皆さんこんにちは！
ニューヨークの空に初めて電動エアタクシーが飛行しました。それも2機！
ドイツのボロコプターとアメリカのジョビーです。
ボロコプターとジョビーがニューヨーク上空へ飛び立つ
ジョビーとボロコプターは、自社航空機でニューヨークのダウンタウン・マンハッタン
・ヘリポート（DMH）でのテスト飛行を完了しました。このイベントはニューヨーク
市長のエリック・アダムスとニューヨーク市経済開発公社が主催したものです。
公開ショーの一環として、ニューヨーク市はDMHの将来の計画の概要を説明しました。
都市がモビリティの選択肢を多様化できるよう、DMH などのヘリポートを eVTOL に
対応できるように再構築することを目指しています。
今週の日曜日にジョビーの量産試作機が市内を飛行する初の eVTOL エアタクシーとなり
月曜日にはボロコプターの プロトタイプのデモンストレーションを行いました。
ジョビーのeVTOL航空機は初めてニューヨークの空を飛行しました（画像：Joby Aviation)
ボロコプターの 2X eVTOL プロトタイプが、2023 年 11 月 13 日にブルックリン橋の前を飛行している写真が撮影されています。(写真: Volocopter)
ニューヨーク市経済開発公社の社長兼最高経営責任者（CEO）のアンドリュー・キンボー
ル氏は、「アダムス政権は、生活の質を向上させながら、同時に技術革新と経済成長を推
進するリーダーであった」と述べました。「マンハッタンのダウンタウンのヘリポートに
対するEDCの新しい戦略は、これらの優先事項を反映しており、より静かでより環境に
優しいヘリコプターの代替手段であるeVTOLSの導入において業界のリーダーとなると
同時に、トラックを降ろすラストワンマイルの電動自転車配送により海上輸送を促進す
るものです。
ボロコプターは現在、世界で最も混雑する大都市ハブの 2 つであるニューヨーク市と
シンガポールでの飛行に成功し、安全に運航しています。ボロコプター社のクリスチャ
ン・バウアー医学博士は次のように述べています。「混雑した空を飛ぶのに十分な安全
性と静かさを備えた eVTOL を設計する際に、ニューヨーク市でのフライトがボロコプ
ター社の念頭に常にありました。ニューヨークでのフライトは、この新興テクノロジー
をこの都市で繁栄させるために必要なものがすべて揃っていることを証明しています。
2X プロトタイプは、ボロコプターの 2 人乗りボロシティ エア タクシーの前身であり、
2024 年のパリ オリンピックに間に合うように欧州の航空安全規制当局から型式証明を
取得する予定であり、同社はそこで初の商用乗客の運行を予定しています。
このイベントは、電動エアタクシーが眠らない都市でどのように生活の質を向上させる
ことができるかを紹介する素晴らしい機会となりました。これにより、米国のより多く
の都市でエアタクシーの商業運行への扉が開かれると確信しており、近いうちにビッグ
アップルで再び運航できることを楽しみにしています。」
日曜日にS4航空機の能力を実証したジョビーは、事前にニュージャージー州カーニー
のHHIヘリポートで数回の準備飛行を完了しました。
ジョビー・アビエーションの創設者兼最高経営責任者（CEO）のジョーベン・ベバート
氏は、「世界で最も有名なヘリポートの1つを電動化することで、ニューヨークは電動
飛行機旅行の導入において世界的なリーダーシップを発揮している」と述べました。
私たちは市の支援に感謝しており、デルタ航空のような先見の明のあるパートナーと協
力してこの市場に航空タクシー サービスを提供できることを光栄に思います。私たちは、
ヘリコプターの騒音の影響を大幅に軽減しながら、静かで排出ガスのない飛行をニュー
ヨーカーにとって手頃な日常の現実にすることを計画しています。」
ジョビーは以前、デルタ航空との提携を通じて、ニューヨークが初期の立ち上げ市場の1
つになると予想していると発表しています。ジョビーとデルタ航空は、ニューヨーク港湾
管理局およびニューヨーク市経済開発公社（EDC）と緊密に連携し、JFK空港とラガーデ
ィア国際空港（LGA）のインフラ開発を含む初期運営の計画を進めています。
デルタ航空の持続可能性パフォーマンスおよび戦略的パートナーシップ担当上級副社長、
ゲイル・グリメット氏は次のように付け加えました。「デルタ航空がニューヨーク市、
特にラガーディア空港とJFK空港のハブ空港に70億ドル以上を投資したのは、お客様に
格別な体験を提供するためです。今日の発表は、これまでの大きな進歩を示しています。」
これは、ニューヨークを往復するデルタ航空の顧客向けに、清潔で静かで便利なエアタク
シーサービスの開始に向けて行われたもので、ジョビーの革新的なパートナーと持続可能
な新技術の進歩におけるエリック・アダムス市長の支援の証です。」
BETA はショーケースイベントに充電器を持参
先週の アーチャーとの発表を受けて、ベータはニューヨークでの DMH イベントにポータ
ブル Charge Cube （チャージキューブ：充電装置）の 1 つを持ち込みました。
ベータの創設者兼最高経営責任者（CEO）のカイル・クラーク氏は、「軍に納入される航
空機から、東海岸を下ってこの航空機が最終的にサービスを提供する地域社会に飛んで私
たちが感じた歓迎に至るまで、私たちは電動航空機との本当の共鳴を目の当たりにしてい
る」と語りました。
「この技術が経済を推進し、マンハッタンのダウンタウンから地方に至るまでのコミュニ
ティを接続できるようにするには、信頼性の高い急速充電インフラへのアクセスが不可欠
です。ニューヨークは長年にわたって持続可能な次世代交通機関の支援に先頭に立ってき
ており、私たちは航空業界の同じ未来をニューヨークが受け入れることに参加できること
を嬉しく思っています」と彼は付け加えました。
