岡山にeVTOLの展示場がオープン

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

昨年の11月初旬、電動垂直離着陸機(eVTOL)専用の展示場が日本にオープンしました。

日本の岡山県南部に本拠を置く航空協会である水島航空宇宙クラスター(MASC)は、

11月10日にMASC倉敷eVTOLテックラボを開設しました。開設に続いて数日間の講演会

や教育イベントが行われました。

eVTOL航空機ラボが日本に開設

EHangの EH216-S eVTOL航空機が展示されています

このセンターは日本で初めてのものであり、MASC と日本の eVTOL 業界にとって画期的

な成果です。建物は2階建てで、eVTOL航空機の展示スペースやVR体験コーナー、セミナ

ー・会議室などを備えています。当センターは、瀬戸内海を代表する観光地の一つである

倉敷市歴史地区保存地区に隣接しています。

MASCのTech-labは、「これからのeVTOL普及時代を生きる子どもたちの夢を実現するた

めの教育の場を提供する」ことを目指していると、倉敷eVTOL Tech-lab所長でVFS会

員の鋤本幸一氏は語りました。

また、「2025年の万博後に一般化する新たなモビリティ産業への貢献も目指す」と鋤本

氏は付け加えました。近くの大阪市で開催される2025年万国博覧会では、eVTOL航空機

の飛行とサービスが目玉となることが期待されています。

オープンと同時に、SkyDriveはMASCから3人乗りSD-05 eVTOL航空機の予約注文を受

けたと発表しました。日本の豊田市に拠点を置く eVTOL 開発会社 SkyDrive は、MASC

と協力して、瀬戸内海の島々の集合体である瀬戸内諸島への商用 eVTOL サービスの機会

を開発します。SD-05は、同協会が2021年に買収したMASCのEHang EH216-S eVTOL

航空機に加わることになります。

MASC は、展示スペースとその eVTOL 航空機を利用して、垂直飛行技術によってもたら

される機会についての認識を高めるとともに、地域の活動や教育プログラムの拠点として

の役割も果たしていきたいと考えています。昨年、協会は EH216-S 航空機の一連のデ

モンストレーション飛行と一般展示を実施しました

同協会は戦前、岡山県に存在した航空産業の復興を目指している。MASC は、eVTOL

航空機技術に投資することで、この地域、特に瀬戸内海に位置する離島コミュニティへ

の新たなビジネスと観光の誘致に取り組んでいます。MASCは2017年に研究団体として

設立され、2021年に協会として法人化されました。

MASC倉敷eVTOL技術研究所が現在一般公開されており、eVTOL航空機の保有数が増え

ていることから、MASCは岡山県を日本におけるeVTOL航空機運用の中心として位置づ

けています。大阪や 2025 年の万博に近いことを考慮すると、近い将来、この活動がさ

らに活発になることが予想されます。

スカイドライブ SKYDRIVE

SKYDRIVE 3 人乗り eVTOL マルチコプター量産機

SkyDrive株式会社は2018年7月に設立され、愛知県豊田市に拠点を置く電動垂直離着陸

(eVTOL)メーカーです。福澤智弘氏は最高経営責任者、岸信夫氏は最高技術責任者です。

同社の使命は、100年に一度のモビリティ革命を先導し、高度エアモビリティ(AAM)向

けのeVTOL旅客機および航空貨物機を設計、製造することです。累計資金調達額は150億

を突破したと ことです

SKYDRIVE 3 人乗り eVTOL マルチコプター量産モデル航空機

SKYDRIVE は、高度なエア モビリティのために作られた 3 人乗り eVTOL マルチコプタ

ー量産モデル航空機です。機体名は「SkyDrive」という会社名と同じですが、機体名が

すべて大文字の「SKYDRIVE」で表記されている点が異なります。この航空機は 1 人で

操縦され、荷物を入れるための 2 名の乗客用の部屋を搭載しています。航空機の最大巡

航速度は 100 km/h (62 マイル)、航続距離は 15 km (9 m)、推定離陸重量は約 1,400

kg (3,086 ポンド) です。

胴体の上部には 12 個のプロペラと 12 個の電気モーターを含むローター ドームがあり、

ローター ドーム アセンブリの後部には 1 つの垂直尾翼が付いています。胴体は流線型

の未来的な外観を持ち、周囲を囲む大きな窓が乗客に素晴らしい景色を提供します。

機体は炭素繊維複合材やアルミニウムなどの素材で作られています。よく見ると、胴体後

部上部は半円形のアフターボディフェアリングになっており、おそらく抗力を軽減し、航

空機の外観を改善するために作られたものと思われます。腹鰭は胴体の後部底部近くの両

側にあります。航空機には固定スキッド着陸装置が装備されています。

仕様:

  • 機体種類:eVTOL旅客用マルチコプター量産型航空機
  • 操縦:パイロット1名
  • 定員:乗客2名と荷物
  • 最大巡航速度: 100 km/h (62 マイル)
  • 範囲: 15 km (9 m)
  • 最大離陸重量: ~1,400 kg (3,086 ポンド)
  • プロペラ: 12 プロペラ
  • 電気モーター: 12 個の電気モーター
  • 電源: 電池
  • 胴体: カーボンファイバー複合材とアルミニウム。腹鰭は胴体の後部底部近くの両側にあります。胴体後部上部に突き出ているのは、半円形のアフターボディフェアリングです (おそらく抗力の低減と外観の改善のため)。
  • 寸法: 13 X 13 X 3 (WXLXH、メートル単位)、43 X 43 X 10 (フィート)
  • 窓: 前方、左右の視界を確保するパノラマラップアラウンドウィンドウにより、客室の上にしっかりした屋根があり、素晴らしい景色を眺めることができます。
  • 尾翼:垂直尾翼1基
  • 着陸装置: 固定スキッド着陸装置
  • 安全機能: 分散型電気推進装置 (DEP) は、乗客および/または貨物の冗長性により安全性を提供します。DEP とは、航空機に複数のプロペラ (またはダクト ファン) とモーターを搭載し、1 つ以上のプロペラ (ダクト ファン) またはモーターが故障した場合でも、正常に動作している他のプロペラ (またはダクト ファン) とモーターによって航空機を安全に着陸させることを意味します。航空機のサブシステムの重要なコンポーネントにも冗長性があります。
SkyDriveは2025年に航空機を認証し、2026年に量産を開始する予定

SkyDriveは、日本の関西・大阪で開催される2025年万博(万博)でSKYDRIVEを飛行

させることを目標に、2025年に航空局から航空機を認証する予定です。同社はまた

この航空機を米国連邦航空局(FAA)から認証したいと考えています。

SkyDriveは2026年に航空機の量産を開始し、日本およびその他の世界に航空機を販売

する予定です。

まとめ

MASCは、元々は岡山の水島の造船所で栄えた土地です。現在は、造船所は無くなりま

したが、その技術やものづくりの精神は脈々と受け継がれています。

一方SkyDriveは、昨年10月に日本政府から124億円もの融資を受けています。

これも。2025年の大阪万博に向けてのデモンストレーションです。

日本政府がSKYDRIVEを支援
皆さんこんにちは!先日、日本政府がSKYDRIVEのEVTOL航空機開発の支援を発表しました。はたしてその背景にあるものとは?SkyDrive、日本政府のイノベーション補助金124億円を獲得SkyDrive のバッテリー駆動の eVTOL ...

また機体の製造ラインを、スズキ自動車に設けると発表したばかりです。

これからも、MASCとSkyDriveにも注目していきましょう!

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

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