皆さんこんにちは!
先日、コメディアンのコメンテーターが大阪万博の空飛ぶクルマのニュースを見て
「あんなん、空飛ぶクルマやない!」と難癖を付けていました。
まぁ、彼の言うこともわからなくはないですが・・・
空飛ぶクルマという名前自体が誤解を招いているのは確かです。適当な日本語が
ないのも事実ですので、彼を責めるわけにはいきません。
そんな○サ-ル○井さんもこれを見れば納得してくれるかもしれません。
Airspeeder Mk4
Alauda Aeronautics (アラウダ)は、1,000kW (1,340 馬力) の Thunderstrike
水素ターボ発電機を搭載した Airspeeder Crewed Mk4 を発表しました。
同社は、30 秒で到達できる最高速度 225mph (360kph) の「世界最速」の電動垂直離着陸
(eVTOL) 航空機であると主張しています。
ターボチャージャーは eVTOL で使用するために特別に設計されており、この技術により
グリーン水素を燃料として使用でき、長距離および飛行時間にわたって安全で信頼性が高く
持続可能な電力を提供します。
電気推進システム、高度な空気力学、わずか 950kg の離陸重量 (MTOW) を備えたエアス
ピーダーは、ほぼゼロの排出量を生成しながら、188 マイル (300km) の予測範囲で非常
に効率的です。
Mk4 は、1 メガワット (1,340 馬力) のターボ発電機でバッテリーとモーターに電力を供給
します。燃焼器の設計により、水素炎の温度が比較的低く保たれ、亜酸化窒素 (NOx) の排
出が削減されます。
ほとんどの eVTOL は、離着陸時には垂直に、クルージング時には水平に配置されたティル
トローターを使用して操縦します。対照的に、Mk4 は AI フライト コントローラーが軽量の
3D プリント ジンバルに取り付けられた 4 つのローター ペアを個別に調整するジンバル推力
を使用して操縦します。
人工知能の Grimballed Thrust テクノロジーによると、この製品は「フォーミュラ 1 カー」
のハンドリング品質を備えており、エアスピーダー Mk4 は 2024 年に最初の有人レースが
予定されています。
Alauda Aeronautics は、南オーストラリア州アデレードでモデルを設計および構築しま
した。この技術には、排出量を大幅に削減し、個々の空の旅の持続可能な未来を生み出す
可能性があると考えています。
CityHawk・Urban Aeronautics
次の会社Urban Aeronautics(アーバン)が開発した空飛ぶクルマCityHawk は、
マイクロバス並の大きさです。
特徴は、車体の前後に大きな2つのローターがあることです。
機体は4人乗りで、時速は234キロ(130ノット)、飛行距離は150キロ(90マ
イル)、高度は5500メートル(18000フィート)まで上がれます。
サイズは、横浜が2.6メートル、全長7.7メートル、まさにトヨタのハイエースの一回り大
きいくらいの大きさです。
2025年には試験飛行を行い、2029年頃には商業化する予定です。
どちらかというと、空飛ぶタクシーのイメージです。
CityHawk は、住宅の屋上で毎日の通勤を開始し、下の交通を飛び越えることができます。
高級セダンのような洗練されたインテリア。より良い景色とよりスムーズな乗り心地のみ。
標準機能は、個別タッチスクリーン、充電ドック、温度調節、WiFi
CityHawk は、静かなキャビン体験、十分な足元スペースを備えた人間工学に基づいたシー
ト、専用のラゲッジ コンパートメントを装備しています。そのパノラマの天窓の屋根は、
乗員に素晴らしい景色を提供できます。
そして、限られたバーティポートを活用できる他の VTOL とは異なり、CityHawks は車の
サイズです。小さな運用スペースしか必要とせず、屋上は最小限の投資で簡単にバーティ
ポートに変換できます。これは、ブロックあたりのバーティポート、バーティポートあた
りの CityHawks、時間あたりの乗客数が増えることを意味します。
そして、イスラエルの会社だけあって救急医療サービス(Emergency Medical Services)
CityHawks EMSとしての役割を持ちます。パイロット1人、患者と2名の救急隊員を迅速に
搬送することができます。地上のような交通渋滞がなく、時間がかからずに病院まで運ぶこと
ができるのです。
まとめ
これで少しは、ラ○-ル○井さんも納得しれたでしょうか?
2025年の大阪万博では、eVTOLという電動垂直離着機の展示飛行です。
海に囲まれ、国土(平地)の狭い日本では、長い滑走路が必要な航空機はリスクが
あります。滑走路の要らないどこでも離着陸できる空飛ぶクルマが必要なのです。
どうしても機体は、ヘリコプターの延長になってしまいます。それでも、日本なら
ではの用途に合った機体が出てきても不思議ではありません。例えば、海や水の上
の下りることができるeVTOLとか。
日本のエンジニア、航空設計者に期待しましょう。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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