バタフライ

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

アメリカの空飛ぶクルマの企業と言えば、JOBY(ジョビィ)やARCHER、ETA

などです。今日はもう一つ、老舗企業のOVERAIR(オーバーエア)を紹介します。

OVERAIR オーバーエア

オーバーエアは、アメリカ、カリフォルニアに拠点を構えるUAM(アーバンエア

モビリティ)のベンチャー企業です。

変遷

1980 年代初頭、先駆者のエイブ・カレムは、カリフォルニア州ハシエンダ ハイツ

ある彼のガレージに、新しいタイプの航空機を製造するために、リーディングシステ

ムズ株式会(後のカレム エアクラフト)設立しました。エイブとリーディング

システムズチームは最初の機体を開発し、世界初の運用可能な大型無人航空機を生み

出しました。

1990 年代から 2000年代初頭にかけて、創業者アベは回転翼航空機に移行し、

ヘリコプター型の電動式エンジンの開発に成功しました。 開発されたA160 ハミング

バードは、それまでの耐久性と高度の記録を更新し、バタフライの高効率推進システム

につながる技術の道を切り開きました。

写真

開発されたA160 ハミングバード
2010年代に入って現在に至るまで、翼を使った飛行を導入する高度な推進力に焦点
当てられてきました。バタフライ(EVTOL機)のティルトローターは、優れた空力特
を持ち、NASA、アメリカ軍の専門家によって精査されたこの技術は、次世代の回転
翼航空機を配備するための米陸軍の将来の垂直揚力 (FVL) プログラムの重要な部分で
あり、オーバーエアの技術を支えています。
2020年に、CEOのベン・テグナーはこのカレム エアクラフトから独立し、現在
のオーバーエアを立ち上げました。そして2021年から、最初のeVTOL機である
バタフライの開発を始めました。
バタフライ

オーバーエアが開発したeVTOL機はバタフライと言います。

垂直上昇、降下形態のバタフライ
巡航形態のバタフライ

パイロット1名、乗客5名の計6人乗りの機体です。最高時速は322km/h

飛行距離は100マイル(161km)、ペイロードは1100ポンド(499

kg)です。バタフライの最新の推進装置はホバリング時にはゆっくりと回転し

巡航時にはさらに遅く回転する 4 つの大型プロペラを利用し、追加のペイロード

容量とパワー マージンを考慮しながら、利用可能なモーター パワーのほんの一部

のみを引き出します。ゆっくりと回転するプロペラは、騒音も大幅に減らします。

騒音は40dbとかなり低いです。市内の図書館・静かな住宅地の昼並の静かな音

のレベルです。

現在は、地上においてトラックにこのプロペラと推進装置(エンジン)を乗せて

実験、開発を行っています。2023 年後半に試験飛行を開始する予定です。

ニュース

2022年6月に、オーバーエアは韓国の財閥企業のハンファグループから

1億4500万ドル(194億円)の融資を受けたと発表しました。投資に加えて、

ハンファは電気モーターとバッテリーパックを提供する予定です。

韓国のハンファグループは、兵器産業を生業にしていますが、石油化学、太陽光発電

生命保険やリゾート、建設、流通などの多目的企業です。日本では、静岡県伊東市の

伊豆高原にメガソーラーの計画をしていますが、大規模な反対運動が起こっています。

2020年には、北海道ニセコにリゾート開発を行っています。2021年には、

フランスの風力発電会社の買収も行っています。

韓国国内では、2025年までにエアタクシーを市場に導入するために取り組んで

いる電気通信大手企業と提携しています。オーバーエアがこれに参加するとは明ら

かにされてはいません。

また、オーバーエアは先日開催されたイギリスのファンボローエアショーで

バタフライの模型展示を行っています。

まとめ

世界には数多くの空飛ぶクルマのスタートアップ企業があります。世界の中で

アメリカは群を抜いて、開発に積極的です。アメリカ人の性格かもしれませんが

これまでの技術を利用して、新しいものを生み出す力(ちから)は優れています。

先行企業の多くは、2023年中に型式証明を取り、2025年から実用化すると

いう流れです。日本の企業は出遅れた感はありますが、本当に良いものを作って

ほしいと思います。MADE IN JAPANの復活を期待します。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

 

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