スカイドライブ・ニュース

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

日本のスカイドライブが、2025年の大阪万博に3人乗りのeVTOLの開発を行うと発表しま

した。それから約1ヶ月経った今日、スカイドライブは契約を加速しています。

そんな日本が誇るスカイドライブのニュースをまとめてみました。

最大5機のeVTOL航空機をアメリカに販売

スカイドライブは、最大5機のeVTOL航空機をビューフォートのオースティン・アビエーシ

ョンと同社のサウスカロライナ空港ネットワークに納入する予定であると、7月20日に発表

しました。

同社は、重要な開発マイルストーンを完了した時点で商業運転を開始することを目指してお

り、一方、ボラタスは、サウスカロライナ州の空港から州内の農村部まで拡張するスカイド

ライブのインフラ計画に重要な専門知識を提供することになる。同社はウォルターボロにあ

るローカントリー・アビエーション・カンパニーの既存施設を使用します。

スカイドライブの創設者兼 CEO の福澤智弘氏は次のように述べています。「私たちは、サ

ウスカロライナ州内で技術と事業を開発するために、ここサウスカロライナ州の地元、地域、

州の組織から多大な支援を受けています。」

「私たちはサウスカロライナ州を米国におけるAAMインフラ開発の最前線に据え、将来的に

は当社の航空機をより広く利用できるようにすることを目指しています。」

オースティン・アビエーションのアレックス・カヴァッツォーニ社長は、次のように付け加

えました。

「スカイドライブおよびサウスカロライナ州のすべての関係者とともに、この新しい先駆的

な電気技術が現実のものとして成熟するにつれて、ゼネラル・アビエーションにおけるこの

エキサイティングな次の章に参加できることを楽しみにしています。」

ボラタス インフラストラクチャ の共同創設者 グラント・フィスク氏は次のように続けてい

ます。「私たちはスカイドライブと協力して州全体の AAM インフラストラクチャ計画を開

発できることに興奮しています。これが米国の AAM 業界の調子を整え、さらなる進歩とア

クセスしやすさを可能にすることを願っています。」

サウスカロライナ州商務省のハリー・ライトシー商務長官は、「スカイドライブとオーステ

ィン・アビエーションおよびボラタスとの提携をおめでとうございます。スカイドライブは、

米国事業の拠点をサウスカロライナ州に置くことを選択し、同州の先進的で有能な航空宇宙

産業と、協力的でダイナミックなビジネス コミュニティを活用して、このイノベーション

さらに市場に統合しています。スカイドライブのeVTOL 航空機が飛行するのを楽しみに

しています。」

サウスカロライナ州ビューフォート市のスティーブン・マレー市長は、次のように締めく

くっりました。「ビューフォート市は、スかドライブの米国本拠地であることを誇りに思っ

ており、世界中および地域のサプライヤーとの継続的なパートナーシップを通じて、ビュー

フォート市のビジネスが軌道に乗るのを見ることに興奮しています。

「ローカントリーとサウスカロライナは、チーム・ビューフォートとチーム・サウスカロ

ライナによる多大な努力とリソースのおかげで、eVTOLとEV業界で有力なプレーヤーにな

れる態勢が整っています。」

スカイドライブは先月のパリ航空ショー2023で、量産型eVTOL向け飛行制御システムの提

にタレスを選択したと発表しました。このシステムは、航空機の操縦面の位置を計算して

調整し、エンジン推力を管理するためのeVTOL航空機の重要な要素の1つです。

ボラタス インフラストラクチャ

2021年に設立されたボラタス インフラストラクチャは、コミュニティを未来につなげるた

めに、クラス最高のeVTOLインフラ技術で社会のインフラ設備を提供しています。

ヴォラタスは、以下3つの主要なサービスを提供しています。

eVTOLインフラデザイン

車両に依存しない充電ステーション

アプリとメンテナンスプログラム

最新の技術を取り入れながら、特定のニーズに合わせてカスタマイズすることで、顧客と

社会にプラスの影響を与えます。

ベトナムCTグループから「空飛ぶクルマ」最大100機のプレオーダーを獲得

スカイドライブは、ベトナムCTグループの子会社で無人航空機事業等を行うCT UAV JSC

(以下、「CT UAV」)と、空飛ぶクルマ導入に関する覚書を2023年7月13日に締結し、

商用機「SKYDRIVE」の最大100機のプレオーダーを合意しました。

CTグループは、都市開発やインフラストラクチャ―、建設、物流、ハイテク企業等、9つ

の事業、60のグループ会社を持つベトナムのコングロマリットです。子会社であるCT UAV

は、セキュリティー、地理空間情報等に活用される無人航空機(ドローン)の生産、製造、

サービスを展開しています。

ベトナムでは日常的に深刻な交通渋滞が発生していて、社会問題となっている。本社会課題

を解決するために、スカイドライブは、2021年11月にベトナムのディベロッパー・パシフ

ィック・グループと最大100機のプレオーダーを合意しました。

パシフィック・グループとの取り組みがきっかけとなり、無人航空機技術の開発を行うCT

UAVも、これまで培ったノウハウや技術力を生かし、ベトナムで、空飛ぶクルマの活用を推

進する事が重要と考え、本プレオーダーに合意に至りました。

今後、スカイドライブとCT UAVは、ベトナムにおいて空飛ぶクルマの活用による社会課題

解決を目的として、運航オペレーター、バーティポート(離発着場)や給電インフラなど、

実現にあたり必要なあらゆるステークホルダーと共に協力して進めていく計画です。

ベトナムでの調印式の様子(画像:スカイドライブ)

スカイドライブ

愛知県豊田市に本社を構えるスカイドライブは、2018年7月に設立しました。

代表取締役CEO 福澤知浩氏で、元々はトヨタ出身です。

空飛ぶクルマ(電動垂直離着陸型無操縦者航空機(eVTOL))の開発・製造・販売・運航

サービス等物流ドローンの開発・製造・販売・運用サービス・コンサルティング等を事業

としています。

現在開発中のSKYDRIVEは、約13 m✕約13 m✕約3 mの3人乗りのeVTOLです。

電動(バッテリー)12基のモーター・ローターを装備しており、最大離陸重量1,400 kg

時速は100km、航続距離は15kmとなっています。

2025年の大阪万博までに開発を進めています。

当初は、1人乗りのSD03(実験機)の成功で、2人乗り用のeVTOLを計画していましたが

市場のニーズに合わせて3人乗りに変更しました。しかし、航続距離がわずか15km、

時間で10分ほどしか飛行できませんので、用途は限定的になります。

2050年までには、全自動化とコンセプトカーでありますSDXXの開発まで計画しています。

スカイドライブのロードマップ(画像:スカイドライブ)

まとめ

2025年の大阪万博に向けて順調に新・SKYDRIVE(3人乗り)の開発が進んでいます。

当初は、2人乗りのSD05という機体でしたが、やはりパイロットが必要ですので、乗客は

複数人乗れることが必須条件になります。航続距離が15kmですので、例えば空港から

都市間、観光用にしか使えません。あまり実用的ではないのです。

万博に間に合わせることが、目的になってしまっていて機体の性能や運用(インフラ整備)

などに課題を抱えています。国がバックアップするのは良いのですが、安全を第一に

確かな機体を作って欲しいものです。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

 

 

 

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