皆さんこんにちは!
今日は、中国のスタートアップ企業のAutoFlight(オートフライト)を紹介しま
す。
AutoFlight(オートフライト)
AutoFlight は、中国で設立された世界的なハイテク スタートアップ企業であり、
自律型航空機の開発と製造を手がけています。同社のコンセプトは、人々に安全
で信頼性の高い航空物流システムとアーバン エア モビリティ ソリューションを
提供することです。
AutoFlight は、人工知能、自動運転、5G、材料などの新しいテクノロジーを使用
して、eVTOL (電動垂直離着陸) の開発を推進しています。
上海に本社を置き、ドイツに飛行制御システムの研究センター、山東省済寧に複合
材料製造工場があります。大規模な物流航空機と自動旅客航空機を専門とした多様
な eVTOL を製造しています。
2021 年、ベルリン/ドイツに本拠を置くヨーロッパの技術持ち株会社 Team Global
は、AutoFlight に 1 億米ドルを投資しました。その創設者兼 CEO である Lukasz
Gadowski は、AutoFlight の役員です。
Prosperity I
AutoFlight は、大型ペイロード ロジスティクスや自律型無人航空機 (UAV) を含む
自律型 eVTOL を中国で最も早く開発したテクノロジー企業の 1 つです。物流UAV
が最初に導入されました。AutoFlight は、悪天候の中、10,000 回以上の離着陸を
行いました。同社は現在、人員輸送車「Prosperity I」を製造する準備ができてお
り数週間で移行テストを行います。
AutoFlight の設計のシンプルさは、いわゆる「リフト アンド クルーズ」構成です。
優れた航続距離と安全性と技術的な複雑さを兼ね備えているため、手頃な価格を設
定しています。
Prosperity Iはエアタクシーとしての使用を目指しており、パイロットを含む
人の搭乗を可能としています。
推進力: 完全電動リフト + クルーズ
パワートレイン: 8 個のリフティング ローター + 1 個のプロペラ
翼幅: 12.8m
高さ: 3.3m
最大航続距離: 150 MI+(約241km)
巡航速度: 130 MPH+(約210km/h)
最大ペイロード: 900 LBS+(約408kg)
ホバー ノイズ : ~70 (dBA)
機能: 全天候 // IFR // 夜
6 月に AutoFlight は Prosperity 1 のビデオをリリースし、アップグレードされた
リフト & クルーズ構成、最適化されたリフティング プロペラ、強化されたホバー
およびクルーズ パフォーマンスを備えた新しいデザインを特徴としています。
eVTOL 航空機は、地上の交通を避けながら、都市のエリア間の短い移動、空港通勤
近くの 2 つの都市間の接続、または田舎への旅行を可能にするように設計されてい
ます。2025 年に商用飛行の準備が整うと、車で何時間もかかる行程が約 10 分に短
縮されることが期待されており、地上のタクシーに乗るよりも安全性が劣ったり、
費用が高くなったりすることはありません。
AutoFlight は 2022 年に 100 回を超える航空機のテスト飛行を完了し、さらに
飛行範囲を拡大し、欧州連合航空安全局 (EASA) 認定プログラムを取得するために
計画を進めて行きます。
今年6月に行われたデモンストレーションフライトは、飛行距離14.3km、
飛行時間7分35秒、最高時速172km/hを記録しています。
まとめ
創業者で会長兼最高経営責任者(CEO)のティアン・ユー氏は、1999年より電動
R/C航空機事業を開始し、1,000万機以上の電動飛行機を生産。電動飛行機設計の
専門家であり、300以上の関連特許を取得しています。スタンフォード大学のSEP
プログラムを取得し、何千時間もの飛行時間を持つ FAA 固定翼およびヘリコプタ
ーのライセンスを持っています。
また、今回ドイツからベテランの技術者を招き入れるなど、2025年の商業化に
向けて着々と準備を整えてきています。中国国内だけではなく、ヨーロッパのライ
センス取得に積極的に行動しているところは他の企業に先んじています。
2025年が空飛ぶクルマにとっての本当のスタートになるかもしれませんね。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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