ニューヨークで開催されたショーケースイベントでの BETA の Charge Cube。(画像: ベータ)
ニューヨーク市経済開発公社のキンボール氏は次のように付け加えました。「私たちの後
ろの航空機に加えて、私の右側には充電キューブも展示されています。ベータ テクノロ
ジーズによって開発および提供されました。彼らにも特別に感謝したいと思います。
この充電器は、電気航空機をサポートするためにヘリポートに配備されるタイプのインフ
ラストラクチャです。」
アーチャーとユナイテッド航空、マンハッタンとニューアーク空港間のEVTOLエアタクシールートを発表
マンハッタンのダウンタウンのヘリポートの眺め。アーチャー・アビエーションとユナイテッド航空は、ニューアーク・リバティー空港へのeVTOLエアタクシールートの運行を計画している。ヘリポートはウォール街近くのイーストリバーのピア 6 にあります。(写真: Maciek Lulko/Flickr/CC BY-NC 2.0)
カリフォルニアに本拠を置く都市型エアモビリティ（UAM）スタートアップのアーチャー
・アビエーションは、初の商用エアタクシールートを発表しました。アーチャーは、ミッ
ドナイトeVTOLエアタクシーを使用して、ニューアーク リバティー空港のユナイテッド
航空ハブとニューヨーク市のヘリパッドの間で乗客を輸送することを計画しています。
アーチャーは、4人乗りミッドナイトeVTOLエアタクシーを2025年までに商用運行することを目指している（写真：Archer Aviation）
新しいエアタクシールートにより、乗客はウォール街近くのイースト川沿いにあるマンハッ
タンのダウンタウンのヘリポートからニューアーク・リバティ空港まで10分以内で移動で
きるようになる。車の場合、ラッシュアワーの渋滞時には通常 1 時間近くかかります。
アーチャー社はこれらの旅行の正確な価格をまだ発表していないが、同社の広報担当者は
乗客1人当たりの航空運賃は「ウーバーやリフトなどの乗り物相乗りサービスの価格とほ
ぼ同じになる」と語りました。この航空機には4人の乗客と1人のパイロットが座ることが
できます。
8月、アーチャーはユナイテッド航空からミッドナイトeVTOLエアタクシー100台の頭金と
して1,000万ドルを受け取ったと発表しました。他のeVTOL航空機メーカーは、正式な支
払いや保証金に裏付けされていないと思われる暫定的な販売のみを発表しているため、こ
の納入前支払いはeVTOL業界では初めてのことです。ユナイテッドとアーチャーは今年初
めに、アーチャーの航空タクシーネットワークの運営体制を検討するための 共同諮問委員
会も設立しました。
ユナイテッド航空ベンチャーズの社長、マイケル・レスキネン氏は「電動エアタクシーが
稼働すれば、ユナイテッド航空の顧客が空港までの通勤中に快適さ、利便性、効率性を体験
する方法が根本的に変わるだろう」と述べました。アーチャーのニューヨークからニュー
アークへのルートは、移動時間を大幅に短縮し、ヘリコプターから発せられる音の一部を
発生させる、カーボンニュートラルで安全な通勤の提供に向けたもう一つの重要なベンチ
マークとなります。
都市部およびその周辺にエアタクシールートのネットワークを確立することを最終目標と
して、アーチャーは2025年に空港や都市中心部との間で航空乗客を運ぶ「幹線」ルート
の運営を開始する予定です。これらのルートが確立されたら、同社は周囲のコミュニティ
を結ぶ追加の「分岐」ルートを提供する予定です。
マンハッタンとニューアーク・リバティー空港間の路線は、アーチャーが発表した最初の
確認路線ですが、実際に運航を開始する最初の路線になるとは限りません。アーチャーは
また、2025年にロサンゼルスとマイアミでUAM路線を開設する計画を立てていますが、
同社はその最初の便がどこで離着陸するかをまだ正確に確認していません。
アーチャー航空の広報担当者は、「今後数カ月から数年以内にニューヨーク市当局とFAA
との間で運航に関するガイドラインが策定されるため、この路線の就航に関する正確なス
ケジュールを確認できるだろう」とアーチャー航空の広報担当者は語りました。「しかし、
私たちは2025年にロサンゼルスとマイアミで最初の飛行を開始する予定でまだ順調に進
んでいます。」とも言及しました。
ニューアーク・リバティー空港にあるアーチャーの離着陸場所について、同社は乗客が
エアサイドかグラウンドサイドのどちらで乗降するかについては明らかにしませんでした。
これは、乗客が空港到着後にTSAチェックポイントを通過する必要があるのか、あるいは
マンハッタンのヘリパッドに追加の安全対策が講じられるのかが明らかでないことを意味
するのです。
アーチャーはまた、ミッドナイト航空機が冬季に着氷状態で運航できるかどうかについて
もコメントを控えました。ほとんどの飛行機は除氷できますが、ヘリコプターは、計器飛
行規則に基づいて動作することが認定されているかどうかに関係なく、通常、着氷条件で
の飛行は認定されていません。
アーチャーは、eVTOL航空機の製品版であるミッドナイトについて多くの詳細をまだ発表
していませんが、同社は来週、カリフォルニア中央部にある試験飛行施設での特別イベント
中に最初のミッドナイトを公開する予定です。
まとめ
アメリカのeVTOLお先進企業は、確実にとその実績を積んでいます。そのバックには
大企業からの資本と投資家からの資金が入っています。
日本でもeVTOLベンチャー企業に対して、積極的な資金が流れることを期待します。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできるを楽しみにしています。
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