SKYRYSE 自動飛行制御システムはパイロットを助ける

飛行機

皆さんこんにちは!

アメリカの飛行機の自動運転技術を開発しているSKYRYSE(スカイライズ)

先日、FAA(米国航空安全局)からのお墨付きをもらいました。

次なる挑戦はIFR(計器飛行)。

SKYRYSE(スカイライズ)

FAA は SKYRYSE 自動飛行制御システムを承認

FAA は、Skyryse の自動飛行制御システムがコンプライアンス要件をすべて満たして

いることを確認し、Robinson R66 軽ヘリコプターから始めて、既存の航空機を改造

するための補足型式証明書 (STC) の申請を完了しました。同社によると、最近完了し

たシステム レビューの結果は、FAA がシステムのハードウェア、ソフトウェア、また

は人的要因コンポーネントのあらゆる側面をカバーするための追加の規則制定を要求し

ないことを意味します。

 FlightOS、乗組員を航空機のフライト デッキから移動させるのではなく、パイロット

の作業負荷とトレーニングの必要性を軽減することで安全性を向上させることを目的とし

ています。Skyryse によると、この技術は民間航空の安全基準を、パイロットのミスや

悪天候での遅延に伴うリスクの悩みを解消します。

この機器は、典型的な一般航空飛行甲板の複雑な制御の一部を、タッチスクリーンのタブ

レット ディスプレイとジョイスティックに置き換えます。Skyryse によると、フライバイ

ワイヤのハードウェアとソフトウェアが主要な操縦機能のほとんどを処理し、パイロット

が安全な飛行範囲をうっかり超えてしまうのを防いでいます。同社によると、パイロット

が FlightOS を操作するためのトレーニングには数分しかかからないとのことです。

カリフォルニアに拠点を置く Skyryse によると、同社は商用航空安全のベンチマークとし

て使用される 10 対マイナス 9 (10 -9 ) の安全基準に合わせてシステムを設計しました。

これは 10 億分の 1 に相当します。このシステムは、機械的な複雑さを取り除き、高度に

インテリジェントなコンピューターを追加することで、一般航空機の商用航空輸送レベル

の安全性をサポートする、異なるアーキテクチャを備えたトリプル冗長フライバイワイヤ

ー システムに基づいています。

FlightOSは、高度に自動化された、機体に依存しないユニバーサル フライト コントロー

ル システムを目指しています。

Skyryse は、Robinson R66 軽ヘリコプターなどの既存の航空機に FlightOS 自動化フライト デッキを搭載することを目指しています。

Robinson R66 軽ヘリコプターなどの既存の航空機に FlightOS 自動化フライト デッキを

搭載することを目指しています。(画像:スカイライズ)

Skyryse は、Robinson R66 STC が承認されて実装されたら、他の稼働中のヘリコプター

や固定翼航空機に FlightOS を提供する予定です。

自動化された IFR 運用を可能にする計画を加速

Skyryse は最近、カリフォルニア州エル セグンドに 27,000 平方フィートの本社を開設

しました。これは、FlightOS システムを開発するエンジニアリング チームの規模を拡大

するためです。

Skyryse は、ロサンゼルス地域でエア タクシー サービスを実施し、トレーシー市で緊急

医療サービスの第一対応者をサポートしました。これらの演習により、IFR 機能の必要性

が証明されたと述べています。これは、南カリフォルニアの一般的に穏やかな気象条件で

あっても、有視界飛行規則 (VFR) の制限により、計画された飛行の約 25% が実行できな

かったためです。

eVTOL エア タクシー サービスの新しいアーバン エア モビリティ (UAM) コンセプトは、

IFR 機能がなければ失敗します。Skyryse の信念は、一般航空会社は民間航空会社と同じ

レベルの安全性を利用できるべきだというものです。

事故の約 80% は天候とパイロットのミスに関連しています。そのため、これらの問題に

対処する製品を開発することが必要なのです。

Skyryse の目標は、あらゆるパイロットを最も経験豊富なパイロットと同じくらい効果的

にすることです。

まとめ

Skyryseは、この FlightOSを開発することによって、航空事故ゼロを目指しています。

航空機の自動運転というものの、パイロットを助ける相棒としての役割が大半を占めて

います。しかしながら将来的には、パイロット無しの自動運転を主体とするものに移っ

て行くことを念頭に置いています。そのためのIFRでの飛行システムの開発です。

現在の航空機の自動着陸は、低視程でも着陸します。全て機械がやってくれるのです。

パイロットは後ろで計器に異常が無いかをチェックするだけです。それほど、現時点

での自動操縦は進んでいます。人間の入る隙間は無いのです。

近い将来、AIパイロットが出てきても不思議ではありません。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

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