中国のイーハング、大幅値下げ!

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

中国のeVTOL企業、EHang(イーハング)が、主力商品のEH216-Sを100万ドル

(1億5,000万円)の大幅値引きを行いました。

はたして勝算はあるのでしょうか?

EHang「中国で自動運転EH216‑S空飛ぶタクシーの小売価格を値下げ」

大幅値下げ?

イーハング は今週、EH216‑S 自律飛行タクシーの価格を以前に提案されていたより

もはるかに安価にすると発表したとプレスリリースが報じました。航空機1機あたり

約130万ドル(1億9,500万円)という販売価格が議論されていましたが、同社は世

界的な競争力を高めるためにこれを引き下げ、価格を約33万3,000ドル(5,000万円)

つまり100万ドル(1億5,000万円)近く引き下げました。

中国の同等額は239万人民元で、4月1日から発効する予定価格です。報道によります

と「同社は、この価格設定が市場のニーズにより効果的に応え、eVTOLクラフトと

UAMの価値をさらに高めることができると信じている」と述べられています。

この大幅に安い価格が同社の利益率にどのような影響を与えるかは不明ですが、

イーハングがすでに CAAC (中国航空局)から中国での商用便の認可を受けている

ことを考えると、おそらく全国での販売量が特に大きな助けとなるでしょう。同社は

儲かる航空観光市場に注目しています。

イーハングの創設者、会長兼 CEO である Huazhi Hu 氏は「低高度経済とその関連

産業は、当社の UAM(アーバンエアモビリティ) 開発にとって重要な市場機会を

提供し、中国の将来の経済成長の新たな原動力として機能します。」と述べました。

同氏はさらに、「私たちはより多くのグローバルパートナーと協力し、消費者に安全

で自律的で環境に優しいエアモビリティの新たな体験を提供できることを楽しみにし

ています。私たちの目標は、無操縦航空機を日常生活の一般的な一部にし、その恩恵

をより多くの人々にもたらすことです。」

EH216‑Sは、広州黄浦区の九龍湖公園で飛行デモを実施 (クレジット — EHang)

その他のeVTOLの販売価格(予想)

Jetson One: 98,000 ドル (キット)【1,470万円】

       150,000 ドル (組み立て済み)【2,250万円】

 

RYSE リーコン: 150,000 ドル【2,250万円】

The RYSE RECON Will Be the First Ever eVTOL To Fly at CES - autoevolution

スイッチブレード: 150,000ドル 【2,250万円】

画像 : 2番目の画像 - 空飛ぶスポーツカー「スイッチブレード」初飛行に成功 - スマートモビリティJP

エアワン:150,000ドル以上【2,250万円】

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SkyFly アックス: 175,000ドル以上【2,625万円】

ドロニ H1: 195,000 ドル【2,925万円】

Xpeng Voyager X2: 236,000ドル (自律型)【3,540万円】

XPeng AeroHT Voyager X2 eVTOL 2 旅客機

アレフ・エアロノーティクス: 300,000ドル【 4,500万円】

アレフ・エアロノーティクス「モデルA」。

EHang 216‑S: 333,000ドル【5,000万円】

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ヘキサリフト:495,000ドル【7,500万円】

イーハングの航空機の価格は依然として市場のハイエンドにありますが、もちろん自律型

であるため、まったく異なるカテゴリーが形成されているため、コストを比較する必要が

あるでしょう。

中国における同社の主な自動運転競合他社である Xpeng Voyager X2 は、市販されると

約 10 万ドル(1,500万円)安く販売される可能性があります。そして、イーハング が

有利なスタートを切っている一方で、Xpeng が今年末までに CAAC から独自の商業グリ

ーンフラッグを獲得する可能性は十分にあります。

イーハングのライバル 、ボロコプター の 2 人乗りボロシティですが、価格はまだ発表

されていません。ドイツのリリウムは2022年後半、同社のリリウムジェットの価格は

顧客が選択した仕様に応じて700万ドルから1,000万ドル(10億5,000~15億円)に

なると発表しました。

ヘリコプターと比較しますと、ロビンソンの米国製複座ヘリコプターR22の価格は約31

万8,000ドル(4,800万円)であるのに対し、フランス製のカブリG2の価格は40万8,000

ドル(6,120万円)です。セスナ 172 やパイパー 100i などの西側の人気の一般航空用固

定翼機の新品価格は約 30 万ドルから 40 万ドル(4,500~6,000万円)です。

イーハングについて

イーハング(Nasdaq: EH) は、世界をリードするアーバン エア モビリティ (「UAM」)

テクノロジー プラットフォーム企業です。イーハングの使命は、誰もがアクセスできる

安全で自律的で環境に優しいエアモビリティを実現することです。イーハングは、さま

ざまな業界の顧客に、エア モビリティ (旅客輸送および物流を含む)、スマート シティ

管理、および航空メディア ソリューションなどの無人航空機 (「UAV」) システムおよ

びソリューションを提供しています。 イーハングは、2023 年に中国民間航空局から

無人 eVTOL の世界初の型式証明を取得しました。世界の UAM 業界における最先端の

UAV テクノロジーと商用ソリューションの先駆者として、イーハングは空の限界を探

求し続けています。飛行技術は、スマートシティでの私たちの生活に恩恵をもたらし

ます。

まとめ

パーソナル(1~2人乗り)eVTOL航空機の値段は、今後競争の激化で安くなるでし

ょう。その内、高級車と同じくらいの値段になるかもしれません。それには、大量

生産ラインが必要になってきます。

イーハングやエックスハングのように、ほぼ国営企業は国(中国)が全面的に後押し

(出資など)を行うでしょう。その証拠に、CAACは世界で初めてイーハングに型式

証明を公布しました。しかし誰もが判るように品質の信頼性については疑問が残り

ます。

皆さんはどの機体を買おうと思いますか?

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

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