皆さんこんにちは!
今日は、二十四節気の大寒(だいかん)です。一年で最も寒い日です。
大寒
大寒とは
大寒とは、寒さがさらに厳しくなり、一年中で最も寒い時季です。小寒から立春まで
の30日間を寒の内といい、大寒はそのまん中にあたります。
寒稽古など、耐寒のためのいろいろな行事が行われます。
また「寒仕込み」といって、寒気を利用した食べ物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)
を仕込むのに最もよい時期とされています。
二十四節気は立春から始まり、大寒は24番目。つまり最後の節となります。 寒い日
が3日続き、その後に4日ほど暖かい日がある状況を指す「三寒四温」という言葉があり
ます。本来はこの頃の気候を指す言葉です。元は中国の東北部などで用いられ、冬のシ
ベリア高気圧から吹き出す寒気の周期に由来するそうです。厳しい寒さの中にも、春の
兆しを感じ取れる時期といえるでしょう。
寒垢離(かんごり)
寒の内に冷水を浴びたり、滝に打たれたりして、心身を清めて修業することです。そこ
から「寒の内に始めた習い事は上達する」との考えが生まれました。武道の「寒稽古」
や芸事の「寒復習(かんざらい)」など、寒い日の朝に早く起きて練習や学びに励む
習わしがあります。
熊本県山鹿市では子どもたちが正月恒例、川の中での寒稽古に臨みました。
寒仕込み
寒気を利用して食べ物を仕込みます。寒の時期の冷たい水は「寒の水」と呼ばれ、清ら
かでパワーがあると考えられてきました。冷たさで雑菌が繁殖しにくい上、みそや醤油
酒の仕込みに使うと、低温化で発酵がゆっくりと進み、深い味わいになるそうです。
節分
本来の節分は「節を分ける」という意味で、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前日を
指し、年に4回ありました。旧暦では春が一年の始まりと考えられていたため、立春の前
日が節分といわれるようになったのです。邪気払いで豆まきをしたり、願い事が叶うよう
に恵方巻きをかじったり、地域によってさまざまな風習が受け継がれています。この翌日
から暦の上では春に。寒さは次第にゆるんでいくでしょう。
大寒卵
大寒に産み落とされた卵を食べると、金運や健康運がアップするなどの言い伝えがありま
す。現在のニワトリは一年中産卵できる環境にありますが、昔は寒い季節になるとしっか
りとエサを食べ、栄養を蓄えたので、ほとんど卵を産みませんでした。寒さの中にも春の
兆しを感じ始める大寒の時期に産み落とされた卵は、黄身の色が濃く縁起が良い食べ物と
されています。
恵方巻
「福を巻き込む」意味を込めた巻き寿司で、節分に吉方角(恵方)を向いて一気に食べる
風習があります。発祥の地とされる大阪では古くから「巻き寿司の丸かぶり」と呼ばれ、
関西以外で認知され始めたのは1990年代頃から。チェーン系のコンビニエンスストアが
この時期に関西以外の土地で販売したことをきっかけに、やがて全国的に定着したといわ
れています。2023年の節分は2月3日、恵方は南南東。具材は、七福神にあやかり7種類が
入った太巻きが望ましいとされています。
大寒の今日はポカポカ陽気
大寒の今日は、関東地方も暖かな日でしたよ。しかし、明日から来週木曜日(1月26日)
くらいまでは今年一番の寒波がやって来ます。
今日の横浜旭区、子ども自然公園の様子です。
強烈寒波がロシアを襲う
1月9日から10日にかけて、ロシアを強烈な寒波が襲っています。
10日には、北部Dzalindaで-62.1度まで下がり、1月の最低気温記録を塗り替えて
います。
この寒波の一因は、ジェット気流の大きな蛇行です。寒気と暖気の境目を吹くジェット
気流が、ロシア上空で南に垂れ下がり、北極から強烈な寒気が降りてきてロシアに流れ
込んでいます。
この寒気の中心は、今後東へと移動していき、中央アジアやモンゴル、中国などに広がって
いきます。そうして来週にかけては、朝鮮半島や北海道にもやってくるようです。
冬将軍は東へと進路を進め、アジアに勢力を広げていきます。
来週は近年にないレベルの寒波全国各地で大雪と極寒に
来週は23日(月)に低気圧が通過した後、24日(火)頃から寒波が予想されます。今冬では
最も強く、近年でもあまりないレベルの強い寒気で、全国の広い範囲で大雪のおそれが
あり、非常に厳しい寒さとなる見込みです。
寒気のピークは24日(火)の夜から25日(水)の朝にかけてとなる見通しです。上空1500m付近
の寒気の予想では、平地で雪になる目安の-6℃(赤い線)は奄美諸島付近まで、-12℃(紫の
線)が関東~九州南部付近まで南下します。
それよりもさらに強い-15℃(青い線)が九州や中国地方を中心とした西日本を中心に流れ込
む見込みです。西日本の日本海側で高層観測を行っている福岡と松江で-15℃以下を観測す
ることは珍しく、最も近い所では2016年1月24日に松江で-16.6℃を観測した事例があります。
これだけ強い寒気が南下するため、北日本や北陸だけでなく西日本でも雪雲が発達しやすくな
る見通しです。雪雲は日本海だけに留まらず、太平洋側まで広がり、普段はほとんど雪の積も
らない地域でも積雪のおそれがあります。シアーライン(風の流れが変化する境界線)が通過す
るタイミングでは、関東でも雪の降る所があるかもしれません。
ウエザーニュースより
くれぐれも、大雪や吹雪には注意してください。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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