皆さんこんにちは!
今日は、南アフリカのLSA会社、スリングを紹介します。
2015年には、同社のLSAで世界1周を達成しています。
スリングLSA
その特性は戦闘機並み?
スリングの飛行特性は、完璧に調整された、応答性の高い制御セットアップを実現します。
これにより、過度に敏感になることなく、戦闘機の独特の性質を皆さんに与えています。
航空ライターはこれを「最も扱いやすい LSA」と呼び、「戦闘機のように操縦できる」と
述べています。
頑丈なアルミニウムで作られたセクシーでありながらアグレッシブなラインと最新の技術
的利点により、スリングは飛行機のあるべき姿に見え、さらに良く飛びます。小さな僻地
滑走路への着陸から、航続距離 800 海里を超える長距離クロスカントリー飛行、そして
頑丈な着陸装置を備えた完璧な練習機まで、どこへでも行けて何でもできます。スリング
は、多くのパイロットが求めるパフォーマンス、安全性、手頃な価格を見事に満たしてい
ます。
グラスコックピット
スリングのアビオニクス オプションは、認定競合他社の数分の一のコストで、最先端の
飛行体験を実現します。
自動操縦、無線、2020 年準拠の ADS-B を備えたトランスポンダーを備えた完全に統合
された EFIS は、コックピットでリアルタイムの天気予報や交通警報を利用できます。
スライディングバブルキャノピー
スライディング バブル キャノピーは優れた視界を提供し、夏には涼しいタキシングを提
供します。もうタクシー中に汗をかくことはありません。
広いコックピット、優れた全周囲の視界、そして十分な荷物容量により、スリングは非常
に快適でありながら多用途な航空機となっています。
安全性
スリングの頑丈な構造により、飛行機は確実に長距離を移動することができます。設計上、
弾道パラシュートが組み込まれているため、スリングは非常に安全に飛行できる航空機と
なっています。高品質のコンポーネントを全体に使用することで、この種の投資を行う際
に、オーナーは当然の安心感を得ることができます。
スリングの機体の強度と耐久性は、簡単には壊れず、正しく扱っていれば一生使い続けら
れることを意味します。厳しい飛行訓練にも簡単に耐えられます。
アルミニウム構造により、構造が容易で一貫性があり、また競合他社の複合材料よりも実
証済みの強度と長寿命を実現します。
仕様
Sling LSA のパフォーマンスと仕様 | |
---|---|
巡航速度: | 120ノット |
燃料燃焼: | 3.8gph |
上昇率: | 900fpm |
最大範囲: | 800nm以上 |
燃料容量: | 39.6ガロン |
マックスグロス: | 1,320ポンド |
空の重量: | 820ポンド |
有効な負荷: | 500ポンド |
翼幅: | 30.1フィート |
コックピット幅: | 44” |
エンジン型式: | 912ULS/iS |
力: | 100馬力 |
価格
基本パッケージは、196,950ドル(2860万円:1ドル=145円)から、IFR(計器飛行)
パッケージ215,740ドル(3130万円)などがあります。それぞれ、ローンもあります。
セスナ172Sの新車価格は、432,000ドル(6270万円)
ビーチクラフト社製、B36ボナンザは、925,000ドル(1億3400万円)です。
スリング 2 キット – 箱に入った本物の飛行機
なんと、このLSAを自分で組み立てることができます。アメリカやヨーロッパではごく
当たり前のように、飛行機を自分で組み立てて飛ばす愛好家が多くいます。
Sling 2 キットは、DIY 愛好家向けの The Airplane Factory (販売代理店)のソリュ
ーションです。
自分だけの飛行機を作って飛ばすことほどエキサイティングで冒険的なことはありませ
ん。The Airplane Factory は、スポーツ飛行機メーカーにとってキットバージョンを提
供することが不可欠であると考えています。これにより、すべての住宅建設業者が飛行
機械の作成プロセスを実際に理解し、自由に参加できるようになります。もしあなたが
自分の飛行機の隅々まで知りたいタイプなら、自分で飛行機を作って彼女の感触を本当
に味わうことができます。そして、最終的に彼女を飛ばすとき、多くのことを達成したの
で、その経験はさらにやりがいのあるものになるでしょう。Sling 2 キットは スリング
LSAと同一であり、S-LSA ASTM 標準の姉妹航空機と同じ性能品質を維持します。ほぼ
すべての種類の飛行に対応できますが、完全に調和した制御と 800nm 以上の航続距離
により、パフォーマンスハンドリング、クロスカントリー航空機として非常に優れてい
ます。このキットを使用すると、ビルダーは組み立てと登録のプロセスをもう少し自由
に行うことができます。このキットは、所有者のニーズと要望に応じて、E-LSA または
Experimental-Amateur Built (アマチュアが製作した実験用航空機)として認定されま
す。各キットには、完全な説明書と、進捗状況の報告と記録保持のための作成者のログが
