JAL、MAXの発注を増加、ジップエア向けに787-9を調達

飛行機

皆さんこんにちは!

コロナからの回復を受けて航空需要は2025年以降も増進することが予測されています。

中心はアジア。その中でもインバウンド需要を取り込もうとしているのが日本のエアラインです。

先日のANAの新規機材計画に対抗して、JALも新規計画を発表しました。

JAL、MAXの発注を増加、ジップエア向けに787-9を調達

ジップエア 787-8

ジップエア 787-8 クレジット: ジョー・プライス

日本航空(JAL)はボーイング737-8の発注にさらに17機を追加することを決定し、787-9を10機グループ子会社のジップエアに移管する計画も明らかにしました。

JALは2023年3月に737-8を21機発注しており、今回の契約で合計38機となります。

737-8の最初の機体は、2026年4月1日に始まる同航空会社の2026会計年度に納入される予定です。

737-8は、国内線でJALの737-800を置き換える予定。同社は現在-800を42機運航しています。

ジップエアは、2027年から10機の787-9を受け取ると発表しており、全機は2030年代初頭

までに到着する予定です。この航空機はJALのフルサービス航空会社の保有機から調達され、「ジップエア仕様に改造される」と同LCCは発表しています。座席構成はまだ未定です。

ジップエアは現在787-8を8機運航しており、これらは同社にとって初の787-9となります。

同社は2026年までに10機の-8を保有する予定であると発表しました。JALは国際線用にさらに10機の787-9を発注しており、2028年度から納入が開始される予定です。

同社は合計87機の航空機を発注している。これには2028年度から納入が予定され、国内線

でボーイング767と交代する予定のエアバスA321neoが11機含まれています。

JALは28機のA350を発注しており、そのうち20機は国際線仕様のA350-900で、2027年度

から納入が開始される予定です。同社は国内線用に-900の納入を受けており、さらに3機がまだ到着していません。国際線向けのA350-1000型機5機も納入される予定です。

同社は、LCCを含めた国際線事業が2030年度までに2023年度比1.5倍に拡大すると予想しています。特に北米とアジア路線で大幅な成長が見込まれると同社は述べました。

今後の導入確定機材内訳
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今回新たに追加導入を決定した737-8型機を含め、JALグループにおいて今後導入する機材は

合計で90機規模となります。2030年以降の成長を見据え、早めに機材発注を行うことで、

確実な成長を果たせるよう、柔軟性をもった機材計画を立て、新造機の導入に備えています。

まとめ

今回、発表された機材計画ですが、JALは今後グループ会社の経営を含めどのように考えているのでしょうか?

ジップエアへのB787の移行考えますと、長大路線はエアバスA350を使用し効率を図ります。

一方で、比較的近いアジア、ハワイ路線などにB787を使用することは理にかなっています。

国内線は、B777、B767の退役を加速され、代替となるA320、B737を有効に活用していくことが狙いです。

いずれにしても、原材料費、人件費の高騰により機体そのものが値上がりしています。また、2030年のパイロット大規模退職問題を抱え、パイロット不足も深刻です。

またJALは、グループ内のLCC(格安航空会社)の再編にも取り組まなければ成りません。

JALのLCCは、ジップエア、スプリングジャパン(旧春秋航空)、ジェットスタージャパンがあります。この3社は、いずれも採算が合っているとは言いがたいのです。

ジップエアは日本人の海外渡航が円安の影響により思わしくありません。ホノルル便は日本人がいないためなんと季節運行(春夏休み、盆正月)になっています。

スプリングジャパンは、日本国内は千歳(北海道)と広島のみ。最近は中国(国際線)が盛況のようですが。

ジェットスタージャパンは、赤字経営が続いています。理由としては、親会社のカンタス航空のロイヤルティの高さと、高コストです。機材の老朽化も問題です。

これら、LCC3社をいかに効率化させ、儲かる体質にしていくかが課題です。

ライバルのANAに追いつくことができるのでしょうか?

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

 

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