日本のスカイドライブが離陸位置に立つ?

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

来年の2025年夏に大阪此花地区で開催される予定の大阪万博の目玉、『空飛ぶクルマ』のお

披露目です。開催計画当初は、実際に人が乗って飛ぶというものでしたが、開発企業の機体

開発の遅れが原因です。開発には多くの資金と優秀な人材が必要です。国によっては中国の

イーハング(EHang)の様に国がバックアップしているところもあります。開発には時間と

労力、投資家達の思惑が複雑に絡み、その行く末は不透明です。そんな中、日本のスカイドラ

イブは国からも企業からも支援を受けています。

スカイドライブと大阪メトロが協定を締結

スカイドライブと大阪メトロは、都市の空中移動の未来を模索するために協力しています。こ

のエキサイティングなパートナーシップは、2025年の万博後の大阪エリアでのeVTOLの使

用の実現可能性を研究することを目的としており、空飛ぶ車が現実の世界に一歩近づくことに

なります。トヨタ自動車株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大澤 剛志、以下

「トヨタ」)は、2025年に開催される大阪・関西万博(以下「万博」)開催後の大阪エリア

におけるeVTOL機の活用可能性の検討を行うため、大阪地下鉄株式会社(以下「大阪メトロ」

)と協定を締結したことを発表しました。また、大阪メトロはスカイドライブに出資しました。

大阪メトロとスカイドライブが協定を締結

大阪メトロは、3人乗りのSD-05航空機によるeVTOLエアタクシーサービスを実現するSkyDriveの計画を支援するために、資金と公共交通機関の専門知識を提供しています。

スカイドライブは、2025年に開催される先進的な空の移動技術「スマートモビリティ

EXPO」プロジェクトに参画しています。大阪地下鉄は、地下鉄8路線と自動運転の路面電車

「ニュートラム」を運営しており、1日あたり約240万人が利用しています。

また、地下鉄、バス、タクシーなどさまざまな交通手段を連携させ、大阪の利便性を高める都

市型MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)構想「eメトロ」も推進しています。

2024年2月には、大阪万博会場外の空中空港の運営事業者に選定されており、スカイドライブ

と大阪地下鉄は、万博会期中および会期後の空中空港の運営について協議を重ねてきました。

eVTOLが日常の移動手段として普及する未来を描いている、両社はビジョンが一致し、目標の

方向性が一致しました。この協定に基づき、スカイドライブと大阪メトロは、eVTOL技術を

どのように実用化できるかを判断するために、詳細な事業計画と運用を検討します。

大阪地下鉄株式会社について

大阪地下鉄は、大阪市交通局の法定承継会社として、大阪市中心部に9路線137.8、社会イン

フラとして重要な役割を果たしています。当社は、安全・安心・快適を提供する「交通イン

フラ」日々の暮らしを支える「社会インフラ」という基本使命に加え、多様な人々が出会い

新たな価値観を共に創造する「活力インフラ」となることを目指しています。国際都市大阪

の更なる発展に貢献することを企業理念掲げ、交通を核とした都市づくりを目指して事業活

動を進めています。

スカイドライブ株式会社について

スカイドライブは、「100年に一度のモビリティ革命をリードする」というミッションを掲げ

2014年より空飛ぶクルマのコンセプトやプロトタイプのテストを経て、2018年7月に正式に

設立されました。そのビジョンは、日本そして世界中で誰もが日常の移動手段としてeVTOL

にアクセスできる未来を創ることです。同社は2019年に日本で初の有人eVTOL飛行テストに

成功し、同社のeVTOL「SKYDRIVE」は日本航空局と米国連邦航空局。スカイドライブは、

2025年に大阪・関西万博の先進的なエアモビリティプロジェクトに参加している企業に選ば

れています。スカイドライブは、公式生産パートナーであるスズキ株式会社が所有する工場で

2024年3月に生産拠点を置きました。スカイドライブは愛知県豊田市に本社を置き、福澤知宏

が代表取締役社長を務めています。

開発と認証を加速するために追加資金を確保

スカイドライブ、eVTOL開発用資金を確保

大手 eVTOL 開発企業スカイドライブは、これまでの資金調達ラウンドの成功を踏まえ、シリ

ーズ C資金調達でさらに大規模な投資を発表しました。この最新ラウンドには、Inventum

Ventures、大阪地下鉄株式会社、環境エネルギー投資株式会社、みずほ銀行などの著名な投資

家からの寄付が含まれており、都市の空中移動の未来に対するスカイドライブのビジョンに対

する信頼が高まっていることを強調しています。この資金は、eVTOL を通じて日常の交通

手段に革命を起こすというスカイドライブ の使命を推進する上で重要な役割を果たします。

資金調達

スカイドライブは 「100年に一度のモビリティ革命をリードする」というミッショ

ンを掲げ、日本そして世界中で誰もがeVTOLを日常的な移動手段として利用す

る未来を創ることをビジョンに掲げ、2018年7月に設立されました。eVTOLの社会

実装には型式証明が必須の認証の一つであり、日本の航空局はスカイドライブのeVTOL

「SKYDRIVE」の型式証明申請を2021年に受理し、2022年に航空局とスカイドライブ

の間で認証基準に合意しました。スカイドライブは現在、開発と並行して認証活動を進

めており、認証計画の合意を目指しています。認証計画の合意後は、地上試験や飛行試

験を実施し、要求される基準や性能基準を満たしているかを検証する予定です。

スカイドライブ社は今回の投資により、地上試験および飛行試験のための設備と組織を

アップグレードし開発および認証活動を加速させる計画です。また、量産への移行をサポー

トするため、品質保証部門などの主要部門を拡大・強化し、航空機が品質と信頼性の基準を

満たすようにします。

スカイドライブは、日本、米国、韓国、ベトナムから合計263機のeVTOLの予約注文を受けて

います。また、スカイドライブは、設計、製造から納品後まで、ライフサイクル全体を通じて

機体のデータを一貫して管理できるデジタルプラットフォームを開発します。このプラットフ

ォームにより、同社は機体が顧客に納品された後も機体の状態を監視することができます。

SkyDrive株式会社 代表取締役社長 福澤知宏のコメント

「2022年9月のシリーズC資金調達以降、世界各国から多くのトップクラスのエンジニアがチ

ームに加わり、eVTOL機体の開発を大きく前進させることができました。株主であり強力な生

産パートナーでもあるスズキ株式会社の協力のもと、2024年3月にスズキグループの製造工場

で『SKYDRIVE』の生産開始を発表しました。事業展開においては、インドでの市場開拓もス

ズキと連携し、グジャラート州政府と戦略的パートナーシップを締結しました。米国では

2023年9月にSkyDrive America,Inc.を設立し、サウスカロライナ州やジョージア州などの

地方空港を起点とした実用化に向けた開発を進めています。投資家やビジネスパートナーの皆

様には、当社の進捗を高く評価していただき、力強いサポートをいただき感謝しています。今

後も皆様のご期待に応えられるよう、eVTOLの開発と事業展開に全力を尽くしてまいります。」

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました