皆さんこんにちは!
コロナが終わり、世界で航空機による旅行が回復しています。コロナ以前よりも多くなっ
てい地域もあります。航空需要の高まりの一方で、パイロット不足が大きな問題なってい
ます。
そこで今考えられているのが、パイロットの要らない自動運転(操縦)です。
SKYRYSEはへりの自動操縦の専門家
ヘリコプター自動回転着陸を達成
Skyryse の改良型ロビンソン R66 ヘリコプターは、2023 年 7 月 22 日に最初の完全自動自動回転着陸手順を完了しました。(写真: Skyryse)
Skyryse は、改造した Robinson R66 ヘリコプターを使用して、史上初の完全自動自
動回転着陸(オートローテーション機能)を達成しました。今週この画期的な成果を
発表し、飛行自体は7月に遡るが、同社は回転翼航空機の最初の量産実例を2024年の
第1四半期に公開する予定だと述べました。
R66テストベッドには、FlightOSと呼ばれるSkyryseの高度に自動化された飛行制御
システムが装備されており、同社によれば、ヘリコプター、飛行機、eVTOLエアタクシ
ーを含むさまざまな航空機のパイロットの作業負荷が軽減されるという。カリフォルニ
アに拠点を置く同社は、回転翼航空機による初の自動自動回転着陸の記録を認定するた
めにギネス世界記録が出席した7月22日の最初の試験成功以来、ロサンゼルス近郊の飛
行試験施設で数十回の自動回転着陸を完了したと発表しました。
自動回転着陸は、ヘリコプターのパイロットがエンジン故障の場合に安全に降下するた
めに習得する必要があるやや複雑な手順です。自動回転を正常に開始するために、パイ
ロットが緊急手順を完了するまでの時間はわずか約 2 秒です。自動回転とは、エンジン
が停止している間もローターを通って流れ込む空気によってローターが回転し続ける飛
行状態のことです。
FAA は、型式証明を取得するために、すべての単発ヘリコプターにこの機能を搭載する
ことを義務付けています。
Skyryse の FlightOS システムはエンジンの故障を検出し、自動回転手順を自動的に開
始します。パイロットはボタンを 1 つ押すだけです。これは、既存の自動操縦システム
で自動化するには複雑すぎる一連の複数の制御動作を含む 4 段階のプロセスである手動
自動回転よりもはるかに高速かつ簡単です。Skyryseによると、FlightOSは自動的に
「ピッチを下げ、機首を調整し、航空機の安定性を管理し、フレアを完了し、希望する
着陸位置に優雅に着陸する」という。
ロビンソン R66 ヘリコプターによる自動飛行テストを強化
飛行自動化のスペシャリストである Skyryse は、同社の高度に自動化された飛行制御シ
ステム FlightOS を使用した完全な飛行テスト キャンペーンを開始しました。これによ
り、ヘリコプター、固定翼機、eVTOL 航空機を含むさまざまな航空機の安全性が向上し
パイロットの作業負荷が軽減される可能性があると同社は述べています。
カリフォルニアに本拠を置くこの新興企業は、2018年以来、ロビンソンR44小型ヘリコ
プターで自社のFlightOSシステムを広範囲にテストしてきました。同社はまた、大型の
ロビンソンR66ヘリコプターに高度に自動化されたフライトデッキを設置し、昨年初め
てそのテストベッドを飛行させました。同社は現在、FAAから補足型式証明(STC)を
取得する予定の最初の航空機であるR66を使用した完全な飛行試験キャンペーンを開始
しました。
Skyryseは現在、R66テストベッドを使用して毎日飛行を行っていると述べています。
このテストベッドには、FlightOS飛行制御システムの製品版を代表するバージョンと、リ
アルタイムの状況認識を提供するセンサー一式が含まれています。同社の R44 テストベッ
ドは従来の手動制御を維持していましたが、R66 のすべての機械制御は FlightOS システ
ムに置き換えられました。
Skyryseの創設者兼最高経営責任者(CEO)のマーク・グローデン氏は、「5年間にわた
る飛行テストと開発を経て、現在は制御とセンサースイートが毎日航空機を適切に管理し
ている飛行キャンペーンの段階にある」と述べた。「手動システムを置き換え、FlightOS
を積極的にテストすることにより、当社のシステムには 5 年間の飛行中テストの実績が
あります。よりシンプルで安全な飛行というアイデアは、数十年後ではなく、すぐに現実
になるでしょう。」
Skyryseによると、Flight OSは、一般的な一般航空のフライトデッキにある複雑な制御
