小雪(しょうせつ)

お天気

皆さんこんにちは!

今日は二十四節気の小雪(しょうせつ)です。

小雪(しょうせつ)

小雪とは立冬から数えて15日目ごろです。例年ですと11月23日勤労感謝の日

くらいですね。

今年は11月22日から12月1日までを言います。

北国から雪の便りが届く頃ですが、まだ本格的な冬の訪れではありません。

雪といってもさほど多くないことから、小雪といわれたものだそうです。

陽射しが弱くなり紅葉が散り始めるころで、いちょうや柑橘類は黄色く色づい

てきます。

青い空と黄色い銀杏

次第に冷え込みが厳しくなってきますので、冬の備えは整えておきましょう。

お歳暮の準備をする目安にもなります。

新嘗祭(にいなめさい)

11月23日の勤労感謝の日は、この小雪の期間になります。

そして、新嘗祭(にいなめさい)が行われます。

新嘗祭とは何でしょうか?

新嘗祭とは、その年の収穫に感謝して新穀を神様にお供えし、来年の豊穣を願う

行事です。「にいなめのまつり」「しんじょうさい」と呼ぶこともあります。

日本書紀にも登場するほど古くから行われてきた行事で、現在では全国各地の

神社で11月23日に行われています。

本来は宮中の祭祀です。その内容は、天皇陛下が天照大御神(あまてらす

おおみかみ)をはじめ八百万の神々にその年の新米をすすめ、めぐみに感謝し、

自らも一緒にお召し上がりになる…というものです。

新嘗祭と対になっているのが、祈年祭(きねんさい・としごいのまつり)。

祈年祭はその年の耕作始めに五穀豊穣を祈る神事で、かつては旧暦2月4日、

現在では2月17日に行われています。

新嘗祭はもともと、旧暦11月の2回目の「卯の日」に行われていました。

現在でいうと12月上旬~1月初旬ごろです。

1873(明治6)年、新暦に移行するときに11月23日になり、そのまま

「新嘗祭」という祝日も生まれました。

戦後は、稲作だけではなく世の中をかたち作るすべての勤労に感謝しよう…

という思いから、「勤労感謝の日」と名前が変わり、現代まで続いています。

勤労感謝の日は現代の国民の祝日の中で、もっとも長い伝統を持つ祝日の

ひとつといえます。

昔は、新嘗祭の日までは新米を食べてはいけないとも言われました。

神様に新穀(初穂)を捧げるより前に、人が食べるのはおそれ多いという

考えからです。

昔は稲刈り、天日干し、脱穀などを人の手でやっていたため、稲刈りから

俵に米を入れ終わるまで2カ月はかかっていました。そのため、新米が食べ

られるのはちょうど新嘗祭のころだった…という事情もあったようです。

実った稲穂

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