皆さんこんにちは!
ガスタービン発電機を搭載したハイブリッドeVTOL(イーブイトール:電動垂直離
着陸機)を独自技術で開発し、長距離飛行を可能にした「eVTOL」(空飛ぶクルマ)
の実用化を目指すスタートアップHIEN Aero Technologies(ヒエンエアロテクノロ
ジーズ、以下「HIEN社」)が、株式投資型クラウドファンディングを行います。
申し込み開始は7月11日(木)、19:30~
HIEN事業内容
HIEN Aero Technologies(HIEN)は、現在、動力源に電力のみを使用した「純電動」
(All Electric)のドローンやeVTOLは、バッテリー性能の限界から飛行時間(距離)
が限られ、物流や旅客分野で実用化に課題を残しています。HIEN社はガスタービン
発電機を搭載することで航続距離や積載量を増加させ、社会実装(※)を通じて着実
な実用化を目指しています。
※社会実装:研究開発で得られた技術や知識を社会の中で実際に活用し、課題解決や
新たな価値創出を図ること。
HIEN社は創業から3年で大型ドローン「HIEN Dr-One」の日本初(世界で2番目)と
なる自立浮上(ガスタービンハイブリッドeVTOLとして)を成功させました。今後は
「HIEN Dr-One」の市販化を進め、2032年までに6人乗りで1時間以上の飛行ができ
る実用的なeVTOLを市場投入する計画です。
空飛ぶクルマは180兆円市場へ。注目は純電動を凌駕するハイブリッドeVTOL
eVTOLは都市内外での新たな交通手段として、エアタクシーや効率的な物流手段など
の役割を果たし、日常の通勤や配送の利便性を大幅に向上させます。離着陸施設と機
体さえあれば物流網をつくることができるため、人手不足が深刻化する離島や過疎地、
山間部などの物流を支える存在になるかもしれません。
矢野研究所の調査によると、新たなモビリティサービスの創出によって「空飛ぶクルマ」
の市場規模は2050年に180兆円を超えると予測されています。
eVTOLは「空飛ぶクルマ」とも呼ばれ、都市交通の未来を担う存在として期待されて
います。しかし、純電動eVTOLはバッテリー性能の限界から飛行時間が10分程度に限
られ、商用飛行として1時間を超える運用は、現在の技術では難しいのが実情です。
飛行時間を延ばすためにはバッテリーを増やす必要がありますが、機体重量が増加して
しまい自身を浮上推進させるプロペラや原動機がさらに大きくなるという悪循環に陥っ
てしまいます。そのため、バッテリーの技術革新がない限り、性能向上は難しい状況
になっています。この問題を解決するために注目されているのがハイブリッド方式の
eVTOLであり、国内ではHIEN社などが「ハイブリッドeVTOL」の開発を進めています。
HIEN社が開発するハイブリッドeVTOLは「小型軽量な航空機用エンジン」と「eVTOL
のシンプルな構造」を良いとこ取りしたような仕組みで、航空用ガスタービンエンジン
で発電し、その電力で小型プロペラを駆動して浮上・推進する「シリーズ(直列)式
ハイブリッド」になっています。これにより、バッテリーの充電・交換といった手間
から解放され、バッテリー重量の制約を低減させることで飛行時間と積載量を増やす
ことを目指しています。
HIEN eVTOL(大型ドローン)ラインナップ
HIEN Dr-One
寸法 | 5000 x 3200 x 900 mm |
---|---|
最大離陸重量 | 90kg |
ペイロード | 25kg |
最大速度 | 180km/h以上 |
航続距離 | 150km以上 |
給電能力 | 20kWh |
HIEN 2(2人乗りパーソナルeVTOL)
6000 x 9000 x 2500 mm | |
最大離陸重量 | 600kg |
---|---|
ペイロード | 150kg |
最大速度 | 180km/h以上 |
航続距離 | 180km以上 |
給電能力 | 50kWh |
HIEN 6(6人乗りコマーシャルeVTOL)
10000 x 16000 x 3200 mm | |
最大離陸重量 | 2000kg |
---|---|
ペイロード | 500kg |
最大速度 | 180km/h以上 |
航続距離 | 180km以上 |
給電能力 | 400kWh |
事業計画
- 024年4月期
・大型ドローン「HIEN Dr-One」長時間飛行の実証実験
- 2025年4月期
・ガスタービン発電機「DRAGON」販売開始
・「HIEN Dr-One」開発完了、機体認証取得、受注開始
- 2026年4月期
・「HIEN Dr-One」販売開始
・eVTOL「HIEN 2」開発完了
- 2027年4月期
・「HIEN 2」実証実験、受注開始
- 2028年4月期
・「HIEN 2」機体認証取得、販売開始
・eVTOL「HIEN 6」開発完了
- 2032年4月期
・「HIEN 6」販売開始
20XX年4月期
・株式公開(IPO)
※事業計画およびマイルストーンは、現時点の発行者の想定・見解に基づいて
作成されています。そのため、将来予想に関する記述には、既知および未知の
リスクや不確実性が含まれており、将来の実績や業績、成果や財務状況と著し
く異なる可能性があります。
HIEN社は大型ドローン「HIEN Dr-One」の一般販売を経て、ガスタービンハイ
ブリッドeVTOLの運用技術を確立し、大型有人機の開発に取り組む計画です。
2人乗りの「HIEN 2」は自家用プロペラ機や自家用ヘリコプターより手軽に購入
できる富裕層向けの自家用機として、6人乗りの「HIEN 6」はエアタクシーなど
の事業用途を想定して2032年までの実用化を目指しています。
CEO 御法川 学(みのりかわ がく)に聞く
- 機械メーカー研究所を経て、法政大学理工学部機械工学科教授
- 研究分野:小型航空機・流体騒音
- 空の移動革命に向けた官民協議会構成員
- JUIDA顧問
Q:どのような世界を実現したいと考えているのでしょうか?
