皆さんこんにちは!
長らく時間がかかりましたアラスカ航空とハワイアン航空の合併。
ここに来てやっと審査を通過します。
クレジット: Jim West/Alamy Stock Photo
アラスカ航空によるハワイアン航空の19億ドルの買収計画は、米国司法省(DOJ)
の独占禁止法審査期間が取引を阻止する訴訟なしに終了したことで、重要な規制上
のハードルをクリアしました。
両航空会社は昨年12月に合併合意を発表しており、現在は取引が完了する前に
米国運輸省(DOT)の承認を待っています。
「これは、両社の航空会社が合併するプロセスにおける重要な節目です」とアラ
スカ航空は8月19日遅くの声明で述べました。「提案された統合は、暫定免除申
請の[DOT]による承認を含む、その他の慣例的な締結条件に従うことになります。」
アラスカ航空とハワイアン航空は2023年12月3日に初めての合併合意を発表し、
両ブランドを維持し、ハワイアン航空はアラスカ航空の完全子会社として存続する
意向を表明しました。合併手続きは1月に開始され、その後、承認の期限は数回延
長されています。
航空会社は5月7日に司法省の詳細要求に応じ、調査終了まで90日間の待機期間を
開始。その後、期限延長を求める司法省からの2度の追加要求に同意し、最後の
期限は規制上の問題が提起されることなく過ぎました。
ハワイ州知事ジョシュ・グリーン氏は、このプロセスの最新のステップを歓迎し、
州政府は統合計画によって旅行の選択肢が広がり、組合の雇用が維持され、ハワイ
のブランドが維持されるようにアラスカ州と協力してきたと述べました。
「合併により、ハワイの住民にとって、島から直行便または乗り継ぎ便で北米各地
に行ける目的地の数が大幅に増えます」とグリーン氏は言います。「この2つの
航空会社の合併により、より強力な会社が誕生し、ハワイの住民や地元企業にさら
に多くの旅行オプションを提供し、米国の航空業界全体の競争が強化されると確信
しています。」
アラスカ航空とハワイアン航空は、合併後の新会社は年間5,470万人の乗客にサー
ビスを提供し、138の目的地に就航するほか、アラスカ航空がワンワールド・アラ
イアンスに加盟することで「1,200以上の目的地」へのアクセスも提供するとして
います。
OAG Schedules Analyzerのデータ分析によると、2024年8月の米国国内市場で
アラスカ航空は5番目に大きな航空会社であり、国内の全出発座席の5.5%を占め
ています。ハワイアン航空は10番目に大きな航空会社で、座席占有率は1.2%です。
したがって、合併により市場シェア約6.7%のグループが形成され、アラスカ航空
は5番目に大きな航空会社としての地位を維持します。
OAGのデータによると、アラスカ航空とハワイアン航空は2024年8月中に合計
317の国内線と国際線を運航する予定です。直接的な競争は12の市場で存在します。
司法省が提案された取引を阻止しない決定を下したのは、同省が1月にジェット
ブルー航空によるスピリット航空の買収を阻止する判決を勝ち取った後のことで
あり、この買収は3月に正式に終了しました。司法省はまた、2023年にアメリカン
航空とジェットブルー航空に対する訴訟にも勝訴し、その結果、両社のノースイー
スト・アライアンスは解消されました。
まとめ
大きな航空会社が合併するときには、従業員の間で主導権の取り合いが生まれます。
それは自然のことで、何も不思議ではありません。
実際に、2005年の日本エアシステムと日本航空の合併の時にもドロドロした主導権
争いがありました。その結果は、どうだったでしょう?合併から5年後の2010年
に企業破綻したのです。安全を脅かすインシデントが多発し、自らの寿命を縮めた
のです。
アラスカ航空とハワイアン航空は、どうでしょうか?アラスカ航空の客室乗務員は
賃金アップのストライキを起こしました。
クレジット: アラスカ航空
まだ解決はしていませんが、両社に賃金格差がある限りこの様な闘争は合併まで
続くでしょう。その間も浮き足立つことなく安全運航をお願いします。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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