皆さんこんにちは!
2025年は、好調なビジネスジェット業界を象徴するように新型機と改良機が次々と登場してきました。
性能面でもエンジンの改良が進み、飛行機自体も大きくなり居住性も増しました。
これら新型機をピックアップしました。
OEMはビジネス航空機製造業界を活性化させるために大胆な措置を講じている

ガルフストリームの8,200 nm G800は4月に認証され、G650に代わるものです。
航空機のOEM(相手先商標製品メーカー)が新型航空機の開発ペースを鈍化させているよう
に見えるかもしれませんが、実際には表に出ている以上に多くのことが舞台裏で起こって
います。2025年には、新規OEMと復活を遂げたOtto Aerospace、そしてSyberJetを含む
2つの新たなプログラムが発表されましたが、従来のOEMもかなり積極的に活動しています。
ガルフストリーム・エアロスペースは今年、全機種更新戦略の集大成となる年を迎え、
G650の後継機となる超長距離(8,200 nm)のG800が4月に認証を取得しました。また、
ガルフストリームは最近、 G280の後継機となるG300を発表しました。G300はハネウェル
社製のアビオニクスと、大型機と同様の楕円形の窓、そして2フィートのキャビン延長を
特徴としています。この機体の製造は既に開始されており、2028年初頭の市場投入が見込まれています。
新型ビジネスジェット機の認証取得に向けて、G800、テキストロン・アビエーションの
セスナ・サイテーション3機、そしてボンバルディアの高速ビジネスジェット機
Global 8000などが動きを見せています。Global 8000はマッハ0.95(mmo)という
史上最速のビジネスジェット機として認証を取得し、11月初旬にカナダ運輸省の認証を取得しました。

ボンバルディア社の Global 8000 は、カナダ運輸省の承認を得て、市場参入の準備が整っています。
ダッソー・アビエーションの最大かつ最長航続距離を誇るジェット機ファルコン10Xの開発
は継続しており、認証取得と就航は2027年後半まで予定されていません。
ダッソー・アビエーションのマッハ0.925ファルコン10Xの就航は2027年の予定。© デビッド・マッキントッシュ

ダッソーのボルドー・メリニャック工場で最初のファルコン10Xの最終組み立てが行われている © Dassault Aviation

ホンダ エアクラフト社の次の製品となるのは、軽量ジェット機でありながら中型ジェット機並みの性能を約束するエシェロンです。
ホンダ・エアクラフトは、ノースカロライナ州グリーンズボロの本社で新型軽ジェット機
エシュロンの金属製主翼を組み立て、続いて下請けに出した複合材製胴体の組み立てに
着手します。エシェロンは軽ジェット機でありながら中型ジェット機並みの性能を誇り、
ホンダジェットの特徴である主翼上面エンジン搭載型も採用されます。
テキストロン・アビエーションはジェット機ラインナップのアップグレードを加速させて
おり、最近認証を取得したセスナ・サイテーショCJ3 Gen2とM2 Gen2 には、それぞれ
ガーミン製オートスロットルが搭載されています。両機とも、2027年にはガーミン・
オートランド機能を搭載したGen3エディションが発売される予定です。
これに負けじと、CJ4 Gen3も飛行試験を進めており、2026年の認証取得を目指していま
す。このモデルには、ガーミンの新型タッチスクリーン式アビオニクススイートG3000 Primeが搭載される予定です。

サイテーション・アセンドの最大の特徴は、フラットフロアのキャビンです。© テキストロン
最近では、人気のXLSシリーズの新型機であるフラットフロアのアセンドがFAAの承認を
取得しました。単発ターボプロップ機デナリの認証は、GE Catalystエンジンが2025年2月
に承認されたことを受け、来年に予定されています。






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