皆さんこんにちは!
先日、中国の南、深圳(シンセン)市で空飛ぶ円盤型eVTOLが飛行しました。アイディア
としては、とても面白いものです。
また、同じくハイパードライブ推進システムという磁気浮上原理を用いたeVTOLです。
そう、空飛ぶリニアモーターカーです。
深圳UFO eVTOL
Shenzhen UFO Flying Saucer Technology
Shenzhen UFO Flying Saucer Technology 会社 (おそらく 2019 年に設立) は、
中国の広東省深圳にあります。同社は、先進エアモビリティ (AAM) 用の電動垂直離
着陸(eVTOL) 旅客機の設計および製造を事業としています。同社はいくつかの世界
的な発明特許を取得していると報告されています。
(詳細は不明なところが多いです。)
UFO eVTOL 機体仕様
UFO eVTOL は、ほぼ平らな円盤状の胴体を有する 1 人乗りの eVTOL 量産モデル航
空機です。同社の航空機の設計は、1940 年代と 1950 年代のハリウッドのエイリア
ン侵略 SF 映画に登場する多くの宇宙船に非常に似ています。これらの映画に登場する
エイリアンの航空機は、通常、未確認飛行物体 (UFO)、空飛ぶ円盤、宇宙船などと呼
ばれていました。パイロットは航空機の中央に座っており、コックピットの上には透明
なバブルキャノピーがあります。報道によると、パイロットは航空機を手動で操縦する
か、自動操縦設定で操縦するかを選択できるという。UFO eVTOL の最高巡航速度は
50 km/h (31 マイル)、最高高度は 200 メートル (656 フィート)、飛行時間は 15 分
です。
この航空機には 12 個のプロペラと 12 個の電気モーターが搭載されており、バッテリ
ーで駆動されます。胴体には円形に配置された 6 つの開口部があり、各開口部には 2
重構造のプロペラがあります。航空機が離陸または着陸する夜間には、下向きに色が変化
する複数の LED ライトが地面を照らし、パイロットの視界を助けるだけでなく、航空機
を見ている人々に素晴らしいライト ショーを提供します。航空機の外周には、夜間飛行
用に色が変化する LED ライトの円形リングがあります。この航空機は固定三輪支柱着陸
装置を備えており、水中での離着陸も可能です。
安全機能として分散型電気推進装置 (DEP) を装備しています。DEP とは、航空機に複数
のプロペラ (またはダクト ファン) とモーターを搭載し、1 つ以上のプロペラ (ダクト ファ
ン) またはモーターが故障した場合でも、正常に動作している他のプロペラ (またはダクト
ファン) とモーターによって航空機を安全に着陸させることができます。
2022年6月3日に初飛行
2023年6月3日に中国の広東省深圳で初飛行を行いました。テストパイロットは深圳の湖上
空を飛行し、草の上に着陸し、湖の横のプラットフォームに着陸し、昼夜を問わず飛行する
など、飛行技術を披露しました。
Maglev Aero ハイパードライブ推進システム
Maglev Aero の HyperDrive システム(画像:Maglev Aero)
Maglev Aero
2018年にロッド・ランドールとイアン・ランドール(父子)によって米国マサチューセッツ
州ボストンに設立されたMaglev Aeroは、2023年5月31日に秘密のベールを脱ぎました。
同社は、革新的な超静音推進システムを設計中であることを明らかにした。先進エアモビリ
ティ(AAM)に使用される電動垂直離着陸(eVTOL)旅客機および貨物機を開発しています。
この斬新な設計は、列車で使用されている磁気浮上原理と、eVTOL 航空機の高効率、低騒音
特性、および安全性の向上を約束する斬新なプロペラ システムを使用しています。複数の企
業ウェブサイトによると、同社は2023年6月時点ですでに約1180万ドルを調達しています。
リニアモーターカーの磁気浮揚原理
新しい HyperDrive 推進システム
飛行方法
まとめ
中国深圳の会社は、まるで昔の映画に出てくるUFOそのものです。その技術はこれまで
のeVTOL技術の延長ではありますが、安全性には十分配慮されています。観光用やショー
などのエンターテイメント性に優れています。
一方、アメリカのMaglev Aero の ハイパードライブシステムは、eVTOL業界にとっては
全く新しいシステム、思想になります。今後、安全性が確立して商用化に向けた取り組み
が本格化されることでしょう。同社によると2028年頃の実用化に向けた取り組みがなされ
ています。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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