皆さんこんにちは!
今日、素晴らしいニュースが飛び込んできました。アメリカの空飛ぶタクシーの
会社JOBY(ジョビー)が日本の型式証明を取得に向けて本格的に動き出しま
した。
JOBYがやってくる!
国土交通省は、米国で空飛ぶクルマの設計製造を行なう「Joby Aviation」が
開発中の機体について、航空法に基づく型式証明申請を受け付けました。
外国製の空飛ぶクルマの型式申請受理は初めてです。今後は開発の進捗に合わせ
航空機の安全性や環境適合性に関する審査を進める予定です。
型式証明とは、機体の設計が安全性及び環境適合性に関する基準に適合すること
を国が審査及び検査する制度のことです。国は、機体の開発と並行して審査及び
検査を行ないます。
JOBYとは?
おさらいになりますが、アメリカのJOBY(ジョビー)Aviationは
2009年に米国カリフォルニア州で設立されました。eVTOLの開発、設計、製造
を行なう会社で、米国では旅客輸送サービス提供を計画しています。
また、トヨタ自動車が主要株主となっていることで有名です。
機体は?
最大航行距離約150マイル(270km)超、最高速度200mph(約320km/h)で航行可
能な5人乗り仕様です。初めはパイロットが乗り組んで機体のモニターを行います。
電動式ティルトローター型のエンジンを6基搭載しており、静音性にも優れた機体
です。
ANAとの連携
JOBYは日本の航空大手ANAと協業し、国内大都市圏を中心とした移動サービ
スの実現に向けて事業性調査、旅客輸送サービス実現に向けた運航/パイロット訓練
航空交通管理、離着陸ポート等地上インフラ整備、新制度・法規への対応などを共
同で検討して行きます。また、地上交通との連携では、トヨタ自動車も参加し検討
を実施する計画です。
最新のロードマップ
2022年3月18日に行われた空の移動革命に向けた官民協議会で話された最新
のロードマップによりますと、2025年までに現在行っている空飛ぶクルマの試
験と商業運航の準備段階から、本格的な商業運航に1段ギアを上げていきます。
2025年の大阪万博を契機に、完全自動化に向けて実証実験を重ねていき、
2020年後半には商業運航の拡大を図るとともに、離島や地方から都市部への
運航へとシフトしていきます。そして、2030年代以降には、さらなるサービス
エリア、路線、便数の拡大を行っていきます。
環境整備も同時に行っていき、離発着場や空域の整備、そしてバッテリーなどの
性能の向上や利便性も高めていきます。
まとめ
このニュースは、とても画期的なことです。江戸時代に黒船が来たときくらいの大
事件です。日本のお役所、国土交通省がアメリカの力を借りて(圧力に押されて)
開国したのです。これによって、ルールや法律、規制などは全てアメリカと同じ
になるでしょう。
黒船に乗っていたのはペリーではなくジョビーですが。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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