Q:株式投資型クラウドファンディングに挑む理由を教えてください
市場の成長性
物流/旅客分野から緊急医療や災害救助まで、「ハイブリッドeVTOL」が交通革命を
もたらす!
ハイブリッドeVTOLは、ヘリコプターの長距離飛行能力や重積載性能には及ばないも
のの、都市と都市を結ぶ100〜200km規模の中距離移動や、500kgを超える積載を必
要とする物流・旅客において低コストな次世代交通として期待されています。
eVTOLは物流・旅客分野にとどまらず医療や防災、観光・レジャーなどでの活用も
期待され、緊急時の医療品や臓器の輸送、被災地への電力供給や物資輸送、観光地
での遊覧飛行など、さまざまなシナリオでの利用が考えられます。
今後、ハイブリッドeVTOLの普及やバッテリー性能の飛躍的な向上により、eVTOL
の利用範囲はさらに広がり、多岐にわたる分野で社会的価値を創出することが期待
されています。
株式投資型クラウドファンディングとは
非上場株式の発行により、インターネットを通じて多くの人から少額ずつ資金を集める
仕組みです。
株式投資型クラウドファンディングでは、企業が資金調達できる金額は1年間に1億円未
満、個人投資家が投資できる金額は1社に対して1年間に50万円以下となります。
株式投資型クラウドファンディングで投資するメリット
株式投資型クラウドファンディングは、非上場のベンチャー企業に少額から投資が
可能です。投資後は、投資先企業の株主となることができます。
共に成長を味わう応援投資
ベンチャー企業の成長を、株主として近くで見守り、時には応援をして歩むことが
できます。
非上場のベンチャー企業に投資が可能になった
非上場ベンチャー企業の株式は、2015年の法改正により、株式投資型クラウドファ
ンディングを通して一般の投資家でも投資ができるようになりました。
投資先企業のIPOやM&Aで大きなリターンの可能性
投資したベンチャー企業が大きく成長し、IPOやM&Aに至った場合に、投資金額を
上回るリターンが発生する可能性があります。
(※すべての企業がIPOやM&Aに至るとは限りません。)
株主優待や配当を受けることが可能
投資したベンチャー企業が株主優待制度を採用している場合、株主優待を受けるこ
とが可能です。
配当をおこなっている企業においては、配当金を受けることが可能です。
(※配当や株主優待を行わないベンチャー企業が多くを占めているのが現状です。)
エンジェル税制優遇措置の適用
ベンチャー企業の中には、エンジェル税制優遇措置の適用が可能な企業が多くあ
ります。
エンジェル税制優遇措置適用のベンチャー企業に投資することで、税制上の優遇措
置を受けることが可能です。
株式投資型クラウドファンディングに投資した際のデメリット
投資により取得した株式において、一般的な上場企業の株式と違い以下のデメリット
があります。
上場企業のように市場で売却することができません。
非上場の株式であるため、流動性が少なく換金性が著しく乏しいものです。
価値が消失する等、その価値が大きく失われるリスクがあります。
株券であっても配当が支払われないことがあり、社債券のように償還及び利息の
支払いが行われるものではありません。
まとめ
HIEN Aero Technologiesのオンライン事業説明会を開催します。
HIEN社は市場やプロダクトについてよりよく知っていただくことを目的として、
オンライン事業説明会を開催します。イベント登録時にいただいた参加者からの
質問にも回答しますので、技術についてより詳しく知りたい方、代表のビジョン
や想いを聞いてみたいという方は、ぜひこの機会に参加をご検討ください。
◆7月10日(水)19:30~20:15
【イベント内容】
- HIEN Aero Technologies事業説明
- 各プロダクトの技術解説
- 配信形式:Zoomウェビナー(参加者のお顔・名前は映りません)
- イベントにご参加希望の方は、こちらのフォームからご応募ください。
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