サンダーバード発進!

飛行機

皆さんこんにちは!

1965年の10月11日、イギリスのテレビで初めてサンダーバードが放送され

ました。サンダーバードと聞いて、アメリカ海軍のアクロバットチームか?それとも

雷鳥?なんて思われた方も入りと思いますが。。。

人形劇で1時間の特撮番組です。日本でも放送された人気の番組です。

サンダーバード

ストーリー

サンダーバードは、世界各地で発生した事故や災害で絶体絶命の危機に瀕した

人々を、「国際救助隊」(IR―International Rescue)と名乗る秘密組織が

スーパーメカを駆使して救助する活躍を描く物語です。

原作者のジェリー・アンダーソンは、ドイツのマチルド鉱山で起きた、129人

が生き埋めになった浸水落盤事故で、29人が死亡したが懸命な救助の結果100

人が救出されたこと を知り「国際的な協力で、科学的な設備を持って救助すれ

ば被害は食い止められる」と思いつき、企画初期段階のタイトルは、『国際救

助隊(原題「International Rescue」)』としました。

時代設定は、当初は2065年をベースとしていましたが、一時期2026年

という時代設定になったりしました。最終的には2065年に落ち着きました。

人形劇でありながら、細部にまでこだわった造形や洗練されたデザインの模型、

ロケット噴射や車両走行中の土ぼこりの描写などリアリティを追求した特撮技

術は当時としては驚異的なクオリティであり、その後の特撮作品への多大な影

響を及ぼしました。

登場人物のコスチュームも当時の最先端のモードを積極的に取り入れ、メイン

ターゲットの男子児童だけではなく女子児童の関心もつかんだ。当時、番組に

登場した人形をベースにしたファッション情報誌も制作されたほどです。

登場人物は、国際救助隊司令官のジェフ・トレーシーと5人の息子、メカニック

のブレインズ、美人モデルのペネロープ、執事のパーカーです。

また、それぞれの兄弟が操縦するサンダーバード1号~5号。その他のメカも

たいへん精巧に作られていました。

日本での放送

日本では、NHKが1時間枠で1966年4月から1年間、全32話+16回

の再放送がされました。その後、民放各社でも放送され、TYOMXでは昨年

まで放送されていました。

また、日本語でのオリジナルのテーマソングも作られました。

番組のヒットとともに、プラモデルやおもちゃなども大ヒットしました。

今でも大きいおもちゃ屋さんにはプラモデルが置いてあるところもあります。

洗練されたメカ

原作は1960年代初めですが、その当時はまだコンコルド(1975年就航)

も飛行していない時代でした。そんな中で、ロケット推進の飛行機(1号、

3号)、大型垂直離着陸機(2号)、宇宙ステーション(5号)など現在も

造られていないメカが子供や大人までをも魅了しました。また、科学の進歩

の粋を集めた超音速ジェット機や、重機の数々。それらのデザインや、精巧に

造られた模型も見所でした。

中でも一番人気は、2号機です。大きる丸移動体、真ん中には4号などのメカ

を搭載できる貨物ポッドを装備しており、垂直離着陸が出来る構造です。

2号は本当に空力的に飛べるのか?

Thunderbird 2 with the T3 pod below | サンダーバード, サンダーバード 2 号, 昭和 レトロ 雑貨

サンダーバード2号は、両側の2つのジェットエンジン、そして、垂直離着陸用に

胴体の4カ所から下に向かってジェットノズルが装備されています。胴体中央部に

前進翼がついています。

全長76.2m、重量406トン、最大積載重量100トンです。

最大速度は8000キロ、最高高度は3000メートルです。

動力源は原子炉です。

全長はボーイング747-8(76.4m)とほぼ同じです。

Lufthansa reaktywowała dwa kolejne boeingi 747-8 - Rynek Lotniczy

そして驚くべきは、リフティングボディを採用していることです。リフティングボ

ディとは、極超音速での巡航を前提とした航空機、ないしはスペースプレーン等の

ような大気中を飛行することがある一部の宇宙船に使われる、機体を支える揚力を

生み出すように空気力学的に工夫された形状を有する胴体のことです。遷音速から

超音速域での飛行時に特に大きな抗力発生源となる通常の固定翼機型の翼を廃し、

その分必要になる浮揚力を胴体から賄うために利用されることが多く、1960年

代に開発されたアメリカの実験機M2シリーズやX24などが本形態を採用した代表

的機体です。

但し、サンダーバード2号は真ん中の貨物ポッドがない状態でも飛行できますので

エンジンの推力が半端ないと考えられます。

また、基地から離陸する際には驚くべきことは、垂直離着陸機のスロープ発進という

アイデアは、20年後にイギリスの空母インビンシブルとハリアーで実用化されている

という点です。ハリアーも垂直離着陸ができる戦闘機であるが、発進時には燃料やら

ミサイルやら一番重量が重い状態で出ていく訳で、効率の悪い垂直離陸では重量が限

られてしまいます。そこで、スキージャンプ台という空母の先端が少し上に添っている

ようなデザインが試され、これを使うと非常に有効であることが実証されたため、その

後の軽空母デザインの定番になっており、最近話題の中国の新空母もこのデザインにな

っています。それを実用化20年前にテレビの中で見せたというのはすごいことです。

サンダーバード2号&救助メカ」の魅力♪ : 漫画家 原口清志のブログ

記事はWikipediaを参考にしています

まとめ

さて、驚くべきはこれらが今から60年前に考え出されていたと言うことです。

私も子供の頃にテレビで見たその光景は、衝撃的でした。そして今でも誰かの

役に立つ、災害から人々を救助するという考えはUAMという形で実現させて

行かなければと思っています。本当に国際救助隊を実現したいと夢見ています。

サンダーバードこそが私の原点かもしれません。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

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