JOBY、パートナーシップ拡大

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

アメリカのJoby Aviation。着実にそして一歩一歩目標に近づいている企業の今を紹介します。

Joby Aviation

トヨタとのパートナーシップを拡大

Joby Aviation は、Joby の航空機に主要なパワートレインと作動コンポーネントを供給す

長期契約に調印し、トヨタとのパートナーシップを拡大します。

この契約は、パイロット生産ラインの設計に関する助言を含め、Joby’s S4 の生産と組み立

てをサポートするプロジェクトで協力してきた両社間の長年にわたるパートナーシップに基

づいています。トヨタはJobyの最大の外部株主でもあり、約4億ドルを投資しています。

Joby の創設者兼 CEO である ジョーベン・ベバート氏は、次のように述べています。

「世界中の都市やコミュニティに高速で静かで排出ガスのない新しい形のモビリティを提供

するために協力しているトヨタのJobyへの揺るぎない献身に感謝しています。彼らの専門知

識と知識は、真にクラス最高であると信じている航空機を大規模に提供するために私たちを

軌道に乗せるのに役立ちました。」

Joby が設計し、トヨタが製造したコンポーネントは、カリフォルニア州サンカルロスにある

Joby のパワートレインおよび電子機器製造施設に配送された後、完成したアセンブリが統合

のためにパイロット生産ラインに出荷されます。本格的な生産に先立って少量生産でスケー

ラブルなツールとプロセスを証明することを目的として、ジョビーのマリーナ施設はトヨタ

の支援を受けて設計されました。

トヨタ自動車株式会社のコネクティッド カンパニー プレジデントである山本啓司氏は、次の

ように述べています。  「私たちの共通の目標は、eVTOL の大量生産と、Joby が高品質、

信頼性、安全性、および厳格なコスト基準を満たすために、トヨタ生産方式のベスト プラク

ティスを適用できるようにすることです。シームレスに統合された空から地上へのモビリティ

ネットワークでモビリティ フォー オールの実現を目指す中、さらなるコラボレーションの

可能性に期待しています。」

また、Joby は、トヨタの子会社であるエアロ アサヒ(朝日航洋)と協力して、日本国内の

乗客向けのエア タクシー シャトル サービスを提供しています。それを念頭に置いて、同社

は最近、計画されているFAA航空機型式認証を検証するために、日本航空局(JCAB)に正式

に申請したと発表しました。

朝日航洋、eVTOLを用いたトヨタ関連向けシャトル運航サービスの準備開始

2023年2月17日、朝日航洋は、Joby Aviationと共同で、トヨタ自動車関連に対して、

JobyのeVTOLを利用した日本国内運航サービス提供の準備を開始したことを発表しました。

トヨタ関連の社員や役員、および関係する顧客の移動手段として、さまざまな拠点間を結ぶ

効率的で環境に配慮したサービスを提供する予定です。

また、将来的に、救急医療などを始めとしたゼネラル・アビエーション向けの用途にも

eVTOLを拡大できるか、Jobyと共に検証を開始するとしています。

今後、朝日航洋グループの国内各拠点におけるeVTOLの運航環境を整備し、Joby機の国内型

式証明取得後のすみやかな運航開始を目指します。

今回の運航準備開始に向け、朝日航洋の加藤浩士社長は次のように述べています。

「私たちは過去数十年に渡り、運航、運航管理、整備、空間情報技術での多くの経験を

蓄積してきました。それらを活かし、より安全で且つ身近で柔軟に使えるカーボンニュー

トラルな空のモビリティを広く日本に普及させ、便利で豊かな社会に実現に向けて貢献

していきたいと考えています。」

米国空軍から 5,500 万ドルの AGILITY PRIME 契約延長を獲得

Joby Aviationは今週の火曜日(2023年4月25日)、米空軍の Agility Prime( アジリティ

プライムプログラム(米空軍がすすめる次世代航空機支援プログラム)から 5,500 万ドル

(約75億円)の契約延長を受け、防衛契約の潜在的価値の合計が 1 億 3,100 万ドル

(1770億円)に達したことを発表しました。

この契約の一環として、Joby は 5 人乗りのエア タクシーのうち最大 9 台を 米空軍基地

に配備する予定です。最初の 2 機は、2024 年初頭までに南カリフォルニアのエドワーズ

