皆さんこんにちは!
今日は、二十四節気の立冬です。最近朝晩がめっきり寒くなってきましたね。
いよいよ、冬がやって来ます。
立冬(りっとう)
立冬とは?
二十四節気のうちの立冬です。
立冬とは、霜降から数えて15日目頃を言います。その名のとおり、冬の始まり
のことです。「立」には新しい季節になるという意味があり、立春、立夏、立秋
と並んで季節の大きな節目です。 ※これらを四立(しりゅう)といいます。
朝夕冷えみ、日中の陽射しも弱まって来て、冬が近いことを感じさせる頃。
木枯らし1号や初雪の便りも届き始めます。ちなみに今年の初雪(初冠雪)は
今月の5日の日、旭川地方気象台で旭岳の初冠雪を観測しました。平年より10
日遅く、昨年より1日早い観測でした。
立冬を過ぎると、初霜が降りて冬の佇まいへと変わります。
この日から立春の前日までが冬になります。
木枯らし1号
木枯らし1号とは、西高東低の冬型の気圧配置となり、その年初めて吹く北より
の(やや)強い風(季節風)の事で、東京地方と近畿地方でのみ発表されます。
例えば東京地方では、10月半ばから11月末までの間に冬型の気圧配置となっ
て、北よりの風速8メートル以上の風が吹くと、気象庁はその風を「木枯らし」
と認定し、最初の木枯らしを木枯らし1号として発表しています。
東京地方と近畿地方ではそれぞれ基準や条件が異なり、例えば近畿地方の期間は
霜降(10月23日ごろ)から冬至(12月22日ごろ)であり、東京地方の木枯らし
1号の対象期間と違いがあります。
木枯らし1号の発表は東京と大阪のみで、木枯らし2号以降は発表されません。
また、期間や気圧配置、風の条件が揃わず木枯らし1号が発表されない年も稀に
あります。
東京地方の木枯らし1号の基準
【期間】 10月半ば~11月末の間
【気圧配置】 西高東低の冬型の気圧配置で季節風が吹く
【風向】 東京の風向が西北西~北
【風速】 東京の最大風速が8m/s以上
近畿地方の木枯らし1号の基準
【期間】 霜降(10月23日ごろ)~冬至(12月22日ごろ)
【気圧配置】 西高東低の冬型の気圧配置
【風向】 北よりの風
【風速】 最大風速が8m/s以上
東京地方の木枯らし1号の記録
・最早 10月13日
・最晩 11月28日
(1951~2018年)
※2018年に39年ぶりに木枯らし1号の発表なし
時雨(しぐれ)
時雨とは、晩秋から初冬にかけて降る通り雨のことです。
実は先ほど南関東地方に一時的な通り雨がありました。空は晴れているのに
パラパラと雨が降りました。時間にして約15分くらいでしょうか?道路の
アスファルトがうっすら濡れるぐらいの雨の量でした。
狐の嫁入り
今日のような空は晴れているのに、通り雨が降る現象を『狐の嫁入り』と言う
ことがあります。俗に『お天気雨』とも言います。
それではなぜ、このお天気雨が降るのでしょうか?
お天気雨の正体は、ひとつにははるか遠いところにある雲から降った雨が上空の
強い風によって流されてくる場合。
もうひとつは雨を降らせた雲が、雨が地上に到達する前に消えてしまった場合だと
のことです。
狐の嫁入り自体は、ウィキペディアによれば、一般には夜の山中や川原などで、
無数の狐火が一列に連なって提灯行列のように見えることをいい、狐が婚礼のため
に提灯を灯(とも)しているといって「狐の嫁入り」と呼ぶ、ということらしい。
ではなぜ、お天気雨が狐の嫁入りなのか。これまいろいろ調べてみました。
昔は夜に提灯行列などがあると、それは大抵がほかの土地からやって来る嫁入りの
行列だったいいます。しかし昔は近所で嫁入りなどがあると、誰でも事前にそのこと
を知っているので、予定にない提灯行列は、狐が嫁入りの真似をして人を化かして
いるといわれていたそうです。
これらの理由から、晴れているのに雨が降る「天気雨」は怪奇現象として扱われ、
同じく狐に化かされているのではないかという意味合いから、「狐の嫁入り」と
呼ばれるようになったそうです。
また天気雨のことを「狐の嫁入り」と呼ぶのは、天気雨のときには狐の嫁入りが
あるという俗信に由来しているともありました。
あるいは、雨の日に嫁入りをする狐たちが、日中の嫁入り行列を人間に見られない
様に雨を降らせているのが天気雨の「狐の嫁入り」ともいう説もあるそうです。
まとめ
暦の上では、今日から冬になります。北の地方の人たちは家の冬支度を
したり、そろそろ車のタイヤの交換を準備したりと忙しい時期になります。
その他の地方でも、衣替えを考えておかなければならないかもしれませんね。
パイロットにとっては、いつでも雪が降っても良いように知識をリフレッシュ
しておかなければいけません。飛行機は雪が降るからといって、タイヤに
チェーンを巻いたり、スタットレスタイヤに履き替えるなんてことはしません。
オールシーズン同じタイヤです。
毎年、雪での事故は後を絶ちません。その原因は、正確な雪の情報が無かったり
パイロットの過信や無理が原因の場合が多いのです。そんなときは無理せずに
止める勇気を持つことです。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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