皆さんこんにちは!
このブログでは、水素燃料(電池)を何回か取り上げてきました。
今日は、水素が本当に燃料として効率が良いのか?化石化燃料や電力(バッテリー)の代
わりになるのかを見ていきましょう。
APUS(アプス)の水素動力航空機
アプスは十分な資金を得る
2014年6月に創立したドイツのAPUS・AERO(アプスエアロ:以下アプス)は
アプスグループであるソフトウェア起業家の ロルフ・ユルゲン・モール から
4,000 万ユーロ (4,300 万ドル) を調達したと述べました。
水素動力航空機
ベルリン近くのシュトラウスベルク空港に拠点を置く アプス は、i-2 と呼ばれる 4 人
乗りの航空機と、14 人乗りの通勤モデルであるより大型の i-5 を開発しています。
どちらもガス状水素を燃焼する燃料電池ベースのパワートレイン用にアプス 独自の設計
を特徴とし、それぞれ 140 万ユーロと 380 万ユーロの価格が予想されます。
i-2設計の最初のプロトタイプが2023年末までに地上試験を開始できるようになる予定です。
ハイブリッド構成は、燃料電池とバッテリーの組み合わせを特徴とし、後者は離陸時に追加
の電力を提供します。i-2 には 1 組の電動モーターがナセルに搭載され、大型の i-5 モデル
には 4 つの 150 kW モーターが搭載されます。安全のために、パワートレインの一部に障害
が発生した場合、モーター、燃料電池、40 kW バッテリー、および関連するすべてのコンポ
ーネントとシステムの各セットは、独立して動作することができます。
両方の航空機の設計は、翼に組み込まれたガス状水素用の統合燃料タンクを特徴としており、
これらは本質的にスパーとして機能し、その過程で機体全体の重量を削減します。アプス が
商標 Tubestruct で特許を取得したこの設計は、 3,000 Wh/kg という驚異的なエネルギー
密度をサポートすることが期待されています。燃料電池は航空機の機首に取り付けられます。
アプス i-2
i-2 は、化石燃料に依存する航空機の環境への影響なしに、便利な輸送オプションを求める個
人や企業を引き付けることを期待しています。航続距離は約 500 nm で、巡航速度は 160
ノットで、Cirrus SR20 ピストン シングルなどの航続距離が 700 nm 以上の航空機と競合
できるとしています。
アプス i-5
i-5「Hydrogen」は、150 kW の電気エンジンを 4 基搭載しています。これらは燃料電池で
連続的に駆動され、高出力バッテリーでブーストされて合計 600 kW を供給します。
ゼロエミッションレベルの飛行のための2 x 100 kW水素燃料電池を使用しています。
アプス i-5「キャリア」
まとめ
今回は、世界の流れが水素燃料に傾いている中での、2つの記事を紹介しました。
確かに,水素を生成するには色んな課程を経て、生成にまで至ります。またその設備や
技術もまだ開発段階です。次回は、この水素の生成方法や問題点について考えて
行きましょう。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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