付属しています。
創設者、工場
創設者:マイク・ブライス
株主であり、スリング エアクラフトを設立した人物であるマイクは、航空に対する情熱を
持つ 5 世の南アフリカ人です。南アフリカにおける初期のマイクロライト航空のパイオニ
アであるマイクは、29 年間にわたり航空機の設計、製造、販売を行う航空機ビジネスに
携わってきました。マイクは過去の航空世界チャンピオンであり、南アフリカの航空への
貢献と航空での功績、そしてそれを記録するために制作した映画の両方で数多くの賞を受
賞しています。
取締役社長のアンドリュー・ピットマンは、ナタールのミッドランズにある農場で育ちま
した。アンドリューは、早くから旅行、アウトドア、スピードへの愛を育み、2 ストローク
のダートバイクを元に戻せば速く走れるかどうかを確認するためだけに脱いでいる姿がよく
見られました。一緒に。マイケルハウス寄宿学校にかなり反抗的に 5 年間通った後、アン
ドリューは 2002 年に国際経営管理とマーケティングの IMM 卒業証書を取得してケープタ
ウン大学を卒業しました。
翌年ロンドンに移り、Addison Corporate Marketing にアカウント エグゼクティブとして
入社し、その後アカウント マネージャーとして、アングロ アメリカン、ボーダフォン、プ
レミア リーグ、ビザ、WPP などのさまざまなクライアントの投資家向け広報チームをサ
ポートしました。
企業の財務コミュニケーションで 6 年間の経験を積んだアンドリューは、英国から南アフリ
カに戻り、スリング エアクラフト社にティーボーイ兼簿記係として入社し、後にセールスお
よびマーケティング マネージャーになりました。ビジネス、飛行、冒険への情熱を育んだア
ンドリューは、現在、スリング エアクラフト社を率いて、国内および海外での販売、マーケ
ティング、新規事業開発、財務および運営を監督し、同社の責任マネージャーを務めていま
す。
スリング エアクラフトは、南アフリカ、ヨハネスブルグのテダーフィールド エアパークに
あります。工場自体は、約 31,000 平方フィートを取り囲む飛行場にある広大な格納庫複合
施設です。格納庫には、スリング 2、スリング 4、スリング TSi、およびスリング HW の
生産のための組立ラインが収容されています。工場オフィスも格納庫内にあるため、マイク
ジェームス、アンドリューは品質保証のプロセスを常に監視できます。この工場では、ア
ルミニウム シートのすべての切断と打ち抜きに CNC プレスとルーターを使用しています。
製造、サブアセンブリ組立、最終組立、複合材、および塗装工場のための建物があります。
300 名のフルタイムスタッフがおり、この複合施設には高品質のスリングの生産に必要な
設備がすべて揃っています。
The Airplane Factory, Inc. は、米国、カナダ、メキシコにおける Sling の独占販売代理店
です。ロサンゼルス郡南部のトーランス空港 (KTOA) に位置しています。オフィスは滑走路
の側にあり、スリングの到着後に最終タッチアップや飛行テストを行っています。
当社は航空業界内に大規模なネットワークを持っており、現在、北米にディーラーのネット
ワークを拡大しています。すべてのスリング航空機はロサンゼルス港から米国に到着し、
最終組み立て、認証、登録のためにフレンチ バレー空港の中継エリアに直ちに輸送されます。
このプロセスを経て、スリングは米国、カナダ、メキシコのどこにでも所有者に届けられま
す。当社のディーラーネットワークは、必要に応じてスリング所有者をサポートし、航空機
の整備を行うことができます。また、トーランス空港の北米流通センターは、必要なサポー
トとサービスをすべて行うために待機しています。
アメリカではフライトスクールの練習機として
アメリカ・ロサンゼルスにあるフライングスクール、スカイクリエーションでは、日本や
世界で通用するエアラインパイロットを養成しています。このスクールは、日本人の
中村 創氏が、アメリカ・ロサンゼルス郡のロングビーチ空港において、2006年に創立
しました。ここで使われているのが、スリングのLSAです。日本人の訓練生はLSAが日本
で承認されていないために飛行時間は残念ながら飛行時間として計算されません。
まとめ
スリングLSAの性能は、セスナ172シリーズに引けを取りません。何と言っても燃費の良
さが売りです。スリングの性能は、同クラスのほぼすべての航空機に匹敵し、それを上回
っていますが、非常に経済的で飛行が楽しいLSAです。
そして、価格がセスナ172の半分で済むことです。また、維持費も安く済みます。
こんなLSAを早く日本にも導入したいと考えています。それには、まず法律の壁が立ちは
だかります。世界で日本だけ認められていないのです。
今後も皆さんの理解が進むようにこのブログでLSAを紹介していきます。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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