JAPAN DRONE2025 最終日

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

ジャパンドローン2025も最終日を迎えました。さてさて、注目の企業は?

今日も、私の偏見で面白い企業を紹介します。

匂いを嗅ぎ分けるドローン

信州大学と千葉大学の教授が、共同で開発したのが『匂いを嗅ぎ分けるドローン』です。

これは昆虫の嗅覚、特に触角を用いたバイオハイブリッド型匂いセンサーを搭載したドローンを紹介しています。

例えば、蚊は人間の匂い(汗など)を嗅ぎ分け、災害などで救助者を探すことに使用します。

この様に昆虫の触角部分を使うことによっていろんなものを探すことに役立てる研究が行われています。

蚊のほかに蛾が紹介されていました。

GMOはロボット

インターネットクループのGMOは、海で働くドローンを紹介していましたが、同じブースでロボットによる自動化をアピールしていました。

GMOの歩行型ロボット

台湾企業の席巻

台湾からの企業が多く出展していました。

例えば、電子部品やモーター、カメラに至るまでドローンの関連部品を売り込んでいました。

軍事用ドローンなども展示しておりその勢いは留まることはありません。

台湾の軍事ドローン

なぜ今台湾なのでしょうか?その答えは『中国』です。前回もお知らせしたとおり、2023年のドローン部品に関する輸出規制です。

その影響は、日本だけでなく多くの国々の産業に及んでいるのです。安価で優秀な中国製品の替わりになるものは簡単には見つかりません。

アメリカは自国の高額な製品を使わざるをえませんでした。日本はというと何も対策をしておらず、高い外国製品を買わざるをえませんでした。

そこで現れたのが台湾のメーカーです。台湾は、半導体技術を始めあらゆる電子部品に精通しています。それも安価で。

ただ気になるのは、中国からの企業も少なからず出展していたことです。

今、中国製部品が輸入できない中、どのような経路で部品が入るのでしょうか?はなはだ疑問が残ります。

 

まとめ

今回の展示会は、200の企業が出展していましたがその中で約3割が台湾、韓国、中国の企業でした。

これは時代の流ればかりではありません。『ものづくり日本』が失われつつあるかもしれない危機感が垣間見えました。

ドローンに関して言えば、新しい技術は見られず、従来のアイディアを踏襲または変更もない状態でした。

その証拠に、幕張メッセの展示会場が縮小されたのが事実です。また例年よりはマスコミの取材も少なく残念な結果となりました。

まだまだ日本ではベンチャー企業が生まれる土壌が整備されていません。その理由の一つとして、投資家不足や、銀行の貸し渋りがあります。

しかし、今回多くの若い人も参加していました。次世代に夢を繋ぐことができるかは、我々大人が魅力ある製品を作っていくことが肝心です。

『がんばれ!日本のものづくり』

 

 

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