皆さんこんにちは!
今日は、NHKの朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』の舞台となる帯広を
紹介します。
舞いあがれ!
NHK大阪放送局の制作で、10月3日からスタートする連続テレビ小説
舞いあがれ!(月~土用 前8:00)が放送されます。
ヒロインは福原遥さんです。パイロットを目指すヒロインを演じています。
ものづくりの街・東大阪と自然豊かな長崎五島列島を舞台に、ヒロインが
空を飛ぶ夢に向かう姿を描いています。
実際に、航空大学校・帯広分校のあるとかち帯広空港で撮影も行われました。
8月下旬には、帯広分校で訓練のシーンが撮影されました。
航空大学校
敗戦により民間航空が禁止され航空機乗員養成所も廃止されたため、パイロット
の養成は途絶えることになりました。1954年に再開された後も民間パイロットの
養成は途絶えたままだったため人材は元軍人と外国人に頼っていました。このた
め国主導で日本人パイロットを養成すべく1954年に運輸省の付属機関として設立
されました。2001年4月1日に独立行政法人化され、国土交通省所管の独立行
政法人となりました。宮崎の本校の他に仙台と帯広分校ができました。
入学して初めの半年は、宮崎本校で地上座学訓練を行い、帯広分校で初の飛行訓
練を行います。訓練機は、シーラスSR22の単発エンジンの飛行機です。
SR22はパイロット2人と客席3人の5人乗り。全長7.92メートル、全幅11.67メー
トル、全高2.71メートルで、最大巡航速度は183キロノット、実用上昇限度は1万
7500フィート、最大巡航距離は1169海里(約2165キロメートル)となります。
エンジンはコンチネンタルIO-550-N 310Hを1基搭載。グラスコックピットや
オートパイロットシステムを標準装備しています。
また、不時着や墜落時に機体の落下速度を抑えるパラシュートを装備しています。
パイロットがコックピット内のハンドルを引くと、機体後部に格納されたパラシュ
ートがロケットモーターで射出されて開き、機体落下時の衝撃を抑える仕組みです。
再び宮崎本校に帰り、78時間のフライトを行います。その時に計器飛行訓練も
20時間あります。事業用操縦士免許を取得します。その後、仙台分校に行き、
ビーチクラフト・バロンG58に乗って陸上多発、計器飛行の免許を取得します。
この飛行機は、私も以前、旧型に乗りましたが安定したいい機体でした。
現在は、民間のパイロット不足もあって、年間約110名前後の大学生が4期に
分れて入学しています。卒業後は、民間の航空会社に就職しています。
とかち帯広空港
とかち帯広空港は、十勝平野の中心都市である帯広市の中心部から南に約25 km、
太平洋岸から約30 km 内陸の畑作地帯(同平野のほぼ中央部)に位置し、西には
日高山脈、北には大雪山系が広がっています。滑走路は17/35方向に延長2,500 m
のものが設置されています。気候は太平洋側ですので、年間を通じて穏やかな気候
が続きます。積雪も北海道では少ない方です。ただ、十勝平野は霧が出ることで
有名です。しばしば、霧で欠航になることがあります。そこで、熊本空港と並び
CATⅢ(キャットスリー)という視程が悪くても自動で着陸できる施設を設けて
います。このことにより就航率は大幅に改善されました。私も何度か、帯広空港で
霧の中着陸しましたが、けっして気持ちの良いものではありませんでした。着陸し
ても前が全く見えないのですから。
とかち帯広空港には、ターミナルがとても綺麗で美味しいものもいっぱいあります。
お土産としては、六花亭のマルセイバターサンドですね。
ルタオのチーズケーキも外せません。
そして、一度は食べたいのが、豚丼です。十勝地方では、明治の初めごろから養豚業
が盛んになり、中でも帯広が発祥の地とされています。昭和初期に帯広市内の食堂の
ぱんちょうが、炭火で焼いた豚肉にうなぎの蒲焼き風のタレをかけてどんぶりにした
ことが始まりだと言われています。
帯広に旅行が楽しみになりますね。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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