皆さんこんにちは!
関東から西の地域では猛暑が続いていますね!
6月のこの時期としては異例のことですね。
なんと、本日気象庁が『関東甲信、東海、九州南部が梅雨明け?』と発表しました。
今日は、梅雨明けと猛暑について見てみましょう。
梅雨明け
梅雨明けは、通常ですと関東地方では7月20日前後です。昨年は7月16日ごろでした。
今日27日に梅雨明けが発表されると平年より22日も早いことになります。
これは統計を開始してから最も早い梅雨明けです。
関東地方の、今年の梅雨入りは6月6日ごろでしたので、
なんと!今年の梅雨は21日しかなかったことになります。
梅雨明けの条件
梅雨入り、梅雨明けは担当の気象台が発表します。
関東地方は、関東甲信地方として気象庁本庁です。
梅雨明けの判断は、
梅雨前線が日本付近になくなり、曇りや雨の日が多い梅雨の天候から、晴れて暑い夏の天候へと
季節が変わる頃を指します。
最近の天気図を見てみましょう。
6月27日ごろの ごろとは?
気象庁が、梅雨入り、梅雨明けを発表するようになったのは、1964年からおしらせという
形で始めました。1986年に、梅雨入り、梅雨明けの発表を業務とし、1995年以降
梅雨が季節現象であることを明確にするため、数日の幅を持った期間として表現するように
なりました。そのため、ごろという表現を使っています。
猛暑日
猛暑日とは気温が35℃以上の日を言います。
関東地方では、昨日6月としては記録的な暑さとなりました。
栃木県の佐野市では36.8℃!ほぼ体温!
東京の練馬や、埼玉県熊谷市など、高温で有名です。
日本の歴代最高気温
1位 | 浜松(ハママツ)* | 静岡県 | 浜松市中区 | 41.1℃ | 2020/08/17 |
2位 | 熊谷(クマガヤ)* | 埼玉県 | 熊谷市 | 41.1℃ | 2018/07/23 |
3位 | 江川崎(エカワサキ) | 高知県 | 四万十市 | 41.0℃ | 2013/08/12 |
4位 | 美濃(ミノ) | 岐阜県 | 美濃市 | 41.0℃ | 2018/08/08 |
5位 | 金山(カナヤマ) | 岐阜県 | 下呂市 | 41.0℃ | 2018/08/06 |
6位 | 多治見(タジミ) | 岐阜県 | 多治見市 | 40.9℃ | 2007/08/16 |
7位 | 天竜(テンリュウ) | 静岡県 | 浜松市天竜区 | 40.9℃ | 2020/08/16 |
8位 | 中条(ナカジョウ) | 新潟県 | 胎内市 | 40.8℃ | 2018/08/23 |
9位 | 山形(ヤマガタ)* | 山形県 | 山形市 | 40.8℃ | 1933/07/25 |
10位 | 青梅(オウメ) | 東京都 | 青梅市 | 40.8℃ | 2018/07/23 |
41℃台になるとどんな感じなんでしょうね?
ベスト10の中に、2018年から2020年の記録が7件も入っています。
これも温暖化の影響でしょうか?
今年の夏は暑い?!
ウエザーニュース社が発表した最新の7月から9月の気温予報です。
今年も暑そうですね!
そういえば、去年の2021年の夏はどうだったのでしょうか?
みなさん覚えています?
2021年の夏の天気はどうだった?
2021年の7月の気温は、全国的にも高めで、特に北日本は高温が続きました。
7月の初めに、静岡や関東南部で梅雨末期の大雨となりました。
静岡県熱海市の土石流によって多くの死者や行方不明者が出ました。
8月は7月に続いて猛暑日が続きました。しかし。お盆休みごろには西日本を中心に大雨が
降りました。
今年も、猛暑になる可能性があると予想されます。
また、昨年同様に大雨の被害もあるかもしれません。注意しましょう!
ラニーニャとは?
気象庁の予報によると、今年はラニーニャ現象により暑くなりそうです。
エルニーニョ現象とラニーニャ現象
赤道に近い東部太平洋のペルー近海では、東寄りの貿易風のため冷たい海水が海面に現れます。
そのため東部太平洋の海水温度は低くなります。一方、西部太平洋では貿易風により海水が西に
移動している間に海水温度が高くなります。しかし、東寄りの貿易風が弱まると、東部太平洋の
海水温度が上がり、赤道を中心に気候が変わります。これをエルニーニョと言います。
エルニーニョ現象が発生すると西太平洋熱帯域の海面水温が低下し、西太平洋熱帯域で積乱雲の
活動が不活発となります。このため日本付近では、夏季は太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、
気温が低く、日照時間が少なくなる傾向があります。また、西日本日本海側では降水量が多くなる
傾向があります。冬季は西高東低の気圧配置が弱まり、気温が高くなる傾向があります。
逆に、東風が強くなり、東部太平洋の海水温度が一層低くなった場合をラニーニャと言います。
ラニーニャ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が上昇し、西太平洋熱帯域で積乱雲の
活動が活発となります。このため日本付近では、夏季は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、
気温が高くなる傾向があります。沖縄・奄美では南から湿った気流の影響を受けやすくなり、
降水量が多くなる傾向があります。冬季は西高東低の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向が
あります。
エルニーニョはスペイン語でEl Niñoと書き、英語ではThe ChildやThe Boyが対応します。
この子供(男の子)は、定冠詞も名詞も大文字で書き始めることからわかるように、単純に一般
の子供を意味するのではなく、「幼子イエス・キリスト」を指しています。
ラニーニャ(La Niña)とは、スペイン語で『女の子』を意味します。 海水温の低くなる現象
なので、海水温の高くなる現象であるエルニーニョの対をなすという事でアンチエルニーニョと
されていましたが、エルニーニョはイエス・キリストを意味しており語感が悪いため、お男の子
の対である女の子が提唱され、定着していきました。
まとめ
これからしばらくの間は、関東甲信、東海地方は厳しい暑さが続く予報です。
一方、東北や北海道は低気圧の影響で、局地的な大雨が続いています。
くれぐれも天気の急変にはお気をつけください。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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