チェコ、LSAの老舗イヴェクター

飛行機

皆さんこんにちは!

チェコのLSA(Light Sports Aircraft)の老舗メーカー、イヴェクター・エアロテクニック

紹介します。

イヴェクター・エアロテクニック

イヴェクター

イヴェクターは、チェコ共和国のクノヴィツェに拠点を置く航空機メーカーです。

同社は、さまざまなLSA(軽スポーツ航空機)、訓練用航空機、電気航空機を製造してい

ます。

イヴェクターは、9 ~ 14 人乗りの双発ターボプロップ飛行機EV-55アウトバックも開発

しています。

同社の歴史は、エアロテクニックが小型一般航空飛行機の製造会社として設立された 1970

年に遡ります。その最初の航空機はジャイロコプターとモーター グライダーでしたが、そ

の後、ズリン航空機ファミリーを含むさまざまなチェコの一般航空航空機のオーバーホール

とメンテナンスに多角化しました。

EV-55 アウトバック

EV-55アウトバックは、双発ターボプロップ航空機です試作機は 2011 年 6 月 24 日に

初飛行しました。 プロジェクトの開発は 2017 年 3 月に中止されました。

2004 年に同社は、最大 14 人の乗客または 4000 ポンド (1800 kg) の貨物を輸送し、

未整備の野原や高地の空港で運航できる双発多用途航空機を設計および製造する計画を発

表しました。

EV-55 は、Tテールを備えた従来の高翼ユーティリティ設計です。このプロトタイプの航空

機は、プラット&ホイットニーのターボプロップ エンジン (535 シャフト馬力)を搭載し、

4 枚ブレード プロペラを駆動します。翼はほぼ正方形の胴体の上に取り付けられており、

各側面に 5 つの窓があります。トレーリング リンク式三輪着陸装置は、機首セクションま

たは胴体下部のポッドに格納されます。予想される最大巡航速度は220ノット(407km/h)。

9人の乗客を乗せ、航続距離は800海里(1,480km)、離陸距離は410メートル、着陸距離

は520メートルで、速度、航続距離、短距離離着陸能力が高いのが特徴です。

5.02m×1.61mのキャビン標準レイアウトは5人乗りまたは4人乗りで、後部に半バルクヘッ

ドとL-410サイズの観音開きドアで区切られた貨物室を備えています。フルガラスのコック

ピットが装備されています。

EV-55アウトバック(画像:イヴェクター)

スポーツスター

イヴェクター・スポーツスターは、初めて承認された特殊軽スポーツ航空機(S-LSA)

であり、2011 年に AeroNews Network によって「S-LSA Aircraft of the Year」に

選ばれました。スポーツスターは 2005 年に販売台数ナンバーワンの座に輝きました。

SportStar Epos +

イヴェクター・スポーツスター(画像:イヴェクター)

翼幅:10.462 m / 34.32 ft、全長:5.980 m / 19.62 ft、高さ:2.476 m / 8.12 ft
巡航速度:170 km/h IAS / 92 KIAS、最大速度:260 km/h IAS / 140 KIAS
失速速度:73 km/h IAS / 39 KIAS
エンジンはRotax 912シリーズ(100HP)を搭載
SportStar RTC
スポーツスターのコックピット(画像:イヴェクター)
特記すべきは、ロードファクター(G)です。設計上は+6/-4Gとアクロバットができる
性能を持っています。そのため多くの航空学校で採用されています。
その理由として、初期訓練機として失速速度が極めて低い(低速)なことが挙げられます。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。

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