皆さんこんにちは!
現在、熱戦が続いていますパリオリンピック。競技とは別に『エアタクシー』も
開催前には注目を集めていました。ドイツのボロコプターのボロシティが観客を
乗せてセーヌ川を飛行する計画でしたが、未だに確認はできていません。
また、来年の大阪万博の目玉の一つとして、エアタクシーが飛行する予定です。
未来の乗り物というイメージが強いエアタクシーですが、世界の人はどう考えて
いるのでしょうか?
世論調査によると、回答者の3分の2が航空旅行は持続可能になる必要があることに同意
リリウムは、画期的な国際調査の数字がクリーンな航空に対する潜在的需要を示して
おり、米国、英国、フランス、ドイツの消費者の65%が変化を求めていることを明ら
かにしました。
4,000人を対象にした独自の世論調査では、消費者の3分の2(65%)が、航空旅行が
持続可能なものになる時が来たと答えました。リリウム社は、この結果は、新しい輸
送手段の展望に対する幅広い期待を反映しているとも考えています。
一連の革新的な移動手段に関する世論調査では、60%が電気航空機を試してみたいと
答え、61%が特にeVTOL航空機を試してみたいと答え、ドイツでの需要が最も高かっ
たのです(64%)。
これらの数字は、航空業界がファーンバラ航空ショーに集まった直後に発表されまし
た。ファーンバラ航空ショーでは、リリウム社が英国で初めてリリウムジェットの
実物大モデルを発表しました。
リリウムの最高商務責任者であるセバスチャン・ボレル氏は次のように語っています。
「4つの重要な市場において、この調査は1つのことを明確に示しています。それは、
人々が新しい交通手段、つまりより快適でアクセスしやすく、環境への懸念を満た
す交通手段を求めているということです。これらの数字は、100件を超える拘束力
のある注文を抱えるリリウムがeVTOL市場をリードしている理由を強調しています。」
同氏はさらに次のように付け加えました。「顧客はより持続可能な移動手段を求めて
おり、コスト、快適さ、利便性が重要視されています。地域航空モビリティは、時間
の節約とマイル当たりのコスト削減を実現する重要な市場です。さらに、調査結果か
ら、eVTOLの可能性に精通している人々にとって、電気航空への期待はさらに強いこ
とがわかりました。当社の航空機が商業的に運用されれば、この調査で確認した数字
はさらに増加すると確信しています。」
調査では、従来の航空輸送への影響についても幅広い懸念が明らかになった。73%が
大気汚染への寄与を懸念していると答え、その割合が最も高かったのはドイツ(76%)
でした。この意見は、米国でも同様に消費者の3分の2(67%)に支持されました。
全市場において、70%が気候変動における航空の役割についても懸念していると述べ
ました。
調査では、持続可能性に配慮する若い世代が、持続可能性を基準に旅行の決定を下す
傾向が強まっていることも明らかになったのです。米国では、18~34歳の成人が旅行
の決定を下す際に持続可能性を重視する可能性は、55歳以上の成人の2.5倍です。
旅行の好み
回答者には、約100マイル(160km)の移動にどのような方法を好むかについても尋
ねました。車が最も人気のある選択肢でしたが、米国の回答者は、列車やバスなどの
他の手段よりも飛行機を第2の選択肢として選ぶ可能性が最も高かったのです。
消費者の間で最も人気のある旅行のシナリオは、「休暇中に移動する」(29%)、
「国内の場所を探索する」(28%)、「近隣地域を探索する」(23%)などであり、
米国の回答者は特に国内旅行を支持しています。
すべての地域において、旅行計画を立てる上でコストが最も重要な要素とみなされ
ており、半数以上 (54%) がこれを最優先事項に挙げています。
しかし、これに続いて快適性(46%)とアクセスの利便性(39%)が挙げられ、
どちらの分野でもeVTOL航空機などの低インフラの選択肢が他の選択肢を上回るこ
とができました。
同様に、従来の航空旅行に対する消費者の嫌悪感を反映して、全市場の消費者の
3人に1人(38%)が「空港で過ごす時間の長さ」が航空旅行を改善するための重
要な目標であるべきだと回答しました。
eVTOLの認知
これらの数字はまた、新しい交通手段に対する消費者の意識の重要性も明らかに
しています。
4か国全体で、回答者の21%がeVTOL機とその使用方法を認識していると答え
ており、このグループは一貫して航空の将来について最も熱心でした。
このグループは、eVTOL航空機について聞いたことがないと答えた人々(39%)
と比較して、電気航空が航空旅行の未来であるという意見に同意する傾向が圧倒
的に高かったのです(67%)。
同様に、これらの eVTOL 推進派は、定期的に他の交通手段から乗り換える可能性
があると回答する割合も最も高く (67%)、認知度が高まるにつれて現在の熱意が
さらに高まることが示唆されています。
リリウムの最高経営責任者であるクラウス・レーヴェ氏は次のように述べました。
「この研究結果は、欧州やその他の国々にとって、電気航空への支援を強化する
ための警鐘となるはずです。この新しい輸送手段に対する需要と期待は明らかで
あり、電気航空が航空輸送におけるより広範な環境問題と課題の解決に貢献する
可能性は大きいです。」
「航空は、観光や旅行、物流など、世界経済の中心です。しかし同時に、世界の
二酸化炭素排出量の約2.5%を占めています。私たちの業界は持続可能な方法で
これを実現できます。米国とヨーロッパが電気飛行の商業的確立で主導権を握る
ことを願っています。」
この調査は、米国、英国、フランス、ドイツの全国的な成人4,000人を対象に実
施されました。調査は、インサイトエージェンシーのOpiniumによって2024年
7月10日から16日にかけて実施されました。
まとめ
欧米人と日本人では、自然に対する意識が違います。特に欧州では、自然環境に
対しての意識が高いのです。環境破壊や地球温暖化については、次々と法律が
制定され、ルール作りや規制などが厳しくなっています。
また、アメリカも同様ですが欧州よりはやや意識は低いものの、エアタクシー
など環境に優しいものには興味があります。それは、米国が飛行機、自動車
社会だからです。
それでは、日本はどうでしょうか?世界に比べて環境に対する意識はあるもの
の、それを自分たちで解決しようとは思っていません。電気自動車の普及や
航空機のSAF(持続可能燃料)、エアタクシーの認知度も低いです。
『最近は夏は暑いね』『ガソリンはどうして高いの?政府はなんとかしろ!』
など不満しか言わない日本人。誰かがしてくれるまで、動こうとしません。
今すぐ行動を!手遅れにならないうちに。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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