EHangの快進撃

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

今日は、空飛ぶクルマの企業、EHang(イーハング)の最新情報について

お伝えします。

スペインでのデモンストレーション

中国企業のEHanのEH216 AAVは10月11日に 、ヨーロッパ最大のアーバ

ン エア モビリティ (「UAM」) の 1 つとして、欧州連合 (「EU」) のエア モビ

リティ アーバン – 大規模実験デモンストレーション (「AMU-LED」)プロジェク

トの下で、スペインで飛行デモンストレーションを行いました。

EH216 の飛行デモンストレーションは、スペインのガリシア州ルゴにあるスペイ

ン国立航空宇宙技術研究所の Rozas Airborne Research Center(「CIAR」) で

実施されました。

AMU-LED プロジェクトは、SESAR (Single European Sky ATM Research) Joint

Undertaking に組み込まれた EU の Horizo​​n 2020 プログラムの一部であり、

航空機と安全な統合による UAM サービスの大規模なデモンストレーションを行う

ことを最終的な目標としています。持続可能でスマートな都市を実現するために

都市環境におけるさまざまなタイプの UAS( 他の無人航空機システム) 運用の

このプロジェクトは 2021 年 1 月に開始され、2022 年 10 月にスペインの

CIAR で EHang が EH216 AAVを使用して実施した今回の飛行デモンストレー

ションで終了する予定です。

EHang は、16 の AMU-LED コンソーシアム メンバーの 1 つとして、航空宇宙

研究機関、大学、UAS、eVTOL の製造業者およびオペレーター、ならびに航空

航法および U スペース サービス プロバイダーを含む、世界的に有名な UAM 利害

関係者と提携しました。安全で持続可能な UAM 環境を開発するという共通の目標

を共有することができました。

SESARについて

Single European Sky イニシアチブの技術的柱として、SESAR はヨーロッパの航空

交通管理の近代化と調和を目指しています。SESAR 共同事業 (「SESAR JU」) は、

この取り組みを支援するための官民パートナーシップとして 2007 年に設立されま

した。これは、革新的な技術的および運用上のソリューションを定義、研究、開発、

および検証するために、ATM コミュニティ全体の知識とリソースをプールすることに

よって実現しています。SESAR JU は、研究開発と実施に関する EU の優先事項を

定義する欧州 ATM マスター プランの実行も担当しています。欧州連合とユーロ

コントロールによって設立された SESAR JU には 19 のメンバーがおり、パートナ

ーや関連団体とともに、ヨーロッパやその他の地域で活動する 100 以上の企業を

代表しています。

EH216

EHang 216 は前機材のEHang184をベースにしていますが、アームが 4 つでは

なく 8 つになっています。これにより、車両は 1 人ではなく 2 人の乗客を乗せ

ることができます。シングル シート バージョンはEHang116と呼ばれています。

2020 年の夏、EHang は216 Logistics貨物ドローンの特別飛行運用証明書を

発行されました。

EHang 216 Autonomous Aerial Vehicle (「AAV」) は、2018 年 2 月に発表

されました。2017 年には中国で有人および無人飛行試験が実施され、2018 年

4 月にはオランダのプリンス ピーター クリスティアンによる有人飛行試験が

アムステルダム アリーナで行われました。

2018 年 7 月の時点で、216 は 2018 年 7 月までに 1,000 回以上の有人飛行

を行い、1 回の飛行で 8.8 km を移動しています。

EHang 216

まとめ

中国のEHangは、ヨーロッパやアジア(日本)などでデモンストレーションを

行っています。機体も2人乗りで小さく、飛行距離も30km未満とテストフライ

には適しています。自動操縦の性能も優れており、その国の許可が下りればすぐに

でも運用が可能かと思います。日本に限って言いますと、機体と地上のインフラが

上手くかみ合うかどうかが問題です。日本は諸外国(特にアメリカ)に右に習えで

実施するでしょうが、十分な整備が整っていません。危惧することは、日本の企業

の開発したシステムを使うのではなく他国のわけのわからないシステムでの運用に

なってしまうのではないかということです。現在日本の空飛ぶクルマと言われてい

る企業と政府は、2025年の大阪万博に向けて機体の開発ばかりに集中していま

す。確かに飛行機ありきですが、同時にその後の実際に飛行できる環境整備も進め

て行く必要があります。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできるを楽しみにしています。

 

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