FPVショップ GS-RTA

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

今日は、FPV専門のお店を紹介します。

FPVとは、First Person View(ファースト・パーソン·ビュー)の略で、直訳しますと

一人称視点」です。

FPV

FPVと一般のドローンとの違い

FPVとは、専用のゴーグルを使ってドローンからの映像を見ながら、手元のコントローラー

でドローンを操縦する仕組みです。

それでは一般的なドローンの操縦との違いは何でしょうか?

一般的なドローンは、手元のコントローラに付いているモニターを見ながら(目視外飛行)

または直接ドローンを見ながら飛行させる方法があります。

前記のモニターを見ながらの目視外飛行は、現在では必ずドローンを監視する補助者を

付けなければならず一人では操縦はできません。但し、2022年12月5日の航空法改正によ

って操縦者の免許(一等:目視外飛行)があれば、許可された機体(一等の機体)で飛行

させることができます。2023年1月5日(実際は1月10日)から、操縦者の一等試験が開始

されました。しかし、目視外で飛ばせる機体はまだありません。(2023年1月末現在)

一方、FPVも同じく監視役の補助者が必要です。よくドローンレースなど行っていますが

これも大会関係者が監視役の補助者となってドローンを見ています。

そして、最大の違いはFPVを飛行させるには無線のライセンス(免許)が必要なことです。

FPVのライセンス

一般のドローンに使われている電波の周波数は2.4GHz(ギガヘルツ)帯の電波です。

2.4GHz(ギガヘルツ)帯の電波の特徴は、通信距離は長く比較的遠くまで(8km

程度、見通し内距離)届きます。障害物などがある場合でも影響は少なくて済みます。

但し、電波干渉を受けやすく街中や人が多く集まる場所で、携帯電話の電波などの

影響を受けて操縦不能になることがあります。ドローンの墜落事故の多くの原因が

電波干渉による操縦不能からの墜落事故です。

FPVは、5.7~5.8GHz帯の電波を使用しています。特徴は、通信距離は2.4GHzに

比べて短い(DJI製品のFPVは約6km)ですが、電波干渉に強く、通信速度が速いため

に画像に遅れがなくスムーズなコントロールができます。

最大の特徴として、FPVの電波の周波数帯を使用するにあたっては、アマチュア無線技士

4級以上の免許が必要です。商業用の場合には第三級陸上特殊無線技士以上の免許が必要

になります。そして、無線局を開局しなければなりません。

国内でドローン等での使用が想定される主な無線通信システムは、以下のとおりです。

分類 無線局免許 周波数帯 最大送信出力 主な利用形態 備考 無線従事者資格
免許又は登録を要しない無線局 不要 73MHz帯等 ※1 操縦用 ラジコン用微弱無線局 不要
不要※2 920MHz帯 20mW 操縦用 920MHz帯テレメータ用、テレコントロール用特定小電力無線局
2.4GHz帯 10mW/MHz※3 操縦用、画像伝送用、データ伝送用 2.4GHz帯小電力データ通信システム
携帯局 ※4 169MHz帯 10mW※5 操縦用、画像伝送用、データ伝送用 無人移動体画像伝送システム(平成28年8月に制度整備) 第三級陸上特殊無線技士以上の資格
2.4GHz帯 1W 操縦用、画像伝送用、データ伝送用
5.7GHz帯 1W 操縦用、画像伝送用、データ伝送用
  • ※1:
    500mの距離において、電界強度が200μV/m以下のもの。
  • ※2:
    技術基準適合証明等(技術基準適合証明及び工事設計認証)を受けた適合表示無線設備であることが必要。
  • ※3:
    変調方式や占有周波数帯幅によって出力の上限は異なる。
  • ※4:
    運用に際しては、運用調整を行うこと。
  • ※5:
    地上から電波発射を行う無線局の場合は最大1W。

総務省電波利用HPより

第三級陸上特殊無線技士はタクシー無線の基地局などの無線設備と同等の免許です。

アマチュア無線局について

発射する電波が極めて微弱な無線局や、一定の技術的条件に適合する無線設備を使用する

小電力の無線局については、無線局の免許又は登録が不要です。

ドローン等には、ラジコン用の微弱無線局や小電力データ通信システム(無線LAN等)