装置の多くをタッチスクリーンディスプレイとジョイスティックに置き換え、フライバ
イワイヤのハードウェアとソフトウェアが主要な操縦機能のほとんどを処理するという。
このシステムは、パイロットが不用意に安全飛行範囲を超えてしまうのを防ぐのに役立ち
同社によれば、このシステムは非常にシンプルで、パイロットなら誰でもほんの数分で使
い方を習得できるということです。
Skyryseは、車両に依存しないドロップイン飛行制御システムに加えて、計器飛行規則(
IFR)の下で運用できるFlightOS搭載バージョンのR66の認証にも取り組んでいると述べ
ました。ほとんどの商用単発ヘリコプターは、有視界飛行規則 (VFR) の制限の下でのみ
動作します。Skyryse によると、IFR対応のR66は、購入に平均 500 万ドル、運用に 1
時間あたり 1,500 ドル以上かかる他の IFR 定格ヘリコプターと比較して、取得コストと
運用コストの両方を大幅に削減します。
FAAは2月に、FlightOSがFAAの遵守要件をすべて満たしていることを確認し、同社がR66
から始まる新しい飛行制御システムによる航空機の改造を開始するために必要なSTCの申
請を完了する道を切り開きました。当時、Skyryseは、最初の航空機をSTCに基づいて改
修し、18か月以内に就航させるつもりであると述べました。FAAは、FlightOSが過去に認
定された部品と技術で完全に構成されているため、新しいシステムを認定するために新た
な規則制定は必要ないことに同意しました。
ロビンソン R66 小型ヘリコプターでドロップイン自動飛行制御システムの飛行テストを行っています。(画像:スカイライズ)
韓国ではロボットが操縦
韓国の研究者たちが、操縦室の人間に取って代わるかもしれない「ロボットパイロット」
を開発しています。特定の航空機のために設計された無人機や自動操縦装置プログラム
とは異なり、人に似せたこのロボットの設計は、追加のセンサーを必要とせずにあらゆ
る種類の航空機を飛ばすことを可能にすると期待されています。
パイボット(Pibot)は、世界初の人型ロボットのパイロットといえる。危険な任務で
飛行機やヘリコプターの操縦を行わせるために、韓国科学技術院の研究者たちにより作
られました。
パイボットの生みの親で、韓国科学技術院の教授であるShim Hyung-Chul氏によると、
パイボットは、自律的に飛ぶ無人機や自動操縦プログラムに比較して、あらゆる種類の
航空機に対応できる点で特別だということです。「既に多くの無人飛行機が開発されて
いますが、パイボットはあらゆる種類の航空機を直ちに自動化できる世界最初のロボッ
トです」。
パイボットの小型版を示しつつShim教授は「あらゆる航空機にひとつ共通しているのは、
人間が飛ばすように設計されていること」と言い、人間と同じように飛行機を操縦できる
ロボットをそのチームと共に設計しました。
Shim教授がパイボットのアイデアを思いついたのは、2011年3月に東日本を襲った津波
の後のことである。「2011年3月に日本の福島原発が地震の被害を受けたときに、ヘリ
コプターが消火剤を撒こうとしましたが、放射線障害のために現場に近づけませんでした」
その時に操縦していたのがパイボットであれば、放射線は問題にならなかったはずだと
Shim教授。ロボットは飛行機のセンサーや計器と連携して、その機能を自動化する計画で
す。パイボットは離着陸の間の操縦を行うために、リアルタイムのコンピュータビジョン
を用います。
パイボットは、これまでのところ過酷な模擬飛行プログラムだけでなく、大型の模型飛行
機を利用する実地試験も成功させています。韓国の研究者たちは近い将来、原寸大の飛行
機を操縦するパイボットの能力を試験する計画です。
まとめ
この様に世界では完全自動化(パイロット無し)が、あらゆる方法で実験されています。
特にお隣、韓国では航空機の自動化を含めロボット技術を駆使した取り組みが積極的に
行われています力を入れており。今後の実験で使用される飛行機はLSAです。また韓国
は、軍需産業にも力を入れており、日本より優れた技術と進んだ航空制度があります。
日本より国土の狭い韓国ですが、限られた空域を有効に活用して航空業界が発展をして
います。遅れている日本もお手本にして、日本独自の発展に繋げてほしいものです。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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