皆さんこんにちは!
先月(6月)の最終週、アメリカは悪天候のため多くの航空便が遅延したり、欠航となり
ました。
その時の2つの対照的な記事を紹介します。皆さんはどう思われますか?
大量の欠航便が出る中プライベートジェットで移動した米航空会社CEOが謝罪
アメリカのユナイテッド航空が何百ものフライトをキャンセルする中、同社のCEOはプライ
ベートジェットを利用していました。 ユナイテッド航空は6月28日、悪天候によりその日に
予定されていたフライトの約4分の1に当たる、約750便ものフライトを欠航しました。
しかし、多くの乗客が足止めを喰らう中、同社CEOのスコット・カービー氏はプライベート
ジェットで移動していた、とAP通信など複数の海外メディアが報じました。
CNNによると、カービー氏はその日、ニュージャージー州のテターボロ空港からコロラド州
デンバーに向かうプライベートジェットに搭乗。テターボロ空港は多くの影響が欠航が出た
ニューアーク空港からたった27キロ程の距離にあります。 ユナイテッド航空の声明でカービ
ー氏は、「プライベートジェットを利用したことは、帰宅を待つ多くのお客様に対して無神
経であり、誤った判断でした」と述べ、「お客様と、厳しい天候の中、数日間24時間体制で
対応してくれているチームメンバーに、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。今後はチーム
メンバーと乗客に、より敬意を示すと約束した、とAP通信は報じました。 CNBCによると、
アメリカでは悪天候により、6月28日前後数日は多くのフライトが欠航となっていたが、
ユナイテッド航空は他社に比べてその率が高かったといいます。
悪天候で18時間遅れのフライト、客室を独り占め アメリカン航空
米各地で悪天候のため航空機の欠航や遅延が相次いだ先週末、オクラホマ州の空港を18時
間も遅れて出発したアメリカン航空便が、たった1人の乗客を乗せてノースカロライナ州ま
でのルートを飛びました。
客室を独り占めしたのは、ノースカロライナ州グリーンズボロに住む不動産業者のフィル・
ストリンガーさん。
25日午前6時20分の便を予約したはずだったが、出発が大幅に遅れました。
ストリンガーさんによると、遅延は少なくとも7回発表され、搭乗する予定だった客は予約
を変更したり、キャンセルしたりして去って行ったということです。
ようやく出発したのは、日付が変わった26日の午前0時12分。残った乗客はストリンガ
ーさんだけでした。
ストリンガーさんはTikTok(ティックトック)に投稿した動画の中で、笑いながら
「搭乗したのは私1人なのに、乗務員は全員そろっている」と報告。たった1人のために
ホテルから駆り出されたスタッフに同情を寄せました。
手荷物を預かった係員が1人分だけだと確認し、搭乗ゲートの案内係が笑いをこらえながら
空席の客を呼び出し、乗務員が朗らかに機内安全の実演をする場面も映っていました。
ノースカロライナの空港に着いたのは午前3時35分。ストリンガーさんは同7時ごろに
帰宅し、シャワーを浴びてから眠る暇もなく出勤しました。
CNN提携局とのインタビューで語ったところによると、乗務員には気の毒で申し訳ない
気持ちでしたが、機内では冗談も飛び交うなど楽しく過ごし、翌日も連絡を取るほど親し
くなったといいます。
まとめ
皆さんいかがでしたか?
ここからは私見になりますが・・・
初めのユナイテッド航空のCEOのお話ですが、私としては至極当たり前のことです。
なぜならこのCEOは、仕事上の大切な会議や商談があったのでしょう。そのために
ビジネスジェットがあります。悪天候で着陸できるかどうかは、その時のタイミング
運次第です。大型機や定期便に比べて、小型のビジネスジェット機には多くの利点が
あります。まずは、悪天候で他の飛行機がフライトをキャンセルする中、離陸や着陸
はほとんど自由(自分のタイミングで)にできます。また、雲が低かったりしても
小型機は大型機よりパイロットの目線が低いので滑走路などを視認しやすいのです。
2つ目のアメリカン航空の事例ですが、一見とても親切な対応に思えますが、はたして
利益があったのでしょうか?航空機の定期便は、公共性がありますので安全と判断す
れば、スケジュール通りに運行させなければ行けません。しかしながら時には、運行
しないという判断も重要です。帰りの便との兼ね合いや、乗り継ぎなどがありますの
で、総合的に判断しなければなりませんが。
最近、日本もLCCと呼ばれる、いわば格安航空会社が広く知られるようになりました。
LCC航空会社はギリギリの機対数や乗員で運行しています。そのためすぐにキャンセ
ルするイメージがあります。確かに運賃は安いのですが、欠航になるリスクがあります。
そこを理解しておかないといけません。海外では、遅延やキャンセルは日常茶飯事、
荷物がなくなることもしばしば。大手航空会社は補償はしてくれますが、LCCなど小
さな航空会社は自分で保険に入るなどリスク管理が必要です。
コロナが明けて、多くの日本人が再び海外旅行に行くようになりました。久しぶりの
海外旅行、自分のリスク許容度を理解して、旅行を楽しんでください。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
コメント