eVTOL市場予想と最新ニュース

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

昨夜は皆既月食、楽しんでいただけましたか?

私もず~っと空を見上げていたので、今日は首が痛いです。

そんな私の首の痛さなどどこ吹く風!世界のeVTOL(空飛ぶクルマ)は

強い追い風を受けて成長しています。市場予想と最新のニュースです。

市場予想

Research and Markets によると、世界の eVTOL 航空機市場は 38.2% の割合

で成長し、2023 年の 2750 万ドルから 2032 年には 7 億 500 万ドル

(1兆370億円)に達すると推定されています。

9年間で25倍です。1年間平均でも2.8倍になります。

市場は、すべてのプラットフォームで投資が増加していることを予測しており、

地上インフラストラクチャやバッテリー技術など、エコシステム全体の投資を

促進しています。

現在使用されているバッテリーは、リチウムイオン、リチウム硫黄、およびリン

酸リチウムですが、リチウムバッテリーのエネルギー密度が eVTOL 航空機用に

低いため、長距離飛行用の電力を供給するには不十分です。さらに、都市部での

eVTOL 航空機の運用とバーティポートの開発に関する規制は、まだ開発段階に

あります。

設計による市場のセグメンテーションには、リフトとクルーズ、ティルトローター

マルチコプターのダクテッド ベクトルが含まれ、リフトとクルーズのモデルが

市場を支配すると予想されます。これにはエア タクシー、個人用航空機、貨物、

および救急車が含まれます。

個人用航空機セグメントは、2023 年に 1,380 万ドルの収益を報告し、34.8%

の複合年間成長率 (CAGR) で成長すると予想され、北米は 54.74% を占めると

予想され、2023 年の値で市場の最高のシェアを占めると予想されます。かなりの

数の企業がこの地域に拠点を置いているためです。

エネルギー源によるセグメンテーションには、電気、ハイブリッド、水素推進が

含まれ、操作モードによるセグメンテーションには、有人、遠隔操作、自律が含

まれます。コンポーネントごとのセグメンテーションには、構造、アビオニクス

推進システム、電力システム、センサーが含まれます。

最新ニュース

Jaunt Air Mobility(ジャイアント エア モビリティ)

2022 年 7 月、Jaunt Air Mobility は L&T Technology Services とパートナー

シップを結び、インドで eVTOL 航空機を組み立てました。これは、カナダ、米国、

EU の航空規制当局によって認定され、2026 年までに車両が発売される予定です。

ジャイアントエアモビリティは、デリー生まれのインド系アメリカ人起業家

Chirinjeev Kathuria によって設立されました。(アメリカのエアロと合併して

現在はエアログループのCEOマルテイン・ペアレ)先月、このグループは、

エアモビリティ、ドローン、アビオニクス、トレーニング部門に関与する6つの

航空宇宙企業の合併を完了したと発表しました。

ジャイアントエアのeVTOLがこれです!

おわかりでしょうか?これは4人乗りのタイプですが、最終的には7人乗りのエア

タクシーを制作する予定です。エンジンは電動です。ほぼヘリコプター!

ジャイアントエアは、eVTOL 航空機事業を Airo Group と合併する予定です。

近年、いくつかのドローン製造および運用ベンチャー、アビオニクス、および

ロボット工学の能力、および英国の会社 VRCO によって開発されている

NeoXcraft eVTOL ビークルも含まれます。

VRCO 空飛ぶ車

VRCO によって開発されているNeoXcraft eVTOL ビークル
性能は、全電動型エンジン4基、大きなローターが可変する仕組みです。
巡航距離は75マイル(120km)、最大速度210mph(337km/h)
2人乗りでパイロットが必要です。
ジャイアントエアは、韓国のMintAir(ミントエア) とエア モビリティ
サービスを韓国市場に提供するために、最大 40 機の ジャイアントエア の
航空機を注文することに同意しました。
ミントエアは、韓国市場における ジャイアントエア の Advanced Air Mobility
(AAM) の独占パートナーとしての役割を果たすことになりました。
ミントエアは、韓国で高度なエア モビリティ サービスを構築している新興企業です。
Eve Holding(イブ)

2022 年 6 月、Eve Holding はケニア航空の子会社である Fahari Aviation と、

2026 年に 40 機の eVTOL を納入し、ケニアでの人員および貨物の eVTOL

運用のための UAM 市場とビジネス モデルを開発および拡大するという趣意書

に署名しました。

Eve Holding(イブ)は、ブラジルの航空機メーカー、エンブラエルの関連会社

です。イブは今年の9月にアメリカのヘリコプター会社のBLADE(ブレイド)

インドでのeVTOL事業の促進を目的に、イブのeVTOL200機を購入すると発表

しました。子会社のブレイドインディアが運営を行います。

インドは、近年産業の発達で都市部での交通渋滞が問題視されています。そんな中

eVTOL各社はこぞってインドに進出しています。

またイブは、アメリカの航空大手ユナイテッド航空から1500万ドルの投資200機

の4人乗りのeVTOLの発注を同じく9月に発表しました。最初の納入は早ければ

2026年に予定されています。

まとめ

ジャイアントやエバの最新のニュースを見ていてもおわかりのとおり、空飛ぶクルマ

市場はどんどん拡大しています。企業の合併やM&A、新しい会社ができたと思えば

いつの間にか無くなっていたりと、めまぐるしい流れです。

ただ言えることは、それだけ空飛ぶクルマは発展するということです。そのため

市場も大きくなって、投資が活発になっているのです。

はたして、生き残れるのは誰なのか?目が離せませんね。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

 

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