皆さんこんにちは!
タイトルが怪しくてすみません。
今日は、MQ9 リーパーという無人攻撃機のお話です。
先日、鹿児島県鹿屋(かのや)基地に1年限定で配備が決まりました。
MQ-9 リーパー
性能
リーパーの基になったMQ1プレデターより一回り大きくなっています。
武装、兵器、監視
両翼に3つずつ計6つの機外兵装ができる取り付け用ステーションを持っています。
対戦車ミサイル、レーザー誘導爆弾、空対空ミサイル、監視用として広域監視センサー
が取り付け可能です。搭載兵器の総重量は1400kgにもなります。
実績
2007年に、アメリカ空軍に採用されました。すぐに、イラクとアフガニスタンに
実戦配備されました。
2015年から2020年にかけて、ISやイスラム革命隊の指導者や指揮官の殺害
に加わっています。
採用国
アメリカ以外にフランス、オランダ、台湾、インド、スペイン、UAE、イタリア、
モロッコ、そして日本です。
2022年4月6日、海上保安庁はリーパーの民間向け警備用無人偵察機
シーガーディアンの採用を発表しました。
リーパー 鹿屋基地に来る
2022年7月21日に九州防衛局と鹿屋市(かのやし)【鹿児島県】がMQ9の
海上自衛隊鹿屋基地における一時展開に関する協定を締結しました。
展開の期間は、事前準備期間、運用終了後のて撤収期間を除き1年間とし、延長は
行わないとするものです。
翌22日には、岸防衛大臣と中西鹿屋市長と面談を行いました。
展開規模は、8機。関係者人数は150人から200人程度とされています。
20日には、準備部隊が到着し、約2ヶ月の準備期間を経て、1年間の運用となり
ます。なお、配備されるアメリカ軍の関係者は市内のホテルに滞在するそうです。
この展開、配備の目的は、台湾有事に備えて中国を牽制するためです。
鹿屋基地
鹿屋基地と言えば、太平洋戦争中に知覧(ちらん)飛行場と並び、神風特別攻撃隊
の出撃の基地でした。828名もの若者がここから出撃して行ったのです。
1954年に今の海上自衛隊の管轄になり、第一航空隊のP-1、P-3Cや
先頃は空中空輸機KC-130の訓練基地としての役割を果たしています。
防衛省のドローン活用
2022年3月30日に、防衛省は来年度からの攻撃型ドローンの運用に着手する
と発表しました。これは、ロシアのウクライナ侵攻を受けてのことです。
導入状況は災害対応や戦況把握用の1~2メートルほどの小型機に限られ、長距離飛行
が可能な大型機は空自三沢基地(青森)に偵察型3機が配備され始めたばかりです。
防衛省は来年度予算で小型の攻撃型ドローンの有効性や諸外国の機体などに関する
調査費3000万円を計上しました。しかしながら、研究の段階と言うことですので
しばらくは時間がかかりそうです。
まとめ
ウクライナ戦争をきっかけに、大きく戦争のあり方が変ってきました。
ドローンからの攻撃で人が死に、街や建物が破壊され、その映像が毎日のように
ニュースで流れています。
早く平和な日が戻ってくることを願っています。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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