チェコのLSA、SKYLEADER(スカイリーダー)

飛行機

皆さんこんにちは!

今日は、LSA(Light Sports Aircraft:軽量スポーツ航空機)大国チェコ共和国の中から

スカイリーダーというベストセラーを送り出している企業、ザル・ジフラバン・エアクラ

フト社を紹介します。

ブランド名は『スカイリーダー』、その名の通り世界の『空のリーダー』です。

ザル・ジフラバン

チェコ共和国に拠点を置くザル・ジフラバン・エアクラフト社 は、25 年以上にわたり、

ブランド名「SKYLEADER(スカイリーダー)」の下、全金属および複合材料の超軽量

航空機 (UL / LSA カテゴリー) の設計、製造、販売、メンテナンスを専門としています。

当社のポートフォリオには、基本構成の 5 種類の航空機が含まれており、娯楽飛行、

パイロット訓練、特殊飛行向けに設計されています。航空機は、航空宇宙認定材料を使

用し、厳格な ASTM 国際規格に従って製造されています。スカイリーダー航空機は、

比類のない飛行特性、品質、安全性で世界中で人気があります。同社の航空機はすべて、

個々の顧客の要件に合わせてカスタマイズできます。接触

チェコの本社、SKYLEADERのロゴが入っています。(同社HPより)

販売代理店は、世界各地にあります。一部機体の生産を中国の工場で行っています。

ヨーロッパ、アメリカはもとより韓国、中国、フィリピンなどの東南アジア、アルゼンチ

ンやチリなどの南米にも販売網を拡充しています。

スカイリーダー・モデル

スカイリーダー200

スカイリーダー200

この航空機は主に娯楽飛行、パイロット訓練、グライダー牽引用に設計されています。

翼幅9.9メートル、長さ7 メートル、高さ2.6メートル

エンジンはRotax® 912 UL、ULS ; 914UL; 912iS フューエルインジェクションを使用。

80~150馬力。

最高巡航速度140ノット(260km/h)、失速速度27ノット(56km/H)

約6時間飛行でき、航続距離は567マイル(1050km)です。

スカイリーダー 400

スカイリーダー400の仕様

この航空機は総容積 120 リットルの一体型タンクを備えた台形翼を備えており、最大

1,250 km / 675 NM の航続が可能です。スカイリーダー 400 は、主にパイロットの訓練

娯楽飛行、または特殊飛行を目的としています。

特徴は、左右ガルウイングタイプのキャノピーと収納可能なギア(着陸装置)、プロペラ

フェザー機能です。

スカイリーダー 400

サイズは、200タイプより少しコンパクトになっています。

スカイリーダー500

モデル500

この航空機も主に娯楽飛行、パイロットの訓練、またはグライダーの牽引を目的としてい

ます。この航空機の特徴は、顧客に合わせてカスタマイズが可能なことと、メンテナンス

と運用コストの低さが際立っています。

スカイリーダー 600

モデル600

スカイリーダー 600 は、台形の翼と一体型 120L タンクを備えた、広々とした全金属製

の 2 人乗り低翼航空機です。この航空機は最初から 600kg の MTOM (最大離陸重量)

を想定して設計されました。クラスで最も広いキャビンだけでなく、高級な室内装飾と

人間工学に基づいたインテリアとコントロールのおかげで、パイロットに優れた快適性

を提供。航空機には常に 2 つのトリムが装備されており、1 つのトリムはフラップの展

開中に航空機のピッチの変化に対抗するためにフラップと連動して自動的に動作する機

能が付いています。

一見、グライダーを想像させる長い翼。航続距離も1600km、飛行時間は9時間可能です。

GP ONE

GP ONE は、シェル構造のカーボン複合材料複座高翼航空機です。航空機は、ホイール

カバーと収納可能な前脚を備えた固定主車輪で構成されています。

シリーズ唯一の上翼型機です。主にパイロットの訓練と低コストの飛行を目的として設計

されています。

GP型

翼幅は、他のシリーズより約30cm長い10.2mですが、その優れた離着陸性能は他の航空機

(LSA)を凌駕(りょうが)しています。

離陸距離180m、着陸距離200m。低コストですが、最低限の安全機能とそれに見合うだ

けの操縦性を持っています。初期の飛行訓練には最適な機種の一つです。

まとめ

最新フル装備(自動操縦やオートフラップトリム、 10インチデュアルタッチスクリーン

のグラスコックピットなど)のSKYLEADER 600 RGの中古機(310時間飛行)が販売

されています。(同社インスタグラムより)

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その価格は、99,000ユーロ(1,600万円)+VAT(付加価値税:日本の消費税)です。

実際に、日本に持って来るとなると輸送費がかかってきますが、それを加味しても

決して高い買い物ではありません。

この様に、海外では自動車と同じ様に中古の航空機の販売や、エンジン、航空機部品に

至るまで売り買いが盛んに行われています。また、一部のLSAは、自分で組み立てられる

キッドが販売されており、自作の飛行機を楽しむことができます。

それでは今の航空機後進国、日本の現状はどうでしょうか?世界先進国の中で唯一、LSA

が認められておらず、パイロットの卵達は高額な訓練費を払い困窮しています。これでは

少子化と共に航空人口が減少し、産業そのものが衰退していきます。この問題を解決する

ため、我々HIEN Aero Technologiesは、従来のハイブリッドeVTOLの開発を進めると共に

LSA営業部を創設して日本にLSAを普及させたいと考えています。

多くの皆さんに、『大空』の楽しさを実感してもらい、パイロットを目指してほしいと

考えています。

これからも世界のLSAを紹介していきます。よろしくお願いします。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

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