おんせん県大分が熱い

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

温泉で有名な大分県が今、本当に熱いのです。

それは温泉ではなく、空(宇宙)なんです。

アジア初の宇宙港

宇宙港とは、別名スペースポートと言い、宇宙の玄関を意味します。

大分空港から宇宙へは、水平型と呼ばれる宇宙港として、Vergin Orbitという米国企業が

持つ特殊なボーイング747型ジャンボジェット機の下腹部にロケットを搭載し

上空で発射するという想定です。このロケットの名称はランチャーワンと言い、小型の

衛星を打ち上げることができるのです。

UK taps Virgin Orbit to launch first satellites from its own soil this summer | TechCrunch

B747から切り離されたロケット(ランチャーワン)
種子島宇宙センターにもロケット発射機台はありますが、地上からの発射だと天候に左右
されてしまいます。飛行機で上空まで運んでからの打ち上げは、ロケットの大きさに制限
はあるものの、天候を気にせず、燃料コストも大幅に減らすことができます。また、整備
の面でもはるかにコストが抑えられます。現在まで、4回のフライトを成功させています。
ではなぜ、大分空港が選ばれたのでしょうか?
立地と設備

大分空港は、国東半島(くにさきはんとう)の東側にあり、海に囲まれています

瀬戸内海気候で、一年を通じて天候は良好です。大分空港の滑走路は3000mあり

ジャンボジェット機が離着陸できるだけの十分な長さを持っています。

アクセスマップイメージ

大分空港は海に囲まれた空港です
産業面

大分には、自動車や精密機器関連の企業が多く集まっています。

大分県商工観光労働部企業立地推進課資料
そのため、宇宙の基盤としての品質の高い部品を調達でき、宇宙機器の製造、メンテナンス
に優位性があります。
観光面

大分県内には、数多くの温泉地があり、自然や観光資源が豊富にあります。大分空港が

宇宙港として注目を集めれば、経済効果は莫大なものとなるでしょう。

また、13年間運休していた、空港から大分市を結ぶホバークラフトが復活する計画が

あります。復活すれば、アジアで唯一のホバークラフトの航路となります。

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大分空港のホーバークラフトに使われるグリフォン・ホバーワーク(画像:グリフォン・ホバーワーク)。
宇宙往還機 Dream Chaser

2022年2月26日に、大分県と米国 Sierra Space、兼松(商社)は、大分空港を

Sierra Spaceの宇宙往還機 Dream Chaserのアジア拠点として活用するための検討を

進めると発表しました。

宇宙往還機 Dream Chaserとは、飛行機型の有人宇宙船です。2026年には有人飛行

を予定しています。

滑走路に着陸する有翼宇宙往還機「ドリーム・チェイサー」の想像図(Credit: Sierra Space)
S-NET事業

大分県は内閣府のS-NET事業宇宙ビジネス創出推進自治体に選出されました。

S-NET事業とは、スペース・ニューエコノミー創造ネットワークの略で

内閣府と経済産業省が宇宙をキーワードに、新産業、サービス創出に感心を持つ企業、団体

個人などの連携を推進するために2016年3月に創立しました。

全国の都道府県に公募を行い、2020年に大分県、福岡県が選ばれました。前回の公募で

選定された、北海道、茨城県、福井県、山口県と合わせて6道県となりました。

選定した自治体については、国が行うセミナー・出前講座の実施の支援や宇宙ビジネス・

コーディネーターの育成支援等を通じて、当該自治体が主体的に行う地域における宇宙

ビジネス創出のための取組を積極的に国がサポートをしていきます。

 

大分空港が、宇宙(そら)の玄関口になる日がもう目の前ですね。

空飛ぶクルマの試験飛行

7月13日、九州で初となる空飛ぶクルマの無人試験飛行が行われました。

この空飛ぶクルマは、岡山県倉敷市にある一般社団法人MASC所有の中国製E Hangです。

E Hang EH216はマルチロータ型のエアモビリティです。

2人乗りで、パイロットはいません。地上からのコントロールまたは自律飛行ができ

時速は130km、飛行高度は1000m、航続距離は16km、約25分飛行可能です。

E Hang EH216 イーハンHPより

今回の試験飛行は、地上から約70mの高度に達した後に、片道520m離れた地点まで

2往復の飛行を行いました。最高時速は36kmでした。

2点間を行き来する飛行試験は、今回が国内初めてでした。

未来の乗り物(次世代型エアモビリティ)として、期待が高まる空飛ぶクルマですが

他の自治体も導入に向けた動きが活発化しています。特に大阪府は、2025年の

大阪、関西万博に向けての導入を目指しています。

導入を計画している大分県も積極的に誘致に奔走しています。

ドローンサッカー

韓国発祥の新スポーツ、ドローンサッカー。

7月24日に、ドロンサッカーの国際大会が開催できる国内初の競技場が、大分県別府市

にオープンしました。

ドローンサッカーとは、球場のプラスチックフレームに覆われたドロンボールを使用し

複数人(5人VS5人など)で戦うスポーツです。ルールはサッカーと同じく、

相手のゴールに向かってスピーディにドロンを飛ばしたり、自分たちのゴールを守ったり、

仲間を援護したりというチームスポーツです。

具体的には、5人のパイロットでチームを作り、円形のゴールが設置された長方形の

フィールドの外からボール型ドローンをコントロールし、時間内に相手チームの円形のゴール

を多く潜り抜けたチームが勝者となるというゲームです。

フィールドの大きさは、縦7m、横16m、高さ5mとかなり大きいものです。今回の別府の

施設は、プール跡地を利用したそうです。

日本のチームは、大分を練習の拠点として、2025年のワールドカップに向けて環境が

整いましたね。

まとめ

このように大分市は、積極的に新しい産業の誘致を行っています。

大分は、自然に囲まれており、心と体を癒やす温泉地が多く存在しています。

食べ物も美味しくて、私の大好きなところです。

しかしながら、過疎化も進んできていて、高速道路や鉄道などのインフラ整備も課題に

なっています。今後の大分の、空への発展に期待しましょう。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

 

 

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