大阪城、有人飛行

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

昨日の関西の関テレ(フジテレビ系)テレビニュースです。

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大阪城公園 有人飛行実証飛行

大阪府は、来年2月ごろ大阪城公園で全国初の人が乗った空飛ぶクルマを飛行

させる実証実験を行うと発表しました。丸紅南海電鉄が共同で行うプロジェ

クトです。

機体は、アメリカのLIFTAIRCRAFT社製のHEXAという空飛ぶク

ルマです。

丸紅の取り組み

丸紅と言えば、JALと組んでVertical Aerospace社

2021年2月に基本合意であるMOUを結びました。

Vertical Aerospace社製のVA-X4、200基の予約発注

オプションを獲得しています。

同年5月には、今回のLIFTAIRCRAFT社を大阪万博の実証実験機の候

補者に採択しました。

LIFTAIRCRAFT

LIFTAIRCRAFT社製のHEXAは、1人乗りの半自律型の個人用航空

機です。一般のeVTOL機とは違い、短距離移動またはレクリエーション飛行の用

途で造られました。最高時速は90マイル(145km/h)安全装置であるパ

ラシュートも搭載しています。そのパラシュートは地上約12mで自動的に展開

する仕組みになっています。なぜなら、HEXA自体が高高度まで上がれないか

らです。FARのパート103、ウルトラライト規則を利用してパイロットの免

許やFAAの認定を必要としない誰でもが操縦できる航空機の開発という独自の

戦略をとっています。

レクリエーション飛行では、混雑していない地域での昼間の運行に限定されてい

ます。その他、重量物を持ち上げ運搬する貨物、火災現場支援、医療避難などの

分野にも活躍が期待されています。特にアメリカ空軍へ軍事用HEXAを供給し

ており、1500万ドルのMOUに署名しています。また、全国ツアーも計画し

ており、4000件を越える予約が入っています。

LIFTAIRCRAFT社は、時間のかかる航空機の認証や高性能のバッテリー

技術などの必要性のない市場をターゲットとしています。これらの市場規模予測は

2023年に1040億ドル(日本円にして約15兆円)、2040年までに1兆

ドル(144兆円)規模まで行くとしています。

HEXA 飛行写真

FAR パート103

FAR パート103とは、パラモータグライダー(超軽量車両)についての規制

を定めたものです。

FAA は、1974 年 5 月 16 日に、「ハング グライダーの操作に関する推奨安全パラ

メータ」と題する勧告通達 No. 60-10 を発行しました。この勧告通達には、正式な

連邦規制の代わりに、スポーツ ハング グライダーの操作に関する推奨安全パラメー

タが含まれていました。アドバイザリー サーキュラーは、「ハング グライダー」を

「発着能力が搭乗者の脚に依存し、飛行を維持する能力が自然気流のみによって生成

される、動力のない単一場所の乗り物」と定義しています。諮問通達第 60-10 号が

発行されて以来、ハング グライダーのスポーツは劇的に進歩しました。

現在、車両の速度、高度、および距離能力を向上させるために、動力装置、着陸装置、

および可動制御面が広く使用されています。多くのモデルには乗客輸送能力がありま

す。これらの開発の結果、多くのハング グライダー車両は、諮問通達第 60-10 号で

想定された範囲内に収まらなくなりました。この超軽量車両を操縦するにはパイロッ

トの免許はいりませんが適切な訓練が必要です。そのためLIFTAIRCRAFT

社では、利用者に事前にVRを使った訓練の実施を計画しています。

超軽量車両は、耐空性認証基準や耐空性証明書を取得する必要はありません。具体的

には、1人乗りで、レクリエーションまたはスポーツ目的のみで使用され、自重が

254ポンド(115kg)未満、最高速度は55ノット(101km/h)を超え

ないなどの制限があります。

まとめ

2025年の大阪万博に向けて、各ベンチャー企業はそれぞれの成果を出すための

追い込みに入っています。成功すれば、日本の技術は世界の注目を浴びることにな

るでしょう。ただし、このHEXAのような超軽量車両という考え、カテゴリーは

日本にはありません。安全性を重視してきた日本のお役所がどこまで規制を緩和し

て、縦割りの仕組みを排除できるか、官民一体となって取り組んでいかなければな

りません。

私もぜひ乗ってみたいです。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

 

 

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