皆さんこんにちは!
今日も引き続き、第8回国際ドローン展示会のレポートです。
今回は、ドローンサッカーについてです。
ドローンサッカー
ドローンサッカーとは?
以前のブログで、少しだけドローンサッカーについて触れました。
覚えていて頂いてたら幸せです。
今回の国際ドローン展示会において、実際にドローンサッカーを観てきました。
東京ビックサイトの展示場の一角に黒く大きなリングがありました。
これは、ケージと呼ばれており、この中で競技が行われます。
サイズは、短辺7m、長辺16m、高さ5mの巨大なケージ(かご)です。
両サイドに丸い輪っかが吊されています。これがサッカーで言うところのゴールポストです。
オレンジ(向こう側)とブルー(手前側)と綺麗なライトが点灯しています。
床は弾力のあるマットが敷き詰められています。ドローンをおいた際に1cm以上沈まない
堅さになっています。落下しても弾む構造になっているんですね。
周りと天井は、網で覆われていて、ドローンが飛び出さないようになっています。
次に、ドローンです。普段はこのように折りたたむことができます。
そして、競技に使うときはこのように丸く組み立てます。
ボールの中心に、4枚プロペラのドローンが固定されています。直径は40cmです。
操作に関しては、通常のドローンと同じです。
ルール
1チーム、5人制で行います。ルールは時間内に、ドローンを相手の枠(ゴール)に
通過させた回数で勝負が決まります。至極簡単なルールですね。
選手構成は、「ストライカー1名」 「フィールドプレイヤー4名」です。
※フィールドプレイヤー:ゴールのデイフェンスやストライカーのアシストをする
プレイヤーの総称
1セット3分、合計3セットで、セット内で得点の多いチームがそのセットを獲得
します。多くセットを取ったチームが勝利します。
セットとの間にインターバルが5分もうけられます。その間に整備や作戦タイムを
行います。
ドローンサッカーの歴史
ドローンサッカーは、韓国発祥のスポーツです。
2017年に世界で初めての国際大会が韓国で開催されました。
2019年に日本に入ってきて、オートバックスがスポンサーとなって
全国大会などを主催しています。
2025年には、日本、アジア各国、アメリカが中心となってワールドカップを
開催する予定です。
今後のドローンサッカー
今回、東京ビックサイトで開催されたドローンサッカー大会は
国内10チーム中、6チームのトーナメント制で行われました。
ただし、大会が開催された7月22日は夏休みに入ったとはいえ、平日。
思うようにメンバーが集まらず、3人制のゲームとなりました。
また、ゲームで使うドローンやプロポ(コントローラー)周辺機器は全て韓国製の
ものを使用しなければなりません。1セットが大体10万円します。
練習や競技に使用するケージも、現在この1セットしかありません。
今回も、1時間の競技に、組み立て、片付けでそれぞれ2時間かかりました。
先日、大分県別府市にプール跡地を利用した公式の競技場が常設されましたが
やはり、お金、時間、労力がかかります。
本場韓国では、この4年間で競技人口は約4000人、チームは400以上にまで
成長した、ビッグスポーツです。
日本で競技人口をどんどん増やして行くには宣伝活動も必要ですが、若い世代が
気軽に参加できるような工夫が必要だと思います。
練習場所や周りの騒音問題、ドローンの単価の引き下げ。eSPORTSのような
エンターテインメント化と集客、プロ化(高額賞金)など。
まとめ
ドローンサッカーは、とても迫力のあるスポーツです。
機体と機体がぶつかり合う音、ドローンのかん高い羽根の音。
闘争心をかき立てる鮮やかなライト。まさに格闘技です!
チーム競技の連帯感など、どれをとっても素晴らしいスポーツです。
このスポーツを普及させる鍵は、若者と地方だと思います。
新しいドローンの未来に期待しましょう!
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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