折りたたみ翼着陸装置を持つドローン

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

今日は、ユニークなドローンというよりは画期的な機能を持った物流ドローンを紹介

します。

CargoTron の PD250 遠隔操縦ドローン

遠隔操縦の PD250 モデル

CargoTron は、最大 600 キロメートル  の距離で 250 キログラム のペイロードを

運ぶことができると述べている遠隔操縦の PD250 モデルを計画して、中容量の貨物

用ドローンを市場に投入するための実験を行っています。トルコと英国の新興企業で

あるこのハイブリッド電気自動車は、革新的な設計のおかげで、直径 13 メートル

の地上設置面積から運用できるため、現在開発中の代替車両よりも優れた運用上の

柔軟性を提供すると考えられています。折りたたみ翼はランディングギアに変形する

のです。

CargoTron は、PD250 が貨物ポッドからトラックに商品を降ろすことができる場所

に荷物を運ぶことができる B-to-B オペレーションをターゲットにしています。

最も可能性の高い顧客は、倉庫の駐車場や小売/産業用流通センターを含む分散した

拠点を運用している大規模な貨物物流グループであると考えています。

同社は現在、PD250 の貨物ポッドを手動で積み降ろしするか、自律的に動作する特別

に設計された地上車両のオプションを評価しています。

CargoTron の PD250 ドローンは、着陸装置として展開できる折りたたみ式の翼を備えています。

CargoTron の PD250 ドローンは、着陸装置として展開できる折りたたみ式の翼を備えています。(画像:カーゴトロン)

CargoTron によると、PD250 は最も近い競合他社よりも運用効率が 37% 高くなります。

これは、車両の速度に貨物容量を掛けて、運用可能な地上面積で計算することによって

割り出された測定値です。また、外部の取り外し可能なカーゴポッドは、さまざまな顧

客のニーズに対して内部のカーゴベイよりも柔軟であると主張しており、さまざまな積

載寸法に対応するためにさまざまな形状でこれらを提供する予定です。

折り畳み式翼の優位性

CargoTronは、最も有力なライバルと見なしているものを明確に挙げていませんが、

別の議論で、 13.2メートルの翼幅を持つNuuva V300と呼ばれる無人機に取り組ん

でいるTextronの子会社であるPipistrelに言及しました。

V300 の最大ペイロードは 2,500 キログラムで、航続距離は最大 2,500 キロと予想

されますが、より具体的な運用では、300 キログラムの荷物が約 300 キロにわたっ

て運ばれることが Pipistrel によって示されています。

他の同等の市場参入者には、MightyFlyの Cento ドローン や、FedEx の注目を集

めている Chaparral のElroy Airが対象となります。

PD250 の翼端を折り畳むと、翼幅は 7.2 メートルからわずか 3.8 メートルに縮小さ

れます。CargoTronは、固定翼航空機の着陸装置を展開するために使用されるものと

幾分類似したヒンジ機構で翼が折り畳まれると説明しました。翼の先端には、機体を

支えることができる小さな車輪が含まれており、翼自体の厚さの 2 倍の車両の 2 つ

の翼を接続するブーム構造によって安定性が保たれています。

今のところ、このサイズの貨物ドローンがどの規則で認定されるかは明らかではなく、

CargoTron は規制当局とその計画についてまだ話し合っていないと述べています。

PD250 は、内燃エンジンと発電機およびバッテリーを組み合わせた「プラグイン」

イブリッド方式を採用する予定です。バッテリーは飛行中に充電され、主に離着陸

時の電気モーターの使用をサポートし、追加のモーターは機体の後部にあるプッシャ

ー プロペラと共に取り付けられます。

PIPISTREL がハイブリッド電気貨物 UAV の NUUVA ファミリーを発表

Pipistrel Nuuva V300 および V20 UAV

スロベニアのPipistrel は今週、ハイブリッド駆動の貨物無人航空機 (UAV) の Nuuva

ファミリーの最初の機体を発表しました。Nuuva V300 は、最大 300キログラム の

ペイロードを運ぶことができ、長距離運用を目的としていますが、小型の Nuuva V20

は、ペイロードが 20キログラム の配送を目的としています。

V300 は 2023 年後半にサービスを開始する予定です。

V300 の運用コストは、現在ヘリコプターのオペレーターが負担している運用コストの

約 10 分の 1 になると主張しています。

離着陸のために、V300 は 8 つの独立したバッテリー駆動の Pipistrel E-811 電気モー

ターを使用します。このモーターは、すでに型式認定を受けており、航空機のタンデム

翼に接続されたビームに取り付けられた 8 つの垂直ローターを駆動します。

バッテリーは、Pipistrel と Green Motion によって導入された SkyCharge 充電ステー

ションを使用して充電できます。巡航飛行の場合、UAV は胴体後部のプロペラを駆動す

る内燃エンジンによって駆動されます。

V300 は、フォークリフトで積載される標準サイズのユーロ貨物パレット (EPAL) を 3

つまで運ぶことができます。

同社は現在、貨物用 UAV と、水素を動力源とする 19 席のリージョナル旅客機の計画を

優先しています。

まとめ

今回は、CargoTronのPD250モデルを紹介しました。折りたたみ式翼を持ったドローン

は、場所をとりませんし作業も楽です。その分、ターンアラウンドの時間を節約できて

効率も上がるでしょう。

また、陸上だけでなく船に搭載すれば、空母の艦載機のように多くの機体を収納すること

ができます。用途は更に広がります。

しかしながら、強度面など耐空性の規程が整備されていないために許可が下りるまで

時間がかかりそうです。国家(イギリス)を上げてバックアップする体制が必要です。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

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