空軍基地に到着する予定です。Jobyは、国防総省との協力から商用エアタクシー サービス

の開始に向けて準備を進める中で追い風になると考えています。

先週、4 人の空軍テスト パイロットが、カリフォルニア州マリーナにある同社の製造施設で

の飛行試験で、JobyのeVTOL航空機S4をリモートで操縦する経験をしました。Jobyによれば

米空軍 のパイロットが eVTOL 航空機を飛行させたのはこれが初めてで、このミッションに

は機体が傾斜プロペラによって供給される垂直揚力から完全な翼に移行する飛行が含まれまれ

ていました。垂直上昇から水平飛行への移行飛行を達成することは、eVTOL 開発者にとって

大きな一歩であり、Joby は 2017 年に無人で遠隔操縦されるプロトタイプでこれを達成した

最初の企業になりました。

「空軍パイロットを訓練し、空軍基地でJoby航空機を操作するこの次のステップは、プログラ

ムにとって非常に重要なマイルストーンであり、高度な航空移動航空機の実際の操作とユース

ケースの検証に重要な洞察を提供します」と米空軍の Afwerx 研究開発プログラムを率いる

トム・メーガ-氏は述べていました。

Joby は 5 年以上にわたって国防総省と協力してきました。2020 年、米空軍はアジリティ プ

ライム プログラムを通じてJobyに最初の耐空性認定を付与し、eVTOL航空機が軍部門におけ

る使用を初めて承認されました。昨年、米海兵隊はJobyと提携して、貨物補給ミッション、

緊急医療対応アプリケーション、人員の再配置など、eVTOL航空機の非戦闘ユースケースを

調査しました。 Joby によると、陸軍と海軍もまた、Joby の eVTOL 航空機の使用に関心を

示しています。

2024 年に FAA の型式認定が予定されているため、Joby は 2025 年に米国で商用エア タク

シー サービスを開始する予定です。同社はデルタ航空と提携して、空港との間で乗客を輸送

しており、最初のルートはニューヨーク市で開始され計画です。Joby はまだ有償での輸送を

していませんが、アジリティ プライム プログラムを通じてすでにある程度の収益を上げ始め

ていると同社は述べています。

eVTOL航空機の最終組立を開始

Jobyは、4 人乗りの eVTOL 航空機の最初の量産型と呼ばれるものの最終組み立てを開始

しました。これは、マリーナにあるカリフォルニアの会社のパイロット製造工場で生産さ

れる最初の機体であり、公式にリリースされた設計と品質管理システムに従って製造され

ています。

Jobyによりますと、この作業は、FAA の型式認証を取得するための道のりにおけるもう 1

つの重要な段階を示すものです。2月14日に発表されたのは、会社が安全規則を順守するた

めに計画しているすべての方法を概説する順守文書に必要な手順を完了することにより、

型式認証プロセスの5つの段階の内2番目を完了したと同社が発表してから1週間も経たない

うちの2月14日でした。

Joby は、最終組み立ての開始を、正式に認可された大量生産への道のりにおける 2 つの段

階の最初の段階であると考えています。まだ保留中のFAA生産適合段階の下で、同社の航空

機は、米国航空安全機関による信用試験を開始する準備が整います。

Joby は、eVTOL 航空機の最初の会社準拠例の最終組み立てを開始しました。

カリフォルニア州マリーナにあるジョビーのパイロット製造ラインで生産される最初の航空

機の胴体(画像:Joby Aviation)

まとめ

Jobyは、2022年に試験機が墜落するという大きな事故を起こしました。アメリカの事故

調査委員会が、すぐに調査に入りましたが人的被害がなかったことですぐに研究は再開さ

れました。しかし、Jobyの株価は大きく下落して経営的な危機を迎えました。

そして、事故から約1年半経った今ではeVTOL航空機業界のトップに躍り出ています。

とりもなおさず、確かな技術力と信頼に裏付けされたものでしょう。

先日のJAXAのH3ロケット打ち上げ失敗や、民間企業「ispace」による月探査船の着陸失敗

など、日本の技術が衰退しているのではないかとの声も聞かれます。翌日のispaceの株価も

大きく下落しました。

しかし、今後Jobyのように確かな信念と技術を持って復活を成し遂げてほしいと願っています。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

 

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