エアバスの空飛ぶクルマ

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

昨日の記事(eVTOL市場予想)の中に出てきたエアバス社の空飛ぶクルマを

紹介します。この記事は昨年9月に発表されたものの抜粋です。

エアバス

メディア発表

エアバスが2021年9月21日、二酸化炭素排出ゼロのeVTOL機「シティーエア

バス」の最新機を発表しました。騒音に敏感な都市部での飛行用に作られた

ものです。

この次世代のeVTOL機「シティーエアバス・ネクストジェン」は、エアバスが

目指す都市内サービス「空飛ぶタクシー」の一環です。

「Pioneering Sustainable Aerospace(持続可能な航空宇宙の開発)」をテーマ

とした同社初のエアバス・サミットで発表されました。これは、都市型航空交通

の市場を強化するコンセプトを焦点とするサミットです。

エアバス・サミット

エアバス サミットは、  2021 年 9 月 21 ~ 22 日に開催され、世界中の有名な

航空宇宙の専門家、オペレーター、思想家、ジャーナリスト、インフルエンサー、

政策立案者が集まりました。この業界全体の議題では、私たちの旅行方法を永遠

に変える革新と分野横断的なパートナーシップについて探りました。

サミット全体の包括的なテーマは、 持続可能性と脱炭素化でした。より具体的に

は、エアバスと業界がどのように協力して、ネットゼロに向けた信頼できる旅に

必要なソリューションの組み合わせを実装するかなどが話し合われました。

シティーエアバス・ネクストジェン

エアバスによると、シティーエアバス・ネクストジェンは4人乗りで、遠隔操作

が可能、航続距離は80キロメートルで巡航速度は時速120キロメートルです。

V字型の尾翼と固定翼、8つの電動プロペラから成る独自の推進システムが特徴。

騒音の低減にも力を入れていて、その騒音レベルは飛行中で65dBa以下、着陸

時でも70dBa以下に抑えられています。

シティーエアバス・ネクストジェン

シティーエアバス・ネクストジェンはエアバスのヘリコプター部門が開発していて

2020年7月に販売されたシティーエアバスの改良版です。

エアバスによると、2016年に開発が始まったシティーエアバスの第1世代は、

単純に上空を飛ぶことで都市交通を回避できるタクシー・サービスとして考えられ

ていたといいます。歴史的に見てこの手の都市輸送は、エアバスが支援していた

今はなきヘリコプター・タクシーのスタートアップ『ブーム(Voom)』やエアバス

の空飛ぶ電気自動車『バハナ(Vahana)』、ウーバー・コプター(Uber Copter)

といった騒音の激しいヘリコプターが担っていました。

エアバスによると、シティーエアバス・ネクストジェンは、ホバリングや前方飛行

など初代シティーエアバスとバハナで成功したコンセプトの「いいとこ取り」だとい

います。初代シティーエアバスとバハナは合わせて242回、1000キロメートル以上

の試験飛行を行ったことで、最新機の最適化に役立ちました。最新機は飛行時に機

体の表面や傾斜部を動かす必要がなく、ホバリングと巡航の効率が上がりました。

シティーエアバス・ネクストジェンは開発の設計段階で、プロトタイプの初飛行は

2023年を予定しています。そして2025年の認証獲得を目指しています。

エアバス・ヘリコプターズのCEOブルーノ・イーブン(Bruno Even)氏は次のよう

に語っています。

「わたしたちは環境問題や社会問題にも取り組みつつ、都市型航空交通と街が持続的

に融合する全く新しい市場をともに作ることを目指しています。真の課題は、車のテ

クノロジーやビジネスモデル同様、都市の融合、大衆の支持、航空交通管理の自動化

だとエアバスは確信しています。わたしたちは総力を挙げて安全で持続可能かつ社会

と完全に融合したサービスを届けます」と

電気モーター

エアバスは電動垂直離着陸 (eVTOL) 航空機シティーエアバス・ネクストジェン の

モーター供給に MAGicALL を選択しました。エアバスの eVTOL プロトタイプには、

MAGiDRIVE のテーラード バージョンが搭載されます。MAGiDRIVE は、MAGicALL

が製造する最新世代の電気モーターです。

MAGicALL は、カリフォルニアに本拠を置く電気モーターの大手サプライヤーです。

2004 年に設立された同社は、航空宇宙産業向けのカスタム磁気およびパワー エレク

トロニクス ソリューションの実績ある専門知識から恩恵を受けています。MAGicALL

は、エアバスの傾斜翼 UAM 技術デモンストレーターである Vahana に動力を供給す

るモーターの開発にも貢献しました。

まとめ

エアバスは、世界最大の航空機メーカーのボーイング社のライバル企業です。

私自身は、エアバス社製の飛行機しか乗ったことはありませんが、とてもいい

飛行機です。先日、製造50周年を迎えたA300型機は今だに空を飛んでいます。

飛行機ネタ 忘れてはいけないパイオニア、A300(11月30日 晴れ時々曇り 10℃): CRECHANのブログ「風の道2」

A300-600R(日本エアシステム)

エアバス社は、これからの航空機は電気の時代だと言っています。より、地球環境

に優しい乗り物を創っていくようです。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

 

 

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