インフラストラクチャー

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

今日は、eVTOLの機体だけではなく、インフラストラクチャーにスポットを

当ててみました。

インフラストラクチャー

よくインフラと日本では略されて使っていますが、正式にはインフラストラ

クチャー 、直訳すると「下部構造」ですが、「社会的インフラストラクチャー

施設」または「社会資本」と訳されることが多い。

社会インフラと言われるものには、道路、港湾、空港、上下水道や電気・ガス、

医療、消防・警察、サービス行政など多岐に渡ります。

「産業インフラ」「生活インフラ」「通信インフラ」のように分野や対象を区切

って呼称する場合もあります。企業などが私的に所有、使用する施設や設備など

に関しても、事業や業務などの基盤、土台として欠かせないものをインフラと呼

ぶことがあります。例えば、業務の遂行に不可欠な情報システムを構成するサーバ

などの機器、ソフトウェア、通信ネットワークなどの「ITインフラ」などと呼ぶ

こともあります。

インフラストラクチャーニュース

日本を含め最新のeVTOLのインフラストラクチャーのニュースを紹介します。

ボロコプターが東京湾プロジェクトに採用

ドイツを拠点とする Volocopter は、東京湾環境社会ガバナンス (eSG)プロジェ

クトにおいて、東京都の最初の eVTOL パートナーになるために採用されました。

東京湾eSGプロジェクト(ベイエリアを舞台に、50年・100年先までを見据えた

まちづくりを構想するプロジェクトです。)は、首都の臨海部に自然と利便性が

融合した持続可能な都市づくりを構想し、最先端・未来技術の活用を試みています。

東京都の発表によると、VoloCity マルチコプターを開発している Volocopter は、

プロジェクトの民間パートナーの最初のグループに含まれました。

Volocopter は、東京での都市エア モビリティとドローン飛行の実現可能性調査を

開始します。プロジェクトは来年3月以降、まだ完全には確認されていませんが、

東京での最初のeVTOL試験飛行で2025年3月頃になると予想されています。

計画では、2021 年 10 月にハンブルグで開催された ITS コングレスでデモンスト

レーションを行い、初の公共飛行を行った電動重量物運搬車の VoloDrone を使用

する予定です。

VoloDrone in hangar

Volocopter の電動重量物運搬車の VoloDrone

最大200kgのペイロード、距離は約40kmまで運ぶことができます。

日本の企業は、KDDI が東京都から東京湾での可能な海上ドローン プロジェクト

の調査対象にも選ばれています。

また、VolocopterのバックアップはJALが行います。

アーチャーとユナイテッド航空、米国初のエア タクシー ルートを発表

アーチャーユナイテッドは、ニューアーク リバティー国際空港からマンハッタン

ヘリポートのダウンタウンまでを、アーチャーの電動垂直離着陸機 (eVTOL) を利用

して航空会社の乗客に安全、迅速、静かで費用対効果の高い輸送手段を提供する最初

のルートとして選択しました。

両社は、ニューヨーク大都市圏とその周辺の既存の航空インフラを電化することに

より、最初のルートを開始する予定です。

ニューアーク リバティー国際空港からマンハッタンヘリポートのダウンタウンまで

の旅は、ヘリコプターに代わる低騒音で持続可能で安全な全電動のミッドナイト航

空機で 10 分もかからないと見積もっています。車での同様の移動は、ラッシュア

ワーの渋滞時には 1 時間以上かかる場合があります。

アブダビ空港 が GROUPE ADP と MOU を締結し、AAM を加速

アブダビ空港は、フランスのエンジニアリングおよび運用会社である Groupe ADP

との間で、アブダビでの高度な航空モビリティ (AAM) の可能性を探り、発展する

ための覚書 (MOU) に署名しました。

この合意に基づき、パートナーシップはアブダビでのAAMの地上インフラの共同

計画、設計、開発、運用に従事し、利害関係者との協議、実現可能性調査、業界

ロードマップを作成するための市場評価を行います。

多くの国がグリーン航空革命に参入するにつれて、アブダビもドローン産業を受

け入れています。

関係者によると、試運転の詳細は年末に発表され、2023 年に商業発売される予定

です。

アラブ首長国連邦では、消防、気象監視、測量、種子の植え付けを含む農業などの

タスクにドローンを配備する利点を示すために、ドローンのデモンストレーション

が数多く行われています。

2 月には、ドローンの艦隊がアブダビの砂漠の上空を飛行し、高度な航空技術を紹介

しました。

2月に行われた配送テストの様子。ドローンが砂漠の上を飛んでいます。

以前私も住んでいた、アラブ首長国連邦(UAE)ですが、オアシス(街)以外は

ほとんど砂漠です。総面積は82,880km²で北海道と北方4島を加えた面積とほぼ

同じです。インフラと言えば、首都のアブダビやドバイなど主要都市は整備されて

いますが、その他の地域では日本のように完全ではありません。年に何人かは、

車の故障などによって砂漠に取り残されて死亡するケースもあります。自動車を

運転するときには常にガソリンの量と故障時の対応を考えておかなければなりま

せん。その点、トヨタ車は故障しないので人気が高いです。走っている車の多くは

日本車です。その他は、見たこともないスーパーカーですが。

フェラーリ458イタリア 内装・外装など20枚 【画像・写真】 - webCG

まとめ

  • ボロコプターが東京湾プロジェクトに採用
  • アーチャーとユナイテッド航空、米国初のエア タクシー ルートを発表
  • アブダビ空港がGROUP ADPとMOUを締結し、AAMを加速

今日はこの3つのニュースをお伝えしました。最近は、インフラストラクチャーに

関する話題が多く見られます。それは、eVTOLの産業が、機体開発からインフラ

整備に移行してきているからです。いよいよ、空飛ぶクルマが実現可能なフェーズ

に入ってきた証拠です。

そこでこれから問題になってくるのは、パイロット(有人/無人)を含めた管制

にスポットを当てていく必要があります。いかに今の航空機と空域や高度を分けて

運用するかが問題です。私は、まだ詳しくは情報を集め切れていませんが、日本の

企業の中にも着手しているところもありますが、法整備やハードウエアーの開発に

は時間がかかるかと思います。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

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