の一部が主として用いられています。例えば、2.4GHzを使用しているドローンや

微弱電波のラジコン、Wi-FiやBluetooth等の小電力データ通信システムの無線局等が

これにあたります。

これらの小電力の無線局は、無線局免許や無線従事者資格が不要ですが、技術基準適合証明

等(技術基準適合証明又は工事設計認証)を受けた適合表示無線設備でなければなりません。

技術基準適合証明マーク

上記の無線局のほか、ドローン等にアマチュア無線が用いられることがあります。この

場合は、アマチュア無線技士の資格及びアマチュア無線局免許が必要です。

なお、アマチュア無線とは金銭上の利益のためでなく、専ら個人的な興味により行う

自己訓練、通信及び技術研究のための無線通信です。そのため、アマチュア無線を使用

したドローンを利益を目的とした仕事などの業務に利用することはできません。

また、FPV等では5GHz帯のアマチュア無線が用いられることがありますが、5GHz帯の

アマチュア無線は、周波数割当計画上、二次業務に割り当てられています。そのため、

同一帯域を使用する他の一次業務の無線局の運用に妨害を与えないように運用しなければ

なりません。特に、 5.7GHz帯では無人移動体画像伝送システムが用いられているほか、

5.8GHz帯は、DSRCシステム(注)に割り当てられており、主として高速道路のETCシステムや

駐車場管理等に用いられていますので、それら付近での使用は避ける等、運用の際には配

慮が必要です。

(注)DSRCDedicated Short Range Communication】狭域通信

DSRCとは、自動車の車載機器が外部と双方向で無線通信するための通信規格です。

ETCやVICS、ITSスポット(ETC 2.0)などのサービスやシステムで利用されています。

アマチュア無線によるFPVドローンの体験利用について

アマチュア無線によるFPVドローンについては、現在、ドローンの操縦に2.4GHz帯の免許

不要局を使用し、 ドローンからの画像伝送に5GHz帯のアマチュア無線局を使用する場合

が多い状況です。

以下の条件を満たす場合は、無線従事者資格を持たない者が、アマチュア無線の周波数帯

を使用するFPVを利用したドローンの操縦の体験を行うことが可能です。

図 アマチュア無線局によるFPVドローンの一般的な利用形態

この利用方法には注意点がありますのでこちらを参照してください。

総務省 電波利用ホームページ|エラーページ(ページ・アクセス・エラー)

GS RTA Drone Pro Shop

FPVを専門に扱っているお店を紹介します。

ドローンショップ GS RTAさんです。

入り口を入ってすぐの壁にはドローンがいっぱい吊り下げてあります。

お店の中は、FPV製品とプロペラや周辺機器でいっぱいです。

初心者向けの一眼ゴーグルのオールインパック(機体、プロポ、ゴーグル、ケース付き)

価格は4万円以下です。

ドローンは、100グラム以下と競技用にも使えるドローンなどが並べられています。

コントローラーもいっぱいあって、それぞれ特徴が有ります。

そして何と言っても一番重要なのが、二眼式ゴーグルです!

綺麗な画像はもちろんのこと、曇り止めのファンも付いています。

Orqa FPV.One Pilot(オルカ)正面

これが店長お勧め。実際に装着させていただきましたが、純日本人の私にはフィット

しません。ゴーグルと顔の間に隙間ができるのです。後で自分の顔に合わせた加工が

必要だそうです。

値段は約10万円。これにアンテナなどを付けると13万くらいにはなるそうです。

人気があるのはこちら。これは、しっかりと顔にフィットして、色も黒、赤、白と

選べてとてもおしゃれです。価格は10万円以下。(詳しくはお店で)

機体とコントローラー(プロポ)、ゴーグルを合わせると15万から20万円。

イケメン店長曰く、安いゴーグルやプロポを買っても、使っている内に性能(画像)

に満足できなくなるそうで、お金に余裕があれば最初に良いものを買う方がお得。

機体の方は小さいのから大きいのまで、全て対応できます。

また、故障したりカスタマイズするときは、自分で直したり工作する方が安く済みます。

ここに来れば、パーツも全て揃っています。何でも店長に聞いてみてください。

本当に丁寧に対応してくれます。

お店の場所は、JR西船橋駅北口を出て左方向、国道14号線沿いにあります。

Google Mapで検索すると逆側の関連自動車販売店が表示されますので要注意です。

詳しくは下記のHPで。

https://www.gs-rta.com/

まとめ

今日は、FPVについて見てきました。FPVで撮影された画像を見るととてもエキサイティ

ングで、実際に飛んでいる様です。まるで戦闘機に乗っているかのような感覚です。

元戦闘機乗りの私が言うのですから間違いはありません!

ただ、FPVはきちんとしたライセンス(アマチュア無線4級以上)と、申請(無線局開局、

100グラム以上の機体登録)が必要です。

そして、一番の問題は練習場所(飛ばす場所)が少ないことです。関東周辺で練習場所を

探すとなると、かなり遠く(人がいない所)まで行く必要があります。それにFPVは、ある

程度広い場所でないと飛ばすことができません。地方の方が飛ばしやすいのです。ある意味

地方再生に繋がるかもしれませんね。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

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