皆さんこんにちは!
今日は、Vポート(eVTOLなどの航空機の発着場)の話題を2件お伝えします。
AIRNOVA はフランス全土の EVTOL バーティポート ネットワークを構想
フランスの AirNova スタートアップは、新しい eVTOL 航空機で地上輸送を空に持ち
上げる計画を持っており、フランス全土に多目的バーティポートのネットワークを構
築するための資金を調達しようとしています。
10 月、ボルドーに本拠を置く AirNova は、320 万ドルを調達して高架空中施設を
建設し、航空タクシー、貨物輸送、ラストマイル配送ドローン、医療および救急サ
ービスで使用される航空機で利用できるようにするキャンペーンを発表しました。
Volocopter の地上サービス部門である Skyports と、イタリアと南フランスの空港
運営者に支援されている Urban Blue 社は、そのようなインフラストラクチャの作成
にすでに取り組んでいます。
AirNova は約 10 のバーティポート テスト サイトを研究しており、高架構造に基づ
いた独自の設計を開発しています。その低層階は、受付、チェックイン、待合エリア
などの旅行機能に使用されます。屋根には 2 つの着陸パッドと一対の着陸パッドが
装備されています。
AirNova バーティポートは、10 ~ 30 km の距離をカバーする都市内の商品および
旅客輸送に加えて、50 ~ 300 km の eVTOL フライトで遠隔都市と地域間のリンク
を作成することを目的としています。AirNova ターミナルは、バス、地下鉄、通勤電
車など、周辺の地上交通機関へのハブとして機能します。
2024 年のパリ オリンピックで世界初のエア タクシー サービスをホストすることが
期待されているにもかかわらず、フランスでは次世代航空機のインフラストラクチャ
の建設が必ずしも先を行っていない先見の明のある企業にとって、機会は依然として
あります。
ELIRE INFRA の青と緑のバーティポート ハブを構想
Elire が陸上および水上でモジュール式の電気航空および輸送エコシステムを作成し、
新しい形態のマルチモーダルで高度なエア モビリティ ポートのエコシステムを作成
したいと考えています。
インフラストラクチャの側面は、2040 年までに 2000 以上のモビリティ ハブを備え
た次の輸送エコシステムを作成するために、水上に浮かぶゼロエミッションの電気航
空輸送を作成し、港や港に沿って構築するという計画です。
Elire が「ブルー ハブ」と呼んでいるものを使ってそのような施設を沖合に移すことは、
海面上昇の影響を受けやすい場所にある新しいインフラストラクチャへの気候影響の危
険性を排除することにもなります。
また、旅客船の電化も可能になり、停泊するだけなので、需要に応じて移動することができま
す。ハブと上部構造の設計は、現在のスマート ビルディング技術を統合し、将来の技術統合
を可能にします。
ただし、洋上と陸上の両方のハブを、たとえば旅客ターミナルやエネルギー貯蔵スペースなど、
いくつかの六角形のユニットを備えたクラスターに変えることができるため、スケーラブルで
相互運用可能な陸上建設のソリューションもあります。
水素燃料電池技術は、再生可能エネルギーでサイトに電力を供給し、水素を貯蔵するためのソ
リューションは、車両、航空機、船舶の燃料補給システムにも実装されます。現在開発中のソ
リューションは、完全にオフグリッドで機能するように設計されています。
一方、同社のもう 1 つの支社である Elire Aero は、2024 年までに認定されたエア タクシー機
を配置できるようにしたいと考えており、他の UAM スタートアップとは異なり、従来の離着
陸用車両 (CTOL) と短距離離着陸を後付けしようとしている点で異なります。電気推進システム
を搭載した車両 (STOL)との併用を考えています。
Elire は、2024 年末に向けて生産ラインから最初のユニットを展開する予定で、早ければ来年
後半に改造された電気式の従来型離着陸 (eCTOL) 車両の認定を目指しています。
まとめ
海外では、スタートアップに企業がインフラストラクチャーの分野に積極的に進出して
います。今日は、Vポートの事例を紹介しましたが、色んな機種が存在する中で、電力
供給だけでなく水素エンジンにも対応できるインフラストラクチャーの構築、また
今回のように陸地だけでは無く海上にも整備するなど、色んなアイディアがあります。
島国日本にとって瀬戸内海など比較的波の穏やかな海上を選定することで、よりアクセス
が良くなるかもしれません。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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