ユナイテッド空飛ぶタクシー買う

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

アメリカ航空大手企業のユナイテッド航空が、空飛ぶタクシーを200機購入

します。

ユナイテッド航空と空飛ぶクルマ

ユナイテッド航空は、8日、空飛ぶタクシーを開発するアメリカのイブ・エア・

モビリティー1500万ドル(約21億6000万円)を投資すると発表し

ました。また、空飛ぶタクシー200機を購入することで合意し、早ければ

2026年に納入する計画です。(イブ・エア・モビリティーはブラジルの

航空機メーカー、エンブラエルの関連会社です。)ユナイテッド航空は、先月

にもアメリカのアーチャー・アビエーション100機分の予約金を支払った

ばかりです。

2021年2月、ユナイテッド航空はアメリカの主要航空会社として初めて電動垂

直離着陸機(eVTOL:イーブイトール)を発注しました。

それに続いてアメリカン航空は、イギリスのスタートアップ企業であるバーティ

カル・エアロスペース(Vertical Aerospace)に10億ドル(約1400億円)

を投じて、250機ものeVTOLを発注しています。

ユナイテッドはパイロット無しの空飛ぶタクシー?

アメリカの航空会社では、コロナのパンデミックが落ち着いてきたこの時期、航

空需要が元に戻りつつあります。しかしながら、コロナで多くのパイロットを解

雇してきた航空会社は、パイロット不足のために遅延や欠航が相次いでいます。

そのためパイロットは長時間の勤務を強いられ、疲労が溜まっています。パイロ

ットで作る組合は、賃上げ要求をして一部の航空会社ではストライキも起こって

います。そして、人件費が上がった分を運賃に反映するという悪循環が起きてい

ます。このままでは、せっかく回復してきた航空需要が落ち込んでしまうと危機

感を持つ経営者も現れてきています。パイロット不足を解消するには後5年はか

かると予想する専門家もいます。

そこで、ユナイテッド航空は、近距離や都市間交通にeVTOLを積極的に使おうと考

えました。しかしeVTOLを誰が操縦し、誰が乗るのかという疑問は残リます。この

コンパクトな飛行機は、ヘリコプターよりも小さく、電池だけで駆動し、パイロット

なしで自律的に飛行することを目指した最新の技術です。

ハネウェル・エアロスペースで都市型エアモビリティと無人航空機システム部門を担

当するバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのステファン・フィマットはイン

タビューに対してこう答えています。エアタクシーというのは、ほとんどの人にとっ

てまったく新しいサービスであり、不安を感じる人もいるでしょう。そんなイメージ

を払拭するために、ハネウェルでは、まずはパイロットを搭乗させることを検討して

います。パイロットを搭乗させない自律飛行は、多くのeVTOL企業が目指すところで

はありますが、初めのうちは利用者に安心してもらうためにパイロットが必要だと

フィマットは考えています。

「エアタクシーが受け入れられるかどうかは、いくつかのポイントがあるが、私は制御

されている感覚と信頼感が重要だと考えている」

「最初からパイロットが搭乗しない完全自律型のエアタクシーを運航してしまうと、

乗客はきちんとコントロールされているという感覚が得られないだろう」とフィマット

は述べています。しかし、パイロット不足の今、操縦桿を握るのは資格を持ったパイ

ロットなのか、それとも訓練を受けた「オペレーター」なのか、まだ決まっていません。

いずれにしても、ハネウェルはできる限り使いやすいコックピットを準備していると

ころです。フィマットによると、eVTOLのコックピットは「簡単に操作できる」設計に

することで、「シンプルで、直感的で、美しく」、「クール」なものになるという。その

目的はパイロットやオペレーターの育成を容易にするのと同時に、乗客の気持ちを和

らげることにあります。

 

[原文:Airlines like United and American are dedicating billions of dollars to fly a new type of aircraft that won’t require pilots

まとめ

日本でも、2025年の大阪万博を皮切りに、空飛ぶタクシーが現実化してきます。

その時議論になるのは、パイロットが有りか?無しか?私もステファン・フィマット

と同じ考えです。ただし、日本も世界のエアライン同様、民間のライセンスを持った

パイロットは大きく不足しています。その原因のひとつには、パイロットを育成する

費用が高額なこと、日本の飛行機の文化がまだ未熟なことがあげられます。一時的に

外国人を雇用するという方法もありますが、焼け石に水です。この空飛ぶクルマが

日本の新しい飛行機の文化となることを期待します。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました