皆さんこんにちは!
今日は、空飛ぶクルマの海外の会社のニュースをお伝えします。
JOBY AVIATION(ジョビー:アメリカ)
まずは、世界で最も空飛ぶクルマ(タクシー)の実現に近いと言われている、JYOBY AVIATION
の最新ニュースです。
先月、5月26日にジョビーは『空飛ぶタクシー業の運営権』を取得しました。
その記事が
今回取得できた FAA Part135というのは、アメリカ連邦規則内の承認規則です。
Part135は航空会社および運用(オペレーター)の認定を行うもので
承認の要件としては会社、主な事業拠点、管理者、マニュアル、訓練メニューなど合わせて
16項目が細かく決まっています。
また、この承認のプロセスも5段階に分かれていて、厳しく決められています。
この認証を取得できたことはたいへん重要なことで、実現に大きく近づいたことになります。
あとは、安全基準をクリアする『型式証明』、機体を製造することができる『製造証明』を
取得する必要があります。
今回のPart135の取得は、Joby自体も1年ほどの前倒しで、嬉しい誤算でした。
来年の2023年には実用化、販売が期待できます。
LILIUM (リリウム:ドイツ)
次に、前回お話ししました、ドイツのLILIUM(リリウム)という会社です。
機体は、前にカナード翼を付けて、合計36個の電動型エンジンを搭載したものです。
先月の5月31日に、機体の翼を変化させることによってホバリング状態から飛行状態に
スムーズに移行できるデモ機、フェニックスⅡを発表しました。
具体的には
離陸のために主翼が下に向いている。翼の内部にエンジンが入っています。
飛行中は、水平方向に翼を稼動させます。
この部分は、飛行機で言うところの高揚力装置(フラップ)の位置にあたります。
このシステムがスムーズに稼動することによって、動力源であるバッテリーの損耗度が
大幅に軽減され、飛行時間や飛行距離が飛躍的に伸びます。
EHANG(イーハン:中国)
先日、日本のヘリコプター会社の『Air X』と業務提携を行い、イーハン社製eVTOL、50機を
注文したと話題になりました。
機体は、合計16基(上下2基)の電動駆動型プロペラを装備した2人乗り用です。
2016年 この機体の前進である、1人乗り用コンセプトモデルを発表しました。
2017年 中東ドバイにて実用化に向けた試験運転を開始。
2020年 有人ドローンでの遊覧ビジネスを開始しました。
世界の中で、一番に事業化できた企業です。
ただし、昨年から株価が大幅に下落しています。
中国企業ということもあるのでしょうが、粉飾決算が行われたという噂が流れたため
だとも言われています。
最近は、タイやインドネシアなどの東南アジアの企業から融資を受けるなど、資金集めに
奔走しています。
これから、まだまだ、世界中のスタートアップ企業が誕生して
『空飛ぶクルマ』業界が加速度的に発展することは間違いないでしょう。
市場予測では、2050年までに120兆円ともいわれるビックマーケットになると
言われています。
今後も新しいニュースを報告していきますね。
それでは今日はこの辺で。
またお会いできる日を楽しみにしています。
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