防災の日と台風

お天気

皆さんこんにちは!

今日9月1日防災の日です。各地で防災訓練が行われています。

改めて、台風や災害について調べて見ましょう。

防災の日

防災に日は、昭和35年(1960年)6月11日の閣議で、9月1日を

防災の日とすることが了解されたことに始まります。

9月1日を防災の日と定めた経緯は、9月1日は大正12年(1923年)

関東大震災が発生した日であるとともに、台風シーズンを迎える時期でも

あるからです。

二百十日(にひゃくとおか)

二百十日

立春から数えて9月1日は、210日目の二百十日にあたります。二百十日

は古来台風襲来の時期で、稲の開花時期に当たり農家の厄日として注意を促

すための日でもあります。

風祭り

農作物を守るために風を鎮める風祭りの風習は全国各地にあります。特に有

名なのは富山市八尾町で行われる越中八尾『おわら風の盆』です。

越中八尾『おわら風の盆』は、風を鎮める豊年祈願と盆踊りが融合し、娯楽

のひとつとして人々に親しまれてきました。このお祭りは、300年以上の

歴史があります。坂の街・八尾の古い街並みに、哀愁を帯びた胡弓の音色と

三味線が奏でる音色が響き、甲高い唄が相まった『越中おわら節』にのせて

編み笠をかぶった男女が踊り歩きます。誰でもが踊れる『豊年踊り』、優雅

な『女踊り』、勇壮な『男踊り』があります。今年は、9月1日から3日間

17時から23時まで各町内で行われます。

台風

台風11号

やはり心配なのが台風11号ですね。台風11号は、9月1日正午の気象庁の

実況によりますと、中心気圧は920ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は

55メートル、最大瞬間風速は75メートル、中心から半径95キロメートル

以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

今後は発達しながら沖縄の南に進み、ゆっくりとした動きになります。その後

北上し、3日から4日にかけて沖縄地方に再び接近する恐れがあります。3日

以降は、北西寄りに進とみられ、6日には対馬付近まで進とみられています。

11号拡大(2022年09月01日 15時現在)

今回の台風11号は、風台風と見られ、最大風速は72メートルにもなる予想で

す。また、台風から温かく湿った空気が、本州にある秋雨前線に流れ込み、前線

の活動が活発化して、各地で大雨が降ると予想されています。

台風の進路

台風は、赤道付近(北緯5度付近)で生まれます。赤道付近は東から西に貿易風

が吹いています。生まれたばかりの台風の赤ちゃんは、この流れに乗って北西に

進みます。すると日本の南東に張り出している太平洋高気圧から吹き出す時計回

りの風に流されて行きます。台風が次第に東に向きを変えるのは、太平洋高気圧

の縁を回っているからです。日本付近を時計回りにUターンした台風は、上空に

流れる偏西風の影響を受けて日本付近を足早に通過していきます。

太平洋高気圧の勢力が最も強くなるのは夏です。この時期、太平洋高気圧の縁を

ぐるりと回る台風は九州から日本海に抜けるルートになります。しかし、太平洋

高気圧が弱ってくる9月からは小回りに東海地方や関東付近を通過していきます。

台風進路偏西風

お天気COM より

太平洋高気圧の強さや偏西風の流れが例年と異なる場合や、複数の台風がお互い

に近づいた場合には、迷走台風といって言葉の通りに迷走することがあります。

米軍合同台風警戒センター(JTWC)情報

JTWCは、アメリカ・ハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関です。アメリカ

海軍とアメリカ空軍が、ハワイ州真珠湾海軍基地海軍太平洋気象海洋センターに

共同で設置しました。

JTWCには、予報円がありません。予報円がないのは軍事用の気象情報なので

中心気圧よりも船舶自体が安全に航行できるかどうか判断は最大風速だけでいい

という考えからです。

その他の情報

他にも、欧州中期予報センター(ECMWF)の情報があります。ECMWFは

スーパーコンピューターによる気象情報で、世界一の数値予報精度と言われてい

ます。農業用に開発された歴史ある気象機関で、最新の気象情報機関でもありま

す。気象庁やJTWCの5日間予報(週間予報に使われます)とは違い、10日

間予報となりますが、それほど長期予報に特化していて、風の動きや海面水温な

ど世界の気象予報を見ることができます。

 

WINDYの情報は、ECMWFやJTWCの情報を元にリアルタイムの天気予

報サービスを世界中に提供しています。WINDYはチェコの気象機関会社です。

まとめ

台風による被害は、様々なものがあります。大雨による洪水、河川の氾濫、土砂

崩れ、高潮などがあります。今回の台風11号のように強風による家屋の倒壊、

倒木による被害が考えられます。

最低でも3日分の非常食の確保や、ハザードマップの確認停電時への備えなど

があります。備えあれば憂い無し。最新の情報を確認してください。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

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