軍事用ドローンを生産するメイマン

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

軍事産業は、戦争時だけでなく平和な時も途絶えることはありません。

アメリカの軍事産業企業「メイマン」は、軍事用ドローンや1人乗りホバーなどを開発している企業です。

レイザードローンで複数の軍事ミッションを追求

メイマン・エアロスペース・レイザーP1ドローンテストベッド

メイマン・エアロスペース社の無人 VTOL 航空機「レイザー P1」は、ジンバル上で傾斜するタービン エンジンで駆動されます。

Razor VTOL 航空機は、ジンバルを傾けることで推力ベクトルを制御するタービン エンジンを備えています。

メイマン・エアロスペースは、戦闘地域での兵站作戦への新しいアプローチを米軍とその同盟

国に提供する取り組みを強化しています。同社は最近、計画中のレイザーP100無人VTOL機

の実物大飛行試験を開始し、ヘリコプターや大型ドローンの代替として、いわゆる「競合貨

物」任務にこの機体を配備すると主張しています。

最大 100 ポンド(45kg)のペイロードを搭載した P100 の予測航続距離は 210 nm

ですが、ペイロードを 15 ポンドに減らすと、約 330 nm まで伸びる可能性があります。

メイマン社は、最大ペイロードが 500 ポンド(226kg)で、予測航続距離が 290 nm から

550 nm の、より大型のP500 モデルも計画しています。

9月、メイマン チームは南カリフォルニアで有線飛行テストを開始しました。この作業は12月

中旬まで継続される予定です。この作業により、P100 の生産基準に適合した機体に若干の

改良が加えられると予想されており、来年には 3 か月間の飛行テスト プログラムが開始され

米国国防総省との研究開発契約に基づき軍事基地でこの機体を実証できるようになる予定です。

レイザーの設計は、ジンバル上でピッチングする 4 つの傾斜タービン エンジンで構成されて

おり、推力ベクトル制御によって機体が垂直飛行モードと水平飛行モードの間を移行できるよ

うにします。メイマンによると、軍の​​運用者は他の機体に使用可能な燃料でエンジンを稼働さ

せることができるため、レイザーが遠隔地での使用に適していることが強調されます。

スカイフィールドが戦場の知力を提供

レイザーの飛行制御およびナビゲーション システムは、メイマン社独自の スカイフィールド

オペレーティング システムによってサポートされており、これにより、車両は GPS が利用で

きない環境でも独立して動作できます。人工知能に支えられた スカイフィールド システムは

軍の指揮官が P100 と戦場管理システム間のインターフェイスとして使用し、すべての資産を

最適に活用するのに役立ちます。

同社の創業者兼CEOのデイビッド・メイマン氏によると、レイザーは、同社が以前に設計した

民間機「スピーダー」の軍用バージョンであり、主に係争貨物の配送を担うことが想定され

ています。同氏は 「レイザーは、非常に狭い場所から最大500ポンドの荷物を持ち上げたり

通常の離着陸機が着陸できない場所でも運航でき、電動ドローンよりも航続距離と速度が速い」と語りました。

Razor P100 ドローンは 10 フィート x 10 フィートのスペースから操作でき、ピックアップ トラックの荷台に積んで運ぶことができます。

Razor P100 ドローンは 10 フィート x 10 フィートのスペースから操作でき、ピックアップ トラックの荷台に積んで運ぶことができます。

輸送可能な物資には、兵士の食糧、弾薬、負傷者のための血漿などがある。積荷はレイザーが

着陸した時、または自動操縦式パラシュートで降ろされる仕組み。

メイマン社はまた、レイザーがブリムストーンやヘルファイアミサイルなどのスタンドオフ兵

器の発射プラットフォームとして使用されることも予想しているのです。同社によれば、この

車両はこれらの兵器の射程距離を約200海里延長できるということです。

同様にメイマン氏は、レイザーが状況によっては、トマホークやバラクーダのような高価な巡

航ミサイルよりもはるかに安価に配備できる弾頭として配備される可能性があると見ています。

同社はまた、飛来する脅威を迎撃するための対ドローン用途や、逆に訓練用の標的ドローンと

して使用される可能性も想定しています。

最高速度450ノットとホバリング能力を備えたレイザーは、諜報活動、監視、目標捕捉、偵察

任務にも配備できます。「100機程度の群れで組織的に行動し、指揮官の戦場を分散化でき

る」とメイマン氏は述べました。

最近、メイマン氏の軍事利用予定者との話し合いは国防総省を超えて、オーストラリア、カナ

ダ、ニュージーランド、英国も含まれるファイブアイズ安全保障同盟にまで広がっています。

「誰もが人間を危険から救いたいと思っており、最近はこうした自律型資産の開発に多額の

資金が投入されている」と同氏は語りました。

軍事用途向けレイザーエアユーティリティビークルを発表

メイマン・エアロスペース・レイザー航空多目的車両

メイマン・エアロスペース社の新型空中多用途機「レイザー」は、敵軍に対する精密攻撃の役割を果たすためにミサイルを装備できる可能性がある。

メイマン・エアロスペースは、5月6日から10日までフロリダ州タンパで開催される特殊作戦

部隊週間イベントで、最新のレイザーP100多用途航空機の実物大モデルを発表しました。

100ポンドの積載量を誇るこの自律型航空機は、この米国の新興企業が設計したスピーダー

から計画されている一連の製品開発の第1弾であり、機体を1,000ポンドの積載量に拡大する

500ポンドのP500も間もなく登場する予定です。

メイマン社によりますと、レイザー車両は、さまざまな争奪戦の兵站任務に投入されるか、

高度なセンサーを装備して情報収集、監視、目標捕捉、偵察任務に投入される可能性がありま

す。大型モデルは、精密攻撃用にヘルファイアやブリムストーンミサイルを装備したり、低コ

ストの巡航ミサイルとして配備したり、電子戦や敵の防空網の抑制、標的ドローンとして使用

したりできるのです。

カリフォルニアに拠点を置く同社は、今年第3四半期にレイザーの試作機の初号機を準備し、

飛行試験を開始する予定。同社によると、この機体は地上からだけでなく、航空機や船舶から

も配備でき、最高マッハ0.75の速度で飛行できるということです。

メイマン社によれば、同社はすでに欧州とオーストラリアの顧客から1億2000万ドル相当の受

注意向書を受領しています。また、米国防総省から325万ドルの資金も確保しているのです。

今週、メイマン社はレイザー車両用の人工知能ベースの自律型オペレーティング システムを開

発中であると発表しました。同社は、新しいスカイフィールド技術が既存の戦場管理システム

に統合される予定であると述べました。

サヴバック、ヨーロッパの防衛用途にメイマンのスピーダー無人航空機 300 機を導入

メイマン・エアロスペース社は、軍事支援などの遠隔操縦ミッション向けにスピーダーVTOL機を開発している。

メイマン・エアロスペースの Speeder P100 UAV は、さまざまな防衛用途に使用されます。

サヴバック・ヘリコプターズは、メイマン・エアロスペース社のスピーダーP100無人航空機

300機の購入に合意し、急速に変化する欧州軍のニーズに応えようとしています。このスウェ

ーデン企業は、ロシアの侵略に目を向けて防衛能力の見直しを進めている北欧諸国における

メイマン社の代理店です。

UAE政府のの支援を受けているカリフォルニアに拠点を置くメイマン社によると、P100は

人工知能を使い、他の資産とともに現代の戦場管理環境で運用される。積載量は100ポンド

で、最高速度はマッハ0.75。メイマン社は、積載量がそれぞれ400ポンドと1,000ポンド

のP400とP1000など、より大型のモデルを追加する予定です。

今週署名された意向書は、1億2000万ドル以上の見込み注文をカバーしており、100ペソあ

たり40万ドルの価格を示唆しています。サブバックは2025年第4四半期から2027年第2四半

期の間に納入を受ける予定で、最初のユニットの非公開顧客がすでに決まっているのです。

メイマン社は米国国防総省との契約に基づき、スピーダー・ファミリーの無人航空機の開発と

認証を担っている。同社は今年第3四半期にP100の高速テストを開始する予定です。

「当社は、次世代の AI 管理の戦場に統合できる航空機を提供しています」と、メイマン エア

ロスペースの CEO 兼創設者であるデイビッド メイマン氏は述べています。「Speeder システ

ムは、導入の容易さ、運用コストの削減、幅広い機能を通じて、防衛用途に不可欠な価値を提供します。」

まとめ

この機体についてはヘルファイアを2つ搭載することができ対戦車ヘリ、場合によっては同等

の兵器を運用できる無人攻撃機に匹敵する能力があるものの、問題になるのはエンジンがむき

出しで赤外線に激しく反応してしまうという点です。

つまり敵から発見されやすい欠点があるということになるのですが、さらにジュエットエンジ

ンを搭載しているため激しい音がでることも容易に想像できます。そしてサイズも対戦車ミサ

イルの弾頭を載せた一人称ドローンに比べて明らかに巨大であり目視でも発見されやすいとい

うデメリットもあるかもしれません。

つまり現在ウクライナで使用しているようなプロペラドローンに比べるとペイロードが多く航

続距離は長いものの、一方で発見されやすく攻撃に晒される可能性も高くなる可能性は少なか

らずあります。

実際の戦場でどの程度有効な兵器となるのかは結局は使ってみないと分からないのですが、

ドローン戦争黎明期といえる現在、各国で様々な兵器が今後登場してくことを伺わせる機体と

なっています。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました