
今後日本でも、完全自動化(LEVEL4)が進み、インフラが整備されれば、すぐにでも
使えそうでした。
今回は、私が注目する3つのドローンについて紹介しました。
明日も開催していますので、お時間のある方はぜひ行ってみてください。
近未来の世界を体験できると